著者のお嬢さんは、地方公立小中高(高校は大分県トップの大分上野丘高)を経て、ハーバード大学、ジュリアード音楽院を卒業し、プロのバイオリニスト兼起業家になっているそうで、その受験実績と活躍ぶりは誠に驚くべきものです。その体験記である本書のユニークさは特筆すべきと思います。
後述のように、首を傾げる部分があるので、本書を読むかたは、著者の教育方針が好きか嫌いか、という見地からではなく、冷静に情報源として有用か、つまり、ご自分で採用できる教育方法があるか、という見地で読まれるのが良いと思います。他の受験や子育て体験記を読むときと同様です。その観点から、報告したい点を挙げると、以下の通りです。
まず、首をかしげる部分をあげます:
まず、文中の教育投資金額には、お嬢さんのバイオリン教育のために、毎月東京の先生に通わせて習わせたための高額だったであろうお月謝・交通宿泊費は全く算入していないことや、「塾なしで」と書名をつけることは極めてミスリーディングです。これは事実を重視すべき体験記として、非常にまずいです。減点。
客観的、批判的に読んだ方が良いと思われる点は、著者が、日本の大学を受験し入学することに、感情的なほど否定的であり、日本の大学入試問題や模擬試験を敵視し、ハーバード大学での受験プロセスや教育には肯定的であることです。また、やや極端に選択的であり、お嬢さんに不得手と思われたバレエから撤退させた、とか、修学旅行は行かずに観劇等をした、ということです。日本の受験勉強を象徴する反復練習や丸暗記の効用は認めているし、一応センター試験は受験したとか、慶應義塾大学には合格した、との報告もなさっているのに、どうしたことでしょう?東大や京大の入試問題作成過程での出題者の工夫や、筆記試験の良さを評価する向きも世の中には少なからずありますし、そもそも価値観はさまざまです。著者は、客観性の欠けた日米比較をしたうえに読者にそれへの同意を求めるなんて余分なことはなさらず、ハーバード大学合格のプロセスの事実を淡々とつづられたら、読みやすくて受けいれられやすかったかったであろうに、残念です。
さらに、書名の「世界」とか「一流」とかの、出版者の営業まで混じった言葉のため、自慢話に陥る傾向が見られます。本書が素直には読みにくい点には、減点。
結局、星二つ減点。
次に、参考になる点:
小学校就学前からの英語教育については、本書で印象に残ることは、語彙獲得重視、逐語訳せず英文をたくさん読ませる、ということでしょうか?ご自宅のリビングルームにテレビは置かないで、小刻みの時間を有効に使わせ、子供の時から To do list をつくって時間の効率を高めたそうです。
この、幼いころから長期にわたって家庭で英才教育を高学歴の母親がリードする(父親は出てこない)、時間を有効に使う、そうして大量の勉強量を確保する、子供自身に主体的に考える姿勢を身につけさせる、というやり方は、東大理三4兄弟妹の佐藤ママ(元高校英語教師)や、公立高校から東大3兄弟の杉政ママ(音楽教室講師)や、お嬢さん二人が東大に合格した江藤ママと共通しており、注目されます。
もっとも、これが著者のように高いレベルで長時間できる家庭は、多くはないでしょう。母親である本書の著者は、早稲田大学卒業で高校の英語教員資格を有し、語学学校講師だったそうです。お嬢さんが2歳の時から自宅で英語を教え、漢字を覚えさせ、バイオリン教室でバイオリンを習わせ始めたそうです。これらはどの家庭でもできることではありません。まして、バイオリンの教育は、どの親や子にも真似できるものではありません。さらにその後実際にプロのバイオリニストになることは、トレーニングだけでできることではないでしょう。
しかし、本を読み聞かせることや、親自らが勉強や読書をすることと、子供の教育に熱心であることは、多くの親にもできることと思われます。そういう意識をもつことだけで、さほどお金をかけずにできそうです。一日でも早く、テレビ視聴時間のコントロールや漢字や英語の語彙トレーニングをはじめ、長期間それを積み重ねる、ということも、具体的な提言として、大人も含めて実践すればいいと思います。
ハーバード大学受験体験記録は、情報が少ないだけに、貴重なものと思います。それがいとも簡単だったかのように書いていらっしゃいますが、情報を集めることなどのプロセスは簡単であっても、結果を出すことが誰にでも簡単だとは言えませんので、読者はご用心を。それでも、成功例を聞くことは、多くの方に希望を与えるでしょう。また、お嬢さんご自身の体験記「ハーバード・ジュリアードを 首席卒業した私の 「超・独学術」 」も併せて読むと、お嬢さんは学業やバイオリンの実力はもちろん、落ち着いたとても頼もしい好感の持てる若者に育っていらっしゃって、将来が楽しみです。
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世界に通用する一流の育て方 地方公立校から<塾なしで>ハーバードに現役合格 (SB新書) 新書 – 2016/9/6
◎東大・京大なんて無視!
世界レベルの<非常識な>学力の伸ばし方
一人娘が大分の県立高校から
米ハーバード大に異例の現役合格。
その背景には母親の“非常識な教育法"があった。
妊娠中に育児本を200冊読破。
独自の教育論を確立し、
0歳から英語と日本語の絵本を読み聞かせ、
2歳から自分で英語を学び始め、
4歳で英検3級合格。
手作りの教材で家庭学習を施していたため、
幼稚園に通わせるつもりはなかったが、
仕方なしに1年だけ通園……。
もはや東大・京大なんて眼中にない。
世界レベルの学力の伸ばし方がわかる。
◎常識を覆す“非常識な教育法"
学費は小中高12年間でたったの50万円
・塾に通うな
・模試を受けるな
・学年1番になるな
・苦手科目は捨てなさい
・宿題は答えを丸写し!
◎学校や塾に丸投げしてはいけません!
○偏差値主義や受験システムは無視
○中学英語は無視、幼い頃から高校英語
○小中高とリビングで勉強
○簡単なオリジナル教材で家庭学習
○小学校から「ToDoリスト」を活用
○問題集は親が大事だと思うところを教える
○週末はホームパーティで社交性を磨く
世界レベルの<非常識な>学力の伸ばし方
一人娘が大分の県立高校から
米ハーバード大に異例の現役合格。
その背景には母親の“非常識な教育法"があった。
妊娠中に育児本を200冊読破。
独自の教育論を確立し、
0歳から英語と日本語の絵本を読み聞かせ、
2歳から自分で英語を学び始め、
4歳で英検3級合格。
手作りの教材で家庭学習を施していたため、
幼稚園に通わせるつもりはなかったが、
仕方なしに1年だけ通園……。
もはや東大・京大なんて眼中にない。
世界レベルの学力の伸ばし方がわかる。
◎常識を覆す“非常識な教育法"
学費は小中高12年間でたったの50万円
・塾に通うな
・模試を受けるな
・学年1番になるな
・苦手科目は捨てなさい
・宿題は答えを丸写し!
◎学校や塾に丸投げしてはいけません!
○偏差値主義や受験システムは無視
○中学英語は無視、幼い頃から高校英語
○小中高とリビングで勉強
○簡単なオリジナル教材で家庭学習
○小学校から「ToDoリスト」を活用
○問題集は親が大事だと思うところを教える
○週末はホームパーティで社交性を磨く
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社SBクリエイティブ
- 発売日2016/9/6
- 寸法11.4 x 1.3 x 17.4 cm
- ISBN-104797386754
- ISBN-13978-4797386752
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商品の説明
出版社からのコメント
◎最速で英語が身につく<ひろつる式英語学習メソッド>も紹介!
・文法は勉強しない
・単語は単語帳で覚える
・子どもの語彙は親が増やす
・問題と答えを覚える
・文法的に正しく話そうと意識しない
・ざっくり読めればOK
・英文の構造がわかるとスラスラ読める
・英文の構造にならって書く
・自己紹介を100個覚える
・文法は勉強しない
・単語は単語帳で覚える
・子どもの語彙は親が増やす
・問題と答えを覚える
・文法的に正しく話そうと意識しない
・ざっくり読めればOK
・英文の構造がわかるとスラスラ読める
・英文の構造にならって書く
・自己紹介を100個覚える
内容(「BOOK」データベースより)
一人娘が大分の県立高校から米ハーバード大に異例の現役合格。その背景には母親の“非常識な教育法”があった。妊娠中に育児本を200冊読破。独自の教育法を見出し、0歳から英語と日本語の絵本を読み聞かせ、2歳から英語を学び始め4歳で英検3級。週末はホームパーティで社交性を磨き、幼稚園に通わせるつもりはなかったが、仕方なしに1年だけ通園。偏差値主義や受験システムは無視。もはや東大や京大なんて眼中にない、世界レベルの学力の伸ばし方がわかる。
著者について
廣津留真理(ひろつる・まり)
大分県在住。早稲田大学卒。
長女のすみれさんを幼稚園に年長の1年しか通わせない、
学習塾に一度も通わせないなど、独自の方法で子育て。
すみれさんは小中高と地元大分の公立校で、
一度も塾に通うことなく、留学経験もないまま、
2011年12月ハーバード大学に現役合格。
自らの子育ての実体験を踏まえつつ編み出した「ひろつるメソッド」を確立し、
現在は大分市内で幼児から大学受験生までを対象にした英語スクール、
親力を育てるワンコインセミナー、
英語で自己表現するサマーキャンプ「Summer in JAPAN」の3つを主宰。
日本全国はもとより、海外からも参加者が集っている。
大分県在住。早稲田大学卒。
長女のすみれさんを幼稚園に年長の1年しか通わせない、
学習塾に一度も通わせないなど、独自の方法で子育て。
すみれさんは小中高と地元大分の公立校で、
一度も塾に通うことなく、留学経験もないまま、
2011年12月ハーバード大学に現役合格。
自らの子育ての実体験を踏まえつつ編み出した「ひろつるメソッド」を確立し、
現在は大分市内で幼児から大学受験生までを対象にした英語スクール、
親力を育てるワンコインセミナー、
英語で自己表現するサマーキャンプ「Summer in JAPAN」の3つを主宰。
日本全国はもとより、海外からも参加者が集っている。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
廣津留/真理
早稲田大学卒。現在は大分市内で幼児から大学受験生までを対象にした英語教室、親力を育てるワンコインセミナー、英語で自己表現するサマーキャンプ「Summer in JAPAN」の3つを主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
早稲田大学卒。現在は大分市内で幼児から大学受験生までを対象にした英語教室、親力を育てるワンコインセミナー、英語で自己表現するサマーキャンプ「Summer in JAPAN」の3つを主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
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2019年5月14日に日本でレビュー済み
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95人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2018年7月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「公立高校から塾に通わずにハーバード」と謳い
ベストセラー『ビリギャル』の上位互換のような
イメージを持たせているが、実際に読んでみると娘さん、
かなりの英才教育で、地頭もいいようだ。
これは、「塾に行かせる必要がない子」ということで、
一般家庭では再現性がなく、残念。
この本を読んでの感想は、このお母さんの子育ての話ではなく、
天才の娘さんの勉強術(集中法・目標設定など)を娘さん本人に
聞きたかった、ということ。
ベストセラー『ビリギャル』の上位互換のような
イメージを持たせているが、実際に読んでみると娘さん、
かなりの英才教育で、地頭もいいようだ。
これは、「塾に行かせる必要がない子」ということで、
一般家庭では再現性がなく、残念。
この本を読んでの感想は、このお母さんの子育ての話ではなく、
天才の娘さんの勉強術(集中法・目標設定など)を娘さん本人に
聞きたかった、ということ。
2019年7月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とても勉強になりました。
身近にハーバードに受かった人がいないので、どんな生活を送っていたのか惜しげも無く教えて頂けて良かったです。
世の中の風潮としては、義務教育だから、学校だから必ず行きなさいと言うけれど、
学校行事を上回る、人生での貴重な経験ができると思えば、親子で話し合い学校行事もパスする。
教育に対し強い信念があり、家庭での取り組みがあり、親子の円滑なコミュニケーションがあるからこそ、出来ることだと思います。
子供の人生がより豊かに、思い出の多い親子の時間になるように、私もこの考え方は採用したいと思いました。
教育費50万円というのは何を指しているのか。
公立校、塾なしといえばいいのに、わざわざ金額まで50万円と言っているのが、謙虚なのか自慢なのか分からないので、☆マイナス1です。
貧乏な家庭の人が、これを読んで真似しようとしても無理です。
この子の教育には相当お金がかかっています。
バイオリンの発表会でアメリカに行ってますし、
毎週のホームパーティーだってお金がかかるし、(たいていの一般人にはそんな人脈も無いと思います苦笑)
身近にハーバードに受かった人がいないので、どんな生活を送っていたのか惜しげも無く教えて頂けて良かったです。
世の中の風潮としては、義務教育だから、学校だから必ず行きなさいと言うけれど、
学校行事を上回る、人生での貴重な経験ができると思えば、親子で話し合い学校行事もパスする。
教育に対し強い信念があり、家庭での取り組みがあり、親子の円滑なコミュニケーションがあるからこそ、出来ることだと思います。
子供の人生がより豊かに、思い出の多い親子の時間になるように、私もこの考え方は採用したいと思いました。
教育費50万円というのは何を指しているのか。
公立校、塾なしといえばいいのに、わざわざ金額まで50万円と言っているのが、謙虚なのか自慢なのか分からないので、☆マイナス1です。
貧乏な家庭の人が、これを読んで真似しようとしても無理です。
この子の教育には相当お金がかかっています。
バイオリンの発表会でアメリカに行ってますし、
毎週のホームパーティーだってお金がかかるし、(たいていの一般人にはそんな人脈も無いと思います苦笑)
2019年7月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者が、主人と同じ大学卒と知り独特の考えと
親近感があり、試し読みをして気に入り即購入しました。
早大のOG・OBの方に、ご縁があってお会いする機会が最近
多いのですが、皆、それぞれ尖っていて独自の考えがあり
常識破りな人ばかりで、自由な校風の大学で培われた
出る杭的な考えなのかなと思いました。
著者の、常識で考えればこうだけど
そういう考えを捨ててという内容が、我が家の教育方針と
似ていて共感を持てました。
主人から常識って誰が考えた何の常識?とよく言われ
全く世間の価値観にとらわれなすぎて、理解に苦しみましたが
この著者も考えが似ていて、ようやく言っている意味がこの本を読んで
理解できました。
公立の中高から、ハーバードと慶応にも受かったというところにも
大変好感を持てました!
私立の中学や中高一貫の受験合格から、有名大学へ(東大が多い)行った人の
本は沢山出ていますが、中学受験してのノウハウや
体験を知りたい訳ではなく、お金をかけない、塾にも行かない
そして、地元の公立中高へ行き、大学進学した方の話を知りたかったので
すごく身近に感じ希望が持てた気がします。
1人っ子の子供には、生まれた0歳の年から毎年
両親の趣味でお金をかけない
超格安バックパッカー海外の個人の旅に、年に1度連れて世界を見せて歩いていて
小学校までは今しかできない経験だと、学校を休ませて
世界標準の教育法と、海外の教育法をなるべく取り入れて来ましたが
(費用対効果を考え、車を持たない代わりに、そのお金を海外渡航費に
充てて、リベラルアーツ教育としています。)
日本にいると、偏差値・受験戦争に気が付いたら親が一番流され
自分の考えはおかしいのかと、子供が中学生になってから
世間が、受験と塾の話ばかりで最近また自信がなくなっていました。
この著者のように、賢い母かと自分の教育法を貫けるかといえば
まだ疑問と不安がありますが、参考にできる事が沢山ありました。
周りに流され、偏差値や詰め込み偏重な思考になりがちな時には
何度も読み直そうと思います。
因みに、私自身は大卒ではなくて短大卒なので
このレビューを読んだ方が高学歴だと
思われないように念のため書いておきます。
一人娘が著者のお嬢さんのように
自ら選択し進路を決めて、大学や仕事を選ぶ時には海外も視野に入れ
同じような道を進み、シンクロできたらいいなと思っています。
親近感があり、試し読みをして気に入り即購入しました。
早大のOG・OBの方に、ご縁があってお会いする機会が最近
多いのですが、皆、それぞれ尖っていて独自の考えがあり
常識破りな人ばかりで、自由な校風の大学で培われた
出る杭的な考えなのかなと思いました。
著者の、常識で考えればこうだけど
そういう考えを捨ててという内容が、我が家の教育方針と
似ていて共感を持てました。
主人から常識って誰が考えた何の常識?とよく言われ
全く世間の価値観にとらわれなすぎて、理解に苦しみましたが
この著者も考えが似ていて、ようやく言っている意味がこの本を読んで
理解できました。
公立の中高から、ハーバードと慶応にも受かったというところにも
大変好感を持てました!
私立の中学や中高一貫の受験合格から、有名大学へ(東大が多い)行った人の
本は沢山出ていますが、中学受験してのノウハウや
体験を知りたい訳ではなく、お金をかけない、塾にも行かない
そして、地元の公立中高へ行き、大学進学した方の話を知りたかったので
すごく身近に感じ希望が持てた気がします。
1人っ子の子供には、生まれた0歳の年から毎年
両親の趣味でお金をかけない
超格安バックパッカー海外の個人の旅に、年に1度連れて世界を見せて歩いていて
小学校までは今しかできない経験だと、学校を休ませて
世界標準の教育法と、海外の教育法をなるべく取り入れて来ましたが
(費用対効果を考え、車を持たない代わりに、そのお金を海外渡航費に
充てて、リベラルアーツ教育としています。)
日本にいると、偏差値・受験戦争に気が付いたら親が一番流され
自分の考えはおかしいのかと、子供が中学生になってから
世間が、受験と塾の話ばかりで最近また自信がなくなっていました。
この著者のように、賢い母かと自分の教育法を貫けるかといえば
まだ疑問と不安がありますが、参考にできる事が沢山ありました。
周りに流され、偏差値や詰め込み偏重な思考になりがちな時には
何度も読み直そうと思います。
因みに、私自身は大卒ではなくて短大卒なので
このレビューを読んだ方が高学歴だと
思われないように念のため書いておきます。
一人娘が著者のお嬢さんのように
自ら選択し進路を決めて、大学や仕事を選ぶ時には海外も視野に入れ
同じような道を進み、シンクロできたらいいなと思っています。
2017年6月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
繰り返し家庭学習の大切さを訴えてえる割に具体的な方法論ほとんどなし。いつまでたっても期待する内容が出てこなくて
途中で嫌な予感がしたが、的中した。そもそもハーバード大に受かったのはヴァイオリンの英才教育を認められてのことだから
特殊すぎてまったく参考にならないんですけど
途中で嫌な予感がしたが、的中した。そもそもハーバード大に受かったのはヴァイオリンの英才教育を認められてのことだから
特殊すぎてまったく参考にならないんですけど