タニハタは楽天でラティスを売ってる富山の会社です。リフォームの時にあまりに無垢の引き戸関係の価格が高いので、体に良い素材を使っていて、かつそんなにお値段の張らないお風呂の戸を、とこちらの米ヒバのラティスを加工してもらうことにしました。すごく、親切でモノもちゃんとしたものでした。最近では組子も購入しました。どのようにして、このような組子を新しい形で世界に発信したのだろう、どういう発想をする社長なのだろう、とすごく気になって、本も購入して読みました。…すごいです。経営の苦しみを赤裸々に描いていて、ああ、本当にそうだったろうな、と手に汗握るような気持ちになり、お子さんたちが貯金をはたいてお肉屋さんに連れて行ってくれたエピソードのところでは、涙ボロボロでもらい泣きしてしまいました。自分の会社の宣伝として、自分をよく見せるような本、スマートなことしか書かない企業本はたくさんありますが、自分は都合のいいことばっかり書きやがって、的な冷たい目で読むことが多いです。でも。この本はものすごく正直に経営の苦しみを書いていて、本物の感動を味あわせてもらいました。この会社を個人的にすごく応援していますし、物もいいので、よくほかの人にもお勧めしたりしています。
そんなに何度も購入する商品ではないだけに、ここで買ってほしいと思ってしまうからです。
とにかく、日本の隠れた技が、世界でどんどんスポットライトを浴びていくことは、同じ日本人としても誇り。がんばってほしいと心から思った。
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世界に響け職人の心意気〜ITを武器にものづくり復権を目指す、小さな組子メーカーの生き方〜 単行本(ソフトカバー) – 2012/4/17
谷端信夫
(著)
購入を強化する
「もう、来なくていいよ」―取引先から告げられた。 日本古来の文様を木で創る伝統工芸技術・組子。職人の父の会社を継いだ著者は、洋室文化の到来に、和を捨て洋の商品づくりを決断。 しかし、それも長くは続かなかった。のしかかる借金、安い中国製品との競争、ベテラン職人の退職…。追い詰められた社長が見出した最後の手段がネット販売だった。 インターネットは衰退するものづくり企業を救えるのか?和は、伝統は復活する余地があるのか?会社は儲ければそれでよいのか? 現役の中小企業経営者が見た地獄と希望、そして仕事への心意気を、正面から赤裸々に綴った本。
- 本の長さ216ページ
- 言語日本語
- 出版社リックテレコム
- 発売日2012/4/17
- 寸法12.8 x 1.4 x 18.8 cm
- ISBN-104897978947
- ISBN-13978-4897978949
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商品の説明
出版社からのコメント
COMPASSでの連載が好評な富山の組子メーカータニハタの谷端信夫社長が、自社のIT経営を一冊の本にまとめました。
内容(「BOOK」データベースより)
組子の凛とした存在感と木の香り、職人の所作の美しさに、人は魅せられる。しかし、ノスタルジックな感傷にふけっているだけでは、会社は成り立たない。「和」の産業、伝統産業が置かれた経営環境は厳しい。―ここで消えるのか、大事なものを守り続けるのか。―儲かることがすべてと、職人の気概を捨てるのか。経営難から究極の選択を迫られた著者は、一度は和を捨て洋風商品にシフトしたが、困難の中で「本当に大切なもの」に気づく。そして「和のホームページ」によって組子の復活へ歩み出した。失敗と苦悩、希望と気概を経営者が正直に綴った書。
著者について
株式会社タニハタ代表取締役社長
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
谷端/信夫
1966年富山生まれ。富山県立富山商業高等学校、立正大学経営学部を経て、1988年から東京の建材メーカーに4年間勤務。1992年、父親が経営する組子欄間店の跡を継ぐために富山に戻り、職人として5年間修行する。2000年からインターネット販売を行い、全売上の9割近くをネット販売が占めるまでになる。2003年、代表取締役社長就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1966年富山生まれ。富山県立富山商業高等学校、立正大学経営学部を経て、1988年から東京の建材メーカーに4年間勤務。1992年、父親が経営する組子欄間店の跡を継ぐために富山に戻り、職人として5年間修行する。2000年からインターネット販売を行い、全売上の9割近くをネット販売が占めるまでになる。2003年、代表取締役社長就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : リックテレコム; 四六版 (2012/4/17)
- 発売日 : 2012/4/17
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 216ページ
- ISBN-10 : 4897978947
- ISBN-13 : 978-4897978949
- 寸法 : 12.8 x 1.4 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 565,481位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 2,877位会社経営
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
5つ星のうち3.9
星5つ中の3.9
10 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年5月29日に日本でレビュー済み
この本は、地方の中小企業の再生の苦労話し、職人を大事にし、木工細工事業を再生
さるという日本の原点とでもいう良さを守り、新たな時代の変化に対応してきた経営
者の話であり、ITという新しい道具を苦労して使いこなしたIT経営の成功話でもある。
最初に、著者の父が、コンコンという“げんのう”の音を息子に聞かせるところから
始まり、そして、著者が、またその息子に、コンコンという音を聞かせるところで終
わる。まるで大河小説を読むような、ゆったりとした時間のなかで、このコンコンと
いう音が、激動の50年間に響いてくる。それはまさしく戦後の工業化の過程、都市化、
大量生産大量販売という時代を超えてである。
しかし、21世紀、現代は9.11テロ、リーマンショック、3.11東日本大震災を経て、こ
れまでの成長モデルへの大きな反省が渦巻き、機能分断的な考え方から、つなぐこと
の重要性が声高に叫ばれている。変化を求めているのは確かなようだ。背景には明ら
かに、社会システムのなかでの人のあり方が問われているからだ。そう、この本でい
うように、「知らず知らずのうちに人を、売上を上げるためのモノ・道具のように見
えてしまった・・」ことへの素直な反省が芽生えている。そして、その考えの変化が、
いま、地方の崩壊から再生への道筋として見直されている。
さらに、この本をテレビで、ホームドラマを見ているようだといったら笑われるだろ
うか。この50年間に核家族化が進み、2時間通勤とか、家と仕事場が遠くなり、父親
の後姿が見えないといわれて久しい。それは間違いなく家族関係を変えてしまった。
しかしそれでいいのかという気持ちは多くの人に生まれている。この本を読んで、“
げんのう”のコンコンという音を、息子に、そして、またその息子に、様々な苦難と
葛藤を経て継承するという、まさに今の日本で最もうらやまれる家族再生のホームド
ラマがここに展開されている。みんな、いま、実は家族関係を作り直したいとひそか
に思っている。次の社会を、経済を作るために、この本が不可欠なのだと感じるに違
いない。
さるという日本の原点とでもいう良さを守り、新たな時代の変化に対応してきた経営
者の話であり、ITという新しい道具を苦労して使いこなしたIT経営の成功話でもある。
最初に、著者の父が、コンコンという“げんのう”の音を息子に聞かせるところから
始まり、そして、著者が、またその息子に、コンコンという音を聞かせるところで終
わる。まるで大河小説を読むような、ゆったりとした時間のなかで、このコンコンと
いう音が、激動の50年間に響いてくる。それはまさしく戦後の工業化の過程、都市化、
大量生産大量販売という時代を超えてである。
しかし、21世紀、現代は9.11テロ、リーマンショック、3.11東日本大震災を経て、こ
れまでの成長モデルへの大きな反省が渦巻き、機能分断的な考え方から、つなぐこと
の重要性が声高に叫ばれている。変化を求めているのは確かなようだ。背景には明ら
かに、社会システムのなかでの人のあり方が問われているからだ。そう、この本でい
うように、「知らず知らずのうちに人を、売上を上げるためのモノ・道具のように見
えてしまった・・」ことへの素直な反省が芽生えている。そして、その考えの変化が、
いま、地方の崩壊から再生への道筋として見直されている。
さらに、この本をテレビで、ホームドラマを見ているようだといったら笑われるだろ
うか。この50年間に核家族化が進み、2時間通勤とか、家と仕事場が遠くなり、父親
の後姿が見えないといわれて久しい。それは間違いなく家族関係を変えてしまった。
しかしそれでいいのかという気持ちは多くの人に生まれている。この本を読んで、“
げんのう”のコンコンという音を、息子に、そして、またその息子に、様々な苦難と
葛藤を経て継承するという、まさに今の日本で最もうらやまれる家族再生のホームド
ラマがここに展開されている。みんな、いま、実は家族関係を作り直したいとひそか
に思っている。次の社会を、経済を作るために、この本が不可欠なのだと感じるに違
いない。
2012年5月13日に日本でレビュー済み
中小企業の経営者には是非読んで欲しい、素晴らしい本である。私も一人の経営者として、経営者であり職人でもある谷端さんの生き様に大きな感動を受けた。日本人の生活様式の変化により、各地の日本的な伝統工芸品がビジネスの世界から消えようとしている今、ITを活用してもう一度その良さを知ってもらい、ビジネス復活の可能性を見出し、自分の生き方とも重ねあわそうとしている谷端社長。組子製品製造販売の(株)タニハタといえば、インターネット通販で成功した会社としてメディア等で紹介されるが、ネットで売上を増やすためのいろいろなテクニックやノウハウが書かれているわけではない。むしろ、これらのテクニック、例えばアクセスを増やすためのSEO対策は基本的なことだけはやるべきだが、大事なことは、リアルのビジネスでやるべきことに注力すべき、と述べている。ネットビジネスで成功するには、企業や商品、サービスの力を高め、差別化を図る。「商売の王道を行く」あたりまのことを実感させてくれる。読後感の爽やかな、そして勇気を与えてくれる本でもある。