独特な言い回しが多くて理解しづらい点も多々あるが、なるほど取り入れてみようと思う事もあり得るものがあった。
ただ一つ。こういった本では、作者の自慢話を読まされるのは長年培ってきたノウハウを少額で教えて貰う代わりの対価だと思っているので我慢出来るが、
親から愛情を貰えなかった人に「大人なんだから」と言っていた事に憤りを感じてしまい読むのをやめてしまった。
知人にそういった人がいたのだが、幸せそうな家族を見て真似すれば良いなどと残酷な事は、本人の前では口が裂けても言えなかった。
例えが下手で恐縮だが、飢餓に苦しむ人間に、手の届かないショーウインドウの中の豪華料理を見せて「同じものを作ってみろ」と言っているようなものだ。
それが、二度とその人の口に入らないことには同意するが、言い方があんまりだ。
これがカフェなんかの雑談で聞いた個人的な意見、ならいいが、
こんな残酷な仕打ちを奨励するかのように本に書き、広めようとしている点が気にくわない。
知人は50歳を過ぎ、親が亡くなってなお苦しんでいたのに、同情します。の取ってつけた一言。神経を逆撫でするのがお上手ですね。さぞ愛されていることでしょう。
理解が及ばないなら書くな。間違った認識を広めるな。
…とても感情的に書いてしまったが、私も読むタイミングが悪かっただけで、読む人によっては人生を見つめ直すのに役立つだろう。
知人にもこのページだけ抜いて読ませてあげられたらよかったのかも知れない。
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