まぐ2ニュースで高城剛の識見に遭遇し、メルマガ購読しはじめてから、早くバックナンバーの情報に追いつきたくて、Amazon Unlimited対象本を含め著書はほぼ読破。既にここ数年、SNSで知っていることも含まれているものの、どの著書も期待を裏切らない面白さ(時間的にみて最初は彼の著書を読んだ読者がSNSやブログでの発信源だったのかも…と思うこともしばしば)。この本は特に気に入っています。興味を持ったら世界中どこでも自分の足で取材に出かける彼のフットワークの軽さもさることながら、きちんと論理で繋いでいく姿勢で最後まで引っ張られます。
国家が破綻すると、国民は一体どうなるのか。本当にさらなる悲劇を最小限にするために「大きすぎて潰せない」ところを国家が守ったほうがいいのか。潰れるべきものはさっさと潰れたほうがいい場合が多々ありそうだ(たぶんそのほうが多い)ということを、少し確信するようになりました。また、日本を含め過去ほんの数十年の各国のデフォルト例を並べられて、破綻というのがいかにありふれたものであるかも実感しました。
この人は、見かけより遙かに真面目で几帳面なところがあると見えて、どの本も読者がもっと知りたいであろうこと(知っている人からツッコミが出そうなこと)もある程度インデックス的に網羅してあり、たとえば、ここまで書いたらピケティの著書を参照してほしいなぁと思っていたら、まさに「おわりに」で「『松方デフレ』の再検証」というところでピケティに言及。ムリな金融政策のツケが倍返しとなって襲う状況で何が起きたかを書いてたりします。そこらのエコノミストより本物の経済に対するリテラシーはかなり高いと思います。
この商品をお持ちですか?
マーケットプレイスに出品する

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません 。詳細はこちら
Kindle Cloud Readerを使い、ブラウザですぐに読むことができます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
世界はすでに破綻しているのか? 単行本 – 2014/9/26
購入を強化する
国家が財政破綻すると、そこに住む人はどうなるのか?
ソヴィエト連邦、ロシア、タイ、韓国、アルゼンチン、
スペイン、ギリシャ、キプロス、アメリカ・デトロイト……
高城剛が、世界の財政破綻した国々に赴き、
ハイパーインフレはじめ、過酷な経済状況を
サバイバルしようとする人々に直接話を聞き、
自らの目で確かめ、肌で感じた厳しい現実を
つづったルポルタージュ。
破綻した国の人々から、いざ、というときに
生き延びるためのヒントを学びます。
【「はじめに」より】
国家は破綻する。
もしくは、それに近い状態に陥り、
社会が大きく揺らぐ。
それは誰もが知る国で
確実に起こることなのである。
***
そのとき、人や街はどうなるのだろうか?
***
本書は、過去25年間にわたって、
僕がこの目で見てきたことを書き記した本である。
【担当編集者より】
世界の経済が、密接につながりあう現代において、
国家財政破綻は、もう「対岸の火事」ではありません。
いざ、それが降りかかってきたとき、はたして自分は
冷静に対処することができるのか、はなはだ不安です。
高城剛さんは、経済学者でも、政治学者でもありません。
しかし、時代の変化を何度もいち早くキャッチしてきた、
彼の鋭い感性は、国家財政破綻した国で生き抜く人々を
最新作のテーマに選んだのです。
国家財政破綻からサバイバルするには
何が大切で、何が必要になるのか。
高城さんの読みごたえあるリアルなルポから
ぜひ、生き延びるヒントをつかんでください。
【著者プロフィール】
高城 剛(たかしろ つよし)
●1964年、東京都葛飾区柴又生まれ。
●日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」でグランプリ受賞後、
メディアを超えて横断的に活動。自身も数多くのメディアに登場し、NIKE、NTT、
パナソニック、プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。
●総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。
●2008年より、拠点を欧州へ移し活動。
●現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。
●著書に『ヤバいぜっ! デジタル日本』(集英社新書)、『「ひきこもり国家」 日本』(宝島社新書)、『オーガニック革命』(集英社新書)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)、『グレーな本』(講談社) などがある。
ソヴィエト連邦、ロシア、タイ、韓国、アルゼンチン、
スペイン、ギリシャ、キプロス、アメリカ・デトロイト……
高城剛が、世界の財政破綻した国々に赴き、
ハイパーインフレはじめ、過酷な経済状況を
サバイバルしようとする人々に直接話を聞き、
自らの目で確かめ、肌で感じた厳しい現実を
つづったルポルタージュ。
破綻した国の人々から、いざ、というときに
生き延びるためのヒントを学びます。
【「はじめに」より】
国家は破綻する。
もしくは、それに近い状態に陥り、
社会が大きく揺らぐ。
それは誰もが知る国で
確実に起こることなのである。
***
そのとき、人や街はどうなるのだろうか?
***
本書は、過去25年間にわたって、
僕がこの目で見てきたことを書き記した本である。
【担当編集者より】
世界の経済が、密接につながりあう現代において、
国家財政破綻は、もう「対岸の火事」ではありません。
いざ、それが降りかかってきたとき、はたして自分は
冷静に対処することができるのか、はなはだ不安です。
高城剛さんは、経済学者でも、政治学者でもありません。
しかし、時代の変化を何度もいち早くキャッチしてきた、
彼の鋭い感性は、国家財政破綻した国で生き抜く人々を
最新作のテーマに選んだのです。
国家財政破綻からサバイバルするには
何が大切で、何が必要になるのか。
高城さんの読みごたえあるリアルなルポから
ぜひ、生き延びるヒントをつかんでください。
【著者プロフィール】
高城 剛(たかしろ つよし)
●1964年、東京都葛飾区柴又生まれ。
●日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」でグランプリ受賞後、
メディアを超えて横断的に活動。自身も数多くのメディアに登場し、NIKE、NTT、
パナソニック、プレイステーション、ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。
●総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。
●2008年より、拠点を欧州へ移し活動。
●現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。
●著書に『ヤバいぜっ! デジタル日本』(集英社新書)、『「ひきこもり国家」 日本』(宝島社新書)、『オーガニック革命』(集英社新書)、『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)、『グレーな本』(講談社) などがある。
- 本の長さ184ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2014/9/26
- 寸法13.3 x 1.5 x 18.8 cm
- ISBN-104087860507
- ISBN-13978-4087860504
この商品を見た後に買っているのは?
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
アルゼンチン、スペイン、ギリシャ、キプロス、ロシア、タイ、韓国…国家が財政破綻すると人はどうなるのか。破綻した国の人々に学ぶ生き延びるためのヒント。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
高城/剛
1964年、東京都葛飾区柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」でグランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。自身も数多くのメディアに登場し、広告に出演。総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。2008年より、拠点を欧州へ移し活動。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1964年、東京都葛飾区柴又生まれ。日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」でグランプリ受賞後、メディアを超えて横断的に活動。自身も数多くのメディアに登場し、広告に出演。総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。2008年より、拠点を欧州へ移し活動。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1分以内にKindleで 世界はすでに破綻しているのか? (集英社ビジネス書) をお読みいただけます。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
登録情報
- 出版社 : 集英社 (2014/9/26)
- 発売日 : 2014/9/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 184ページ
- ISBN-10 : 4087860507
- ISBN-13 : 978-4087860504
- 寸法 : 13.3 x 1.5 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 485,589位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 297位世界の経済事情
- - 1,930位国際政治情勢
- - 50,492位ノンフィクション (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

1964年葛飾柴又生まれ。
日大芸術学部在学中に「東京国際ビデオビエンナーレ」グランプリ受賞後、
メディアを超えて横断的に活動。
著書に『「ひきこもり国家」日本』(宝島社)、『オーガニック革命』(集英社)、
『私の名前は高城剛。住所不定、職業不明。』(マガジンハウス)などがある。
自身も数多くのメディアに登場し、NIKE、NTT、パナソニック、プレイステーション、
ヴァージン・アトランティックなどの広告に出演。
総務省情報通信審議会専門委員など公職歴任。
2008年より、拠点を欧州へ移し活動。
現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、
創造産業全般にわたって活躍。
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.4
星5つ中の4.4
31 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2021年8月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
コロナとオリンピックで
1216兆円という
先進国で最悪水準の借金国になっている日本の現状を踏まえ、
この本を読んでみると、
経済破綻した国や都市の事例は
明日の日本だと感じる。
明日も同じ日がくるだろう
日本が潰れる訳が無い
アメリカが助けてくれるだろう
何かあっても国が助けてくれるはず
なんて
根拠のない幻想にしがみつき
甘い考えでいた自分にとっては
その前提は本当なのか?
と読みながら、
何度も再考させられた。
結果として、
それはただの幻想であり
コロナでこれまでとは違う日常を
私たちが過ごしているように、
明日が今日と同じとは限らない
日本だって経済破綻する可能性がある
アメリカが助けてくれるとは限らない
国が助けれくれる保証はない。
という事だと痛感した。
だからこそ、
国や政府に頼らなくても
経済的に自立した状態を築く
ことを
今日から着実に成し遂げようと思った。
経済的に自立する
というと
お金持ちになる!
今よりおおく稼がなきゃ!
と思いがちだが
本書では
富裕層でも
中間層でも
貧困層でも、
いまどのステージにいても
誰もがいますぐ取り組めるヒントが
各国の事例とともに載っている。
本当にありがたい。
わたしは
1年前に農地を借りて
畑を耕し始めたのだから
そこを拡大していき、
どんな状況でも家族と共に
生きぬこうとおもう。
1216兆円という
先進国で最悪水準の借金国になっている日本の現状を踏まえ、
この本を読んでみると、
経済破綻した国や都市の事例は
明日の日本だと感じる。
明日も同じ日がくるだろう
日本が潰れる訳が無い
アメリカが助けてくれるだろう
何かあっても国が助けてくれるはず
なんて
根拠のない幻想にしがみつき
甘い考えでいた自分にとっては
その前提は本当なのか?
と読みながら、
何度も再考させられた。
結果として、
それはただの幻想であり
コロナでこれまでとは違う日常を
私たちが過ごしているように、
明日が今日と同じとは限らない
日本だって経済破綻する可能性がある
アメリカが助けてくれるとは限らない
国が助けれくれる保証はない。
という事だと痛感した。
だからこそ、
国や政府に頼らなくても
経済的に自立した状態を築く
ことを
今日から着実に成し遂げようと思った。
経済的に自立する
というと
お金持ちになる!
今よりおおく稼がなきゃ!
と思いがちだが
本書では
富裕層でも
中間層でも
貧困層でも、
いまどのステージにいても
誰もがいますぐ取り組めるヒントが
各国の事例とともに載っている。
本当にありがたい。
わたしは
1年前に農地を借りて
畑を耕し始めたのだから
そこを拡大していき、
どんな状況でも家族と共に
生きぬこうとおもう。
2021年8月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まずもってこの国の正体を知らなければなりません。この国では貧困層予備軍は資産が五千万円以下の人のことだそうです。国内に貧乏人が増えた理由は、国内の製造業が衰退しているのに知的財産産業や最先端産業に手を出さず、インフラ維持と部品産業や観光・農林水産業が主産業になったため全体的な生活水準が低下したからです。グローバル企業は好調でも、もうけは他国で地産地消なので国内経済に力を貸しません。現在はコロナに守られています。コロナが静まると政府支援が止まり、貧富の差が急加速し、今度は労働者よりもお年寄りから子供へ貧困が蔓延するはずです。非正規労働者どころか将来は年収二百万円程度の家庭を政府が生活モデルにしています。私たちは稼がなければなりません。内需拡大ではありません。すでにこの国は衰退途上国でアメリカは日本を植民地であったフィリピンのように思っています。だからこそ、その考えを逆手にとって能力のある日本人はアメリカで働いて富を国内へ還元、国内はデジタル化や英語の推進とアメリカモデルの知的財産産業と最先端産業に参入しアジア拠点になるしかありません。国内の一般人の仕事がインフラ維持以外に介護・食料・運送・ビルメンテなど限定しています。男女問わず、まず食品スーパーで修行し調理師免許取得です。家庭事情や学問の経歴は関係なく若ければ若いほどです。理由は、専門学校より経費が掛からない、通信講座は教育訓練給付で還付、将来的に専門調理師という手もある、だからです。その過程で登録販売者の前に、自動車運転免許、第一種衛生管理者、簿記三級です。そして、調理師。そのあとに登録販売者です。これで現在の仕事に不満か何かあって再就職でもなんとかなる資格のはずです。当然、その先に向かうのは医療介護施設です。その前に消防設備士の乙6・7や危険物の乙4を取っておけばと思います。そして、介護の初任者資格で介護施設での雇用や病院での仕事にめどがつくと思われます。すでにこの国には国内に余ったお金はありません。マスコミは云々いっても増税の記事を見れば一目瞭然です。すでにアメリカがインターネットや個人情報を使って間接的にこの国を植民地化奴隷化しています。収入が少ないのは大部分がアメリカへ流れているからです。トヨタやソニーがいくら海外で稼いでもその利益は全く国内で流通していません。だから私たちは貧困なのです。アジアにおけるアメリカ、つまり最先端技術事業や高付加価値知的財産事業で海外から稼ぐことがない限り嘘八百の国でルンペン生活を送ることになるだけです。登録販売者でドラッグストアで雇用されても最終的に持病があっても家庭が忙しくても頑張っているのになぜ賃金が安いのか収入が増えないのかという疑問がつきまといます。中古ですが本当に良かった、鮨専門調理師を目指して将来必ず資格取得したいです。お上ではないけれど殿上人が勢ぞろいです。だからこそ、調理師免許を取って将来的に鮨専門調理師免許を取りたいです。この国は、ここ最近技術や商品模型を国内で作って製造をアジア各国に委託してきました。その結果として国内の雇用はガタガタになりました。自動車分野もEVに移行することでそうなることが決定されています。しかし、中高齢になって食品スーパーで三年以上働いて、給料は激安の200万円程度ですがやっとその芽が出てきました。その芽を花咲かせたいです。登録販売者や第一種衛生管理者や消防設備士乙6や簿記や自動車免許の資格は絶対的に必要です。しかし、それ以上のものは必要ありません。ただ、親の介護の関係があるのでキャリカレの在宅介護インストラクターの知識ぐらいは必要と思います。そこから先は実力勝負なので立身出世に失敗して自宅でニートする暇があるのなら第二第三の人生は専門調理師を目指すべきです。そう思います。その答えを含めてレビューしました。この国には未来があります。
2021年1月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アジア金融危機下の韓国の状況を知りたいて、手に取った。愛国心にあふれた1997年当時の韓国人は私物の金銀などを最寄りの銀行まで持ち寄ったそうだが、今は昔。IMF管理以降、徹底的な個人主義が進み、極端なエリート主義、想像を絶する激烈な競争社会となったそうだ。国が頼れないから、今や10人に1人の韓国人は、海外で暮らしているという。アルゼンチンやソヴィエト、キプロス、スペイン、米国デトロイトなど、破綻は突然くるし、人心は荒れ、政府が破綻すると、市民サービスが途絶し、例えば、ギリシャ危機の際には、公務員の給与カットに起こった清掃職員が、ごみ回収をやめ、町中ゴミだらけになったという。金がなくなると日本でも現実化する可能性もあるだろう(p123)。ただ、事実の羅列や文章だけなので、なんとなく読みにくい。編集が惜しい。