古今東西の色々な投資の名著とされる本と比べても、これは上位に入る内容と深みを持つ書物だと個人的に思います。経済を静的に分析するとしばしば判断を誤りますが、この本の全体にわたり脈々と流れる若林氏の動的な相場観(いや相場学とでも言うべきか)・経済観が兎に角特異的であり圧倒的で、他との大きな隔たりを感じます。これまで若林氏の本を読んでいなかったのを悔いています。
怪しいペンタゴンなどというものを操るチャーチストと世間は見做しがちであるが、単にそうではないことがこの本を読めば明らかです。
注意として、この本の予想を短絡的に(そのまま)信じて買ったり売ったりするのは危険かもしれません。どちらかというと長期的な展望(誰も未来を予想できないので結局どうなるかは分かりませんが)を与えてくれるあるカリスマの意見と受け取るべきで、他の方も指摘する通り自分で考える必要があります。
(個人的にはシェールガスの先行きについてはまだ不透明な部分もあると思っているので若干の個人的疑問を持つものの)全体としては驚異的な相場学の啓蒙書だと思います。
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