この表紙に圧倒される。(この手のシリーズの背景の黒は素材を際立たせる)
大きくて見易いと取るか、重くて高い本と取るかは微妙だが、私は好きだ。
海辺育ちというか、浜辺で育ったので貝は好きだ。どこかに仕舞ってあるはずの沢山の貝のコレクション。
それらと比較にはならない素晴らしいテクニックで撮影された、世界中の珍しく美しい貝の写真。
自分が手にしたことのある種類には、こんな仲間がいたのかという新鮮な驚き。
どうやったらこんな形や色になるのだろうという神秘。
目の前に甦ってくる幼稚園から小学生前後に集めた、地元の海の沢山の貝の美しさ。
宝貝・枕貝・えびす貝、様々な貝と、遺跡から発掘された貝製の腕輪など。
遠い日の記憶が、最新技術で撮影された鮮やかな色と形の貝の向こうに
透けて見えてくるから不思議だ。
生物の多様性という言葉も知らなかった時代に、
アサリやハマグリの模様さえ、全て異なることが素敵だった時代を想起。
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
無料アプリを入手するには、Eメールアドレスを入力してください。
