トップリーダーの時間の使い方や考え方を知るという意味では良いが、それはここだけで語られているわけではなく、他の本でも言われていることとあまり変わらないかもしれない。ただ、こういうことは何度も繰り返し頭に叩き込むことが重要だとも言えるので、そいういう意味では必要なことはまとまっていると思う。
【学びのポイント】
1)無駄な時間とは何か?
・トップリーダーが「無駄」と感じているのは、無自覚に、無意味に使われる時間のこと
・無駄な時間をなくすために必要なのは、「時間を意識的に使う」というマインドセットである
・より具体的にいうなら、「今はなんのための時間なのか」を常に意識し続けるということ。
・普通の人が「休暇だ」「飲み会だ」「睡眠時間だ」としか感じない、一見すると意味のない時間にも、意識的に意味を与えているだ
2)トップリーダーの育て方
・トップリーダーには、子どもの頃から母親に「あなたはできる」と言われ続けてきた人も多いようです。
・トップリーダーはビジョン力が強く、信じる力が強いので、「自分はできる」「自分にしかできない」と純粋な心で信じたまま、本当に努力をして結果を残していきます。若いうちはそれが仕事ではなく、受験や難関と呼ばれる資格試験に当たるのでしょう。
・努力の中身はなんであれ、努力の結果、成果と自信を手に入れた彼らには、「自己重要感」に対する疑いがありません。育て方にも秘訣があるのです。
・といっても、なかには血のにじむような努力をして、ある程度の成果を導き出しているのに、謙虚さゆえに「自己重要感」が低いままというケースもありえます。まわりに偉大な先輩がいたり、父親の存在が大きすぎたりした場合、本人の努力も実績も十分でも、「まだまだダメだ」と感じていることもあるということです。
・自分がそう感じているうちは、どんな実績を残しても、まわりがどれほど「すごいですね」と実力を認めても、本人の感覚は変わりません。今の時点で、「自分はまだまだ……」と感じている人は、一度自分の経歴を丁寧に棚卸ししてみるといいでしょう。
・本当に「まだ努力が足りない」ということもありますが、大抵は「自分にはこんなに努力した経験がある」「これまでは満足できなかったけれど、たしかに実績があった」と気づいて、「自己重要感」を実態に近づけることができるはずです。 「自己重要感」を上げるために必要なのは、本物の努力と実績と、自分の認識。そして、「自己重要感」が上がれば自然と「自分の時間の価値の高さ」も感じられるようになり、時間に対する感覚も研ぎ澄まされていきます。
3)何もしない時間も必要
・「何も仕事をしない時間」とは、彼らにとってのクリエイティブなシンキングタイムであり、リフレッシュタイムです。
・目の前にある仕事からいったん離れて、仕入れた情報を整理したり、AとBの情報を組み合わせたり。
・イノベーティブなアイデアをひねり出し、ビジネスのヒントが降りてくるのを純粋に待つ時間といってもいいでしょう。
・本業とは関係のない本を読んだり、映画を観たりすることで、雑学的に知識を増やしたり、トレンドに触れたりする人もいます。
4)「どんなことをしても、(自分なら)取り返しのつかないことにはならない」と考える
・トップリーダーは、経験上「どんなことをしても、(自分なら)取り返しのつかないことにはならない」ということを知っています。
・そのため、非常に大きな決断でさえ、私たちが思った以上に気楽に決めていることもあるようです。
・また、「この失敗も成功への過程だ」「必要な経験だったのだ」と捉えるポジティブシンキングが身についているので、たとえ数十億円の損失を出すような結果になっても、落ち込みすぎることはありません。
・これもやはりマインドセット次第なのです。
・また、「すぐに挽回できる」という自分への自信と、素晴らしい人生のゴールのビジョンが、いつでも彼らを支えています。
5)作業のスピードアップを諦めてはならない
・自由な時間を生み出すために、作業のスピードアップは避けては通れない課題です。
・「作業に時間がかかってしまう原因を突き止める」「無駄なことをしない」というロジカルなアプローチを試したら、次は時間における「フィジカル」とも呼べる、少しタフなアプローチをしていきましょう。
・自分に負荷をかけて、作業時間の筋トレをするイメージです。
・具体的には、すべての作業にあえて短い「締め切り」を設定して、その時間内に完了させるというシンプルな練習です。
・あえて断言しますが、「仕事は丁寧にすべきだ」「時間をかけるほどよい仕事ができる」というのは作業が遅い人の言い訳であり、思い込みです。少なくとも、トップリーダーはそう考えています。
・アイデアやセンスがモノをいうとされているクリエイティブな職業でさえ、新人クリエイターよりも経験を積んだクリエイターのほうが短時間でいいものを作ります。
・もっといえば人気クリエイターのほうが、同じ時間で何倍も多くの仕事をこなしています。
・つまり、「私の仕事は単純に作業スピードを上げられる類の仕事ではない(だから、ゆっくり時間をかけてやってもいい)」というのは言い訳だということです。
・どんな分野のどんな仕事でも、クオリティを維持したままスピードアップすることは可能なのです。
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