著者は地方創生とは「地方の平均所得を上げること(=稼ぐこと)」と定義する。(『地方再生の失敗学』の編者である飯田泰之氏の主張を基にしたもの)
同時に「自助の精神」を取り戻す精神運動でもあると主張する。
さらに地方の人口急減と高齢化の解決策として、①日本全体で出生率を上げる、②労働者1人当たりの生産性を上げる(=稼ぐことによる地方創生)、③東京一極集中の是正、を挙げる。
また飯田氏との対談で飯田氏は、「新しいアイデアを生み出すには、スキルが異なる人同士が横並びで話をすることが
大切」であり、そのために「働き方改革が非常に重要」で、「従業員が社外でいろいろな人と付き合うことが可能」となる。これを「国の施策として全国規模で取組むことが大事」という。
今回は各事例のスペースが限られていたので、次回は是非「島根県海士町」や「新福青果」のもっと詳しい話および山内道雄氏や新福秀秋氏との対談を希望したい。
また本書でも対談しているアトキンソン氏の最新刊「日本人の勝算」での"最低賃金を引き上げよ"との主張に対する著者の見解も是非伺いたい。
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