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世界でもっとも貧しい大統領ホセ・ムヒカの言葉単行本（ソフトカバー） – 2015/7/15

佐藤美由紀 (著)

75件のカスタマーレビュー

- カテゴリ中南米・カナダ・オセアニアのエリアスタディ

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商品の説明

内容紹介

2月末に退任したホセ・ムヒカ前ウルグアイ大統領が、
2012年のリオ会議での感動的なスピーチを中心に「世界一貧しい大統領」として日本でもブームとなっています。
本書は、冒頭にそのスピーチ全文を掲載。
そして彼の他の演説やインタビューの中から名言をピックアップして、
ホセ・ムヒカ氏の人となりと思想、生き方をわかりやすく解説します。

内容（「BOOK」データベースより）

ウルグアイ第40代大統領のスピーチやインタビューから名言を選び出し、ホセ・ムヒカの人生と思想を解説。2012年リオ会議の「もっとも衝撃的なスピーチ」も全文掲載。

商品の説明をすべて表示する

登録情報

単行本（ソフトカバー）: 112ページ
出版社: 双葉社 (2015/7/15)
言語: 日本語
ISBN-10: 4575309044
ISBN-13: 978-4575309041
発売日： 2015/7/15
商品パッケージの寸法: 21 x 14.8 x 2.5 cm
おすすめ度： 75件のカスタマーレビュー
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- 1位 ─ 本 > 社会・政治 > 外交・国際関係 > エリアスタディ > 中南米・カナダ・オセアニア
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トップカスタマーレビュー

気負わず読めるホセ・ムヒカ氏の名言集

投稿者高円寺2016年4月26日

形式: 単行本（ソフトカバー）Amazonで購入

月1000ドル強で生活している世界で最も貧しい大統領、ホセ・ムヒカ氏について書かれた本です。
ムヒカ氏の経歴、豊かさと自由に対する考え方、国民や世界経済への思い等、彼の人生哲学を知ることができます。
国民を心から信用し、また国民から愛されていた、真のリーダーシップを感じることができる偉大な方だと思いました。

一方で、この本の内容はWikipediaやスピーチの動画等のネットの情報である程度網羅できます。
また、彼の生い立ちや経歴、思想のバックグラウンドなどを全て知ろうとするにはこの本だけでは不完全で、物足りないと感じる人もいると思います。

そのため、この本はタイトルで「ホセ・ムヒカの言葉」と謳っている通り、あくまでも「名言集」として読むことをお勧めします。
例えば、伝記の様に詳細に書かれていると情報量が多くて読みにくい、内容を振り返りにくいという様な方でも、
ムヒカ氏の思想と哲学を、対応した名言やエピソードの説明と共にピックアップして知ることができます。

ムヒカ氏の「言葉」を手元に置いて学ばせて頂くには十分でしたので、購入しておおむね満足していますが、
内容の情報量の割に値段が1000円と高めだと感じ、★3とさせていただきました。

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多くの人に読んで欲しいです

投稿者mahora2015年9月7日

形式: 単行本（ソフトカバー）

既に退任されていますが、こんなに素晴らしい大統領を産んだウルグアイは素晴らしいと思いました。日本では政治家稼業が儲かるので世襲が横行していますが、ムヒカ氏はお金が好きな人には政治から出て行って欲しいと言っています。ものすごい大借金を抱えながらも国立競技場を建て替えるなど、常識外れな我が国の政治を担う方々にも考えて欲しいし、そうした土壌を作っている自分たちも反省せねばと思います。浪費家の自分自身にも、消費社会に飲まれる無意味さが身にしみました。

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はっと気づかせる言葉がたくさん

投稿者Amazon カスタマー2016年10月25日

形式: 単行本（ソフトカバー）Amazonで購入

テレビでムヒカ大統領が話題になっていたので、購入しました。
言葉が大きく載っていて読みやすく、
いろんな気づきを得られるものでした。
何かに悩んだり、いらいらしたときに
改めて読みたい一冊です。

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一致しない｡

投稿者guwanzi2016年4月24日

形式: 単行本（ソフトカバー）Amazonで購入

民放ｔｖで彼の特集を偶然見、率直な意見を言うので興味を持ちこの本を注文しました。
彼の意思に忠実であるならばこの本は装丁や大きさ、紙質を簡素にして、もっと低価格にして多くの人々に気軽に買えるようにすべきでは、、、　スピーチも（中略）はやめて全部のせたほうがいいのでは、　この本はホセ・ムヒカ氏の言葉と相反しているように思いました。

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貧乏ではない、質素な大統領

投稿者waka殿堂入りベスト10レビュアー2015年7月17日

形式: 単行本（ソフトカバー）Amazonで購入

2012年、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開催された国連の「持続可能な開発会議」で、”もっとも衝撃的なスピーチ”と呼ばれる演説をしたウルグアイの第40代大統領ホセ・ムヒカの人となりを描いた書である。
大統領の住まいは、水道の通っていない「倒れそうな農場」で、いつもラフな服装。給料の８割を慈善事業と所属する政党に寄付し、残りは将来、自分の農園に貧しい子供たちを受け入れる農業学校をつくるための貯金に充て、妻の収入で生活している。生活費は月に1000ドル程度。世界で最も質素な大統領といっていいだろう。

「私は貧乏ではない。質素なだけです」「貧乏とは、欲が強すぎて満足できない人のことです」とムヒカは主張する。
「少ししか物を持っていなければ、その物を守るための時間も少しで済みます」。贅沢な生活は無駄な時間をとられ、煩わしさも伴ってくる。物欲を満たすために長時間働くことは、ムヒカに言わせれば、”不自由”ということになる。「自分の時間を、好きなことに使っているときが、本当に自由なときなのです。時間であふれることこそ、自由なのです」「物を持つことで人生を複雑にするより、私には、好きなことができる自由な時間のほうが大切です」。
またムヒカは、寄付することを「私にとって、それは義務です」と言っている。「余裕のある者は弱者を助ける義務がある」「人生はもらうだけでは駄目なのです。まずは自分の何かをあげること」。

ムヒカが生まれた頃、ウルグアイは豊かだったが、青年期に経済が悪化。増える失業者、広がる所得格差、繰り返されるストライキ、深刻な不況が招いた社会不安のなか、ムヒカは革命グループに入り、「格差のない社会と自由を夢見て」革命運動にのめり込み、37歳のときに逮捕され、約13年間獄中で過ごす。
獄中での生活は孤独との闘いで、約７年間、本に触れることができず、発狂寸前だったという。読書ができるようになってようやく精神のコントロールができるようになり、どんな小さなことにも有難みを持つようになったという。ムヒカの人生哲学は、この時代に形成されたものなのだ。

大麻（マリファナ）の所持・使用・栽培を合法化したり、カトリック教会の影響が強い中南米諸国での中絶合法化など、先駆的な改革は批判も多い。失言や雑言に事欠かないムヒカを批判する声は当然ある。しかし、ムヒカは言う。「政治というのは、ある人には有利でも別の人には不利になる、という選択肢を選ばなくてはなりません。中立でいられず、どちらを助けるかを決断しなくてはならないのが、政治です」「私は自身の信念を持って政治運営します。たとえ正しいことであろうと、間違いであろうと。批判したければ、すればいい。それが自由ということだから。私の人生はつねに批判を受け続けてきました」。
2015年3月1日、ムヒカは任期満了で大統領を退任。一国会議員となる。その日、大統領府の建物から出てきたムヒカを、待ち受けていた大勢の国民が取り囲んだという。世界で最も慕われていた大統領といっていいだろう。
本人や身近な人に直接インタビューしていないので、☆4つです。

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人類がムヒカさんのようになれたら幸せな世界になるでしょう。

投稿者WAKIWAKI2016年4月24日

形式: 単行本（ソフトカバー）

最近、質素と言う言葉が死語の様に感じられます。グルメ・セレブ・勝ち組・食べ放題・何処かがおかしいと感じます。多くの方々がこの本を読んで欲しいと思います。生きている事への感謝、平凡な生活への感謝が足りない今日このごろです。被災した多くの方々の多くが、『生きているだけで幸せです』と口にする気持ちを忘れないように私もこの本の内容を改めて噛み締めて生きたいと思います。

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貧乏とは、欲が多すぎて満足できない人のことです

投稿者Toko2017年6月21日

形式: 単行本（ソフトカバー）Amazonで購入

｢貧乏とは、欲が多すぎて満足できない人のことです｣、｢物であふれることが自由なのではなく、時間であふれることこそ自由なのです｣
―――2012年6月、リオで行われたRio+20会議での衝撃的なスピーチで一躍時の人となったウルグアイ第40代大統領ホセ・ムヒカ氏。
その哲学や理念、思想が生まれた過酷で激動の半生。
彼の人生観や政治的な哲学が多くの国で実践されれば、世界は確実にもっと良くなるのではと考えさせられますが、それがいかに難しい事であるかは言わずもがな。
宗教家よりも博愛精神にあふれた思想だと感じます。

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質素は自由のための闘いです

投稿者カルロスVINEメンバー2015年11月9日

形式: 単行本（ソフトカバー）

　世界で最も貧しい大統領として有名になったがウルグアイのホセ・ムヒカである。大統領官邸に住まず、以前のまま小さな平屋に住み続けた。大統領専用車も使わず、30年くらい前の愛車を使っている。大統領の給料の９割を寄付し、残りは将来農業学校を作るための貯金に充てた。生活費は議員である妻の収入に頼っている。

◆ムヒカの思想、人生観の過程

　青年時代のムヒカは極左ゲリラのメンバーだった。逮捕され13年間の獄中生活を送る。拷問、虐待を受ける。誰とも話さない独房生活によって、精神に異常をきたすこともあった。それでもムヒカはくじけなかった。過酷な獄中生活で得た境地が質素な暮らしを貫く原点となった。「人生において限度を知り、どんな小さなことにもありがたみを持つ」

◆モノと時間のどちらが大切か

　ムヒカは言う、人は欲しい物がどんどん手に入る生活こそ裕福であるという価値観の中で生きてきた。まるで消費するために生まれてきた。それができないとき、不満を持ち、貧しいと思ってしまう。

　人が物を買う時は、お金で買っていない。そのお金を貯めるためにさいた人生の時間で買っている。物欲を満たすために、自分の貴重な時間を労働にさいている。これは自由ではない。物であふれることではなく、時間であふれることこそ、自由なのである。人間のもっとも大事なものは、生きる時間である。現代の消費主義社会はそのもっとも大事なものを奪っている。

◆消費主義社会

　現代社会では、消費をひたすら早く多くする必要がある。消費が停滞すれば不況になるからだ。こうして世の中は、使い捨ての社会を実現した。しかし西洋の富裕社会が行う消費を全世界の人ができる資源が地球にはない。環境危機が問題の源でなく、根本的な問題は、私達の社会モデルであり、見直さなければならないのは、私達の生活スタイルだ。ムヒカの質素な暮らしは個人的なことにとどまらず、ひとつのお手本なのだろう。

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