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世界「最終」戦争論 近代の終焉を超えて (集英社新書) 新書 – 2016/6/17

5つ星のうち 3.8 12件のカスタマーレビュー

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商品の説明

内容紹介

ふたりの知の巨人が提示する新世界の見取り図!

「不機嫌な時代」を暴走させないために

【内容】
アメリカの国力の低下と共に勃興する諸大国の新たな覇権主義。拡大する中東の戦乱、国境を越える大量の難民、欧州のテロ事件。
行き過ぎたグローバル経済と格差社会。国内に目を転じれば大規模な災害が起こる中、平和主義の戦後レジームからの脱却を主張する動きが勢いを増している。いよいよ混迷を深める世界と社会の情勢。

その背景にあるのは、世界史レベルのパラダイム(知的枠組)の地殻変動である。顕在化している近代の崩落過程についてリベラル派の言論人を代表するふたりが語り合い、難局を避けるために必要な世界の見取り図を提示する。

【目次】
序章 問題提起 世界は「最終戦争」に向かっているのか
第一章 液状化する国民国家とテロリズム
第二章 我々は今、疑似戦時体制を生きている
第三章 帝国再編とコミューン型共同体の活性化
第四章 グローバリズムという名の「棄民」思想
第五章 シンガポール化する日本
第六章 「不機嫌な時代」を暴走させないために

【著者略歴】
内田樹(うちだ たつる)
1950年東京都生まれ。神戸女学院大学名誉教授。思想家・武道家。
著書に『日本辺境論』(新潮新書)『一神教と国家 イスラーム、キリスト教、ユダヤ教』『荒天の武学』『生存教室 ディストピアを生き抜くために』(集英社新書)他多数。

姜尚中(カン サンジュン)
1950年熊本県生まれ。東京大学名誉教授。政治学。
著書に『マックス・ウェーバーと近代』(岩波現代文庫)『悩む力』『悪の力』『漱石のことば』『ナショナリズムの克服』(集英社新書)他多数。

内容(「BOOK」データベースより)

アメリカの国力の低下と共に勃興する諸大国の新たな覇権主義。拡大する中東の戦乱、国境を越える大量の難民、欧州のテロ事件。行き過ぎたグローバル経済と格差社会。国内に目を転じれば大規模な災害が起こる中、平和主義の戦後レジームからの脱却を主張する動きが勢いを増している。いよいよ混迷を深める世界と社会の情勢。その背景にあるのは、世界史レベルのパラダイム(知的枠組)の地殻変動である。顕在化している近代の崩落過程についてリベラル派の言論人を代表するふたりが語り合い、難局を避けるために必要な世界の見取り図を提示する。

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登録情報

  • 新書: 256ページ
  • 出版社: 集英社 (2016/6/17)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4087208362
  • ISBN-13: 978-4087208368
  • 発売日: 2016/6/17
  • 商品パッケージの寸法: 17.4 x 10.8 x 1.3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.8 12件のカスタマーレビュー
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形式: 新書 Amazonで購入
ともに1950年生まれで、ベストセラーを多く持つ著名な知識人の対談本です。

内田氏は、フランス現代思想の紹介者として登場し、近年は成長限界論と安倍政権への反対論陣を張る代表的な学者としてよく知られます。
姜氏は、東京大学の国際政治学者として魅惑の話術と低音ボイスで「朝生」などで活躍したあと、いろいろなことを経て、最近は外交や政治の話題よりは人生論のような著書がよく読まれている大御所です。

ここでは、内田氏が大風呂敷を広げ姜氏が聞き手に回る、あるいは補足という役割分担をしつつ、国民国家の解体と帝国の復活という大きな視点での世界再編の動きを睨みながら、社会を破壊し棄民を創りだすグローバリズムでもなく、排外的な国家主義でもない、Patrie故郷を足場にした緩やかな共同体主義のようなものを提唱しています。その方向性に特に異論はありません。

ただ内田氏は、多国籍企業の動きに代表されるようなグローバリズムと、その反動として各国で勃興している排外的国家主義とを意図的に混同し、あるいは直線上に並べることによって、敵を単純化しているように思うところがあります。

現在の安倍政権は、確かに、新自由主義的な側面(たとえばTPP推進)と国家主義的な側面(たとえば歴史認識・自主憲法)を併せ持っています。(それは実
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形式: 新書
主に姜が聞き役、内田が間髪を入れずに思うところを開陳する、というスタイルの対談です。
内田の語りかたに、他の対談とは違う迫力や鋭さがあります。
あとがきに、内田は前から姜の仕事に共感していたこと、せっかく対談の機会に恵まれたのだから「これまで誰にも話したことがなかった話。姜さんが前にいてくれたおかげでたった今思い付いた話」を選択的にしたいという気持で臨んだと記しています。
その通りの、快刀乱麻を断つ、内田節が冴えわたる対談です。
内田の主張で強い印象を受けたのは、フランスの「政教分離」も時代に合わせて変容すべきという主張です。
2010年にサルコジ政権のもとで成立した「ブルカ禁止法」(スカーフ禁止法)は、公共の場で顔を全て隠すベールを着用することを禁じており、違反者には最大150ユーロ(約2万円)の罰金が科される。取り締まりをめぐって暴動が起きたり、ムスリムの女性が人権侵害だと法的な訴えをおこしたりしている。
内田はいう。かつて、カトリックが深く政治に関与している時代に、そこから脱するための「政教分離」には意味があった。しかしそれは「ある歴史的状況における最適解にすぎない。」
「宗教を『私事』に押し込めて、公的な場面に登場させないという抑制が『社会正義』であった時代とは、もう違う社会になっている。」「市民たちにそ
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投稿者 小太郎 トップ500レビュアー 投稿日 2016/7/17
形式: 新書
キャンキャンと吠えているような本ではない。
むしろ、二人ともどこか覚めていて、このままだと第三次世界大戦が……というくだりもある。
最悪の事態を想定し、それをできる限り避ける方策を考える、という
一見、弱腰とも思える意見も、この二人の口から出ると、
何か不思議な説得力がある。

20世紀が「戦争の世紀」だったとすれば、21世紀は「テロと戦争の世紀」かもしれない。
世の中、ホントにこのまま行ってしまっていいのか、と思うのは私だけではないと思う。
本書でほぼ一貫して貫かれるグローバリズムの弊害は、
拝金主義とも言える世の中になって行こうとしていることだろう。
本書のすべてが「ごもっとも」というわけではないが、
地に足がついてないと言われようと戦争はできるだけ避けるべきだと思っている私には、
納得できることの多い対談だった。
ある意味で、今と未来に警鐘を鳴らす本でもある。
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形式: 新書
右傾化、テロ、格差社会。私だけではないと思うが、何やら世界がキナ臭い方向へと向かっている感覚がしている。その正体を読み解くという本書を手にとってみたところ、今の世界を暗く貧しくしている大きな要因はグローバリズムではないか? と私が漠然と考えていたことと重なる部分が多く、一気に読んだ。
グローバリストの「金のある者が偉い」という価値観が蔓延し、さらに「命より金が大事」という呆れた風潮によって、世界のあちこちが破綻している現状が、本書を読むと理解できる。特に第5章の「シンガポール化する日本」における、日本が豊富な自然資源を持っているのにもかかわらず、短期間の利益だけを求めてシンガポール同様の国策を取っているのはおかしい、という批判は、腑に落ちた。内田氏の「成長しない世界にソフトランディングしていくしかない」という提言も頷けるものだ。
もっとも驚いたのは、対談する両者が、このまま行けば第三次世界大戦が起きることを本気で危惧していることだった。流れ自体は止められないから、戦争やテロが起きないように、最悪の事態を回避すべき手立てを考えるべきだ、という意見が語られている。未来は決して明るいものではない。しかしそれでも闇に包ませないのが我々の責務ではないかと感じた。
なお私は内田氏のファンで、最近出版物があまりに多く、他の本と内容の重複を心配していた。しかしあとがき
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