情報処理技術者試験(PM)対策の一環として購入し、読んでみました。
「世界一わかりやすい」の名に相応しく、本当にわかりやすく書かれています。
難解な用語や表現も平易な言葉に焼きなおしてあり、かつ理解を助けるための例示を
ふんだんに使った補足説明も、米国流ジョークを交えつつ散りばめられています。
(ex.表紙の隅に Complete Idiot's Guide などと書かれています)
一方、ネットワーク図作成の詳細手順、スコープ・クリープ、クリティカルチェーン
(軽く触れる程度ですが)、MBWA(Management by Walking Around・・・歩き回って
マネジメントする)、ZBB(ゼロベース予算方式)、ODP(Open Door Policy−いつでも
皆が相談に来られるようPMは執務室のドアを開けておけとの意)、プロジェクト日誌
といった、他の著書にはあまり見られない高度な概念、用語も登場します。
何よりも感心したのは「プロジェクト・マネジメント」そのものの魅力を
しっかり伝えていることです。プロジェクト・マネジメントを”やらなければいけなく
なった時の心得をまとめた本”なら何冊も読みましたが、本著ではプロジェクト・
マネジメントそのものが、エキサイティングであり、唯一無二の活動を管理する
威力を持っており、PMの世界にようこそ!との歓迎文句まで織り込まれています。
もっともっと多くの方に読んで欲しい本です。
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