本書はエレガントな椅子を、左頁に簡単な解説と右頁に写真が対になった見開き構成で、1859年トーネットの「14番の椅子」から2003年グルチッチの「チェアワン」まで順次時代を追って見ていく。誰でも見たこと、座ったことのある椅子も数多く紹介されている。
右頁の写真を見ながらパラパラ頁をめくるだけでも楽しい。眼に留まったところで左頁の解説を読んで一休み、そんな本の中の散歩もいいかもしれない。
だが最初から一頁づつ見ながら読み進めば、椅子のデザインは同時代の建築、美術とともに進んできたことがわかる。4本脚に背もたれという従来型もあればカンティレバーを用いたものもある。20世紀後半からは新しい素材を使って自由な形のものが次々現れ、おとなしくデスクやテーブルに収まるだけではない、椅子の椅子たる個性を強く主張するものも出てきて興味深い。
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