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不可能 単行本 – 2011/6/22

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商品の説明

内容紹介

生とは、一瞬のきらめきにすぎないのか?
「現在」が亡霊として揺らめいているだけの、時間のない世界。そこに舞い戻ったのは、咽喉元に二筋の瘢痕を持つ男。――やがて物語は、恍惚の極致へ向かう

「あんただって知ってるはずだろ? あのとき、距離は完全に零になった。あの研ぎ澄まされた硬い冷たい刃は俺の首にたしかに喰い入った。距離どころか、俺の躯は世界に激突した……。いや逆か、世界の方が……。まあ何でもいいや、とにかくそこですべての距離が消えた。どうだい、そう言っていいんじゃないか? それもまた幻想だなんて俗なことだけは、どうか言わないでくれよな」――<本文より>

あの11月25日の意味を、俺たちはまだ問い続けている。

内容(「BOOK」データベースより)

生とは、一瞬のきらめきにすぎないのか?「現在」が亡霊として揺らめいているだけの、時間のない世界。そこに舞い戻ったのは、咽喉元に二筋の瘢痕を持つ男。―やがて物語は、恍惚の極致へ向かう。魂が倒錯の世界を挑発する短編連作集。

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登録情報

  • 単行本: 258ページ
  • 出版社: 講談社 (2011/6/22)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4062170280
  • ISBN-13: 978-4062170284
  • 発売日: 2011/6/22
  • 商品パッケージの寸法: 19.6 x 14.1 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.6 5件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 394,962位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップカスタマーレビュー

形式: 単行本
本書の主人公「平岡」は「事件」以来獄中で27年を過ごし、出獄してからは
世間を避ける老人となってひっそりと暮らしている。
有り余る資産を元に伊豆に塔を建て、あるいは自宅の地下に
不思議な彫刻群を並べて、老いの日々を過ごしている。

本書の前半では平岡は大きな行動に出ず
スコットランドに旅して当地の自然に浸ったりする
(この場面の描写は芳醇で美しい)が、後半になると
ROMSという組織に関わり、異常な事態に巻き込まれていく
(『春の雪』のパロディめいた場面には笑ってしまった)。

だが「平岡」がときに洩らす現代日本に対する批判は
それほどスケールの大きいものではなく、若干の違和感を覚えてしまった。
「平岡」をもう少し時代と対峙させ、たとえばネット社会、
アニメ・ゲーム文化の台頭など1970年の時点では想像できなかった状況を
「彼」らしい冷徹な論理性と絢爛たる皮肉で語るような描写があれば、
後半に禍々しい事件を登場させなくても、
もっと挑発的で面白くなったように思う。
「三島」の才能は「事件」の存在を抜きにしても、
充分過ぎるくらい圧倒的なものだったから。

だが、他の方のレビュ
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形式: 単行本
後期高齢者のテロ集団、誕生秘話です(笑)
物語の進行には黒子がいて、それは若者です。
何事かやりたいんなら、爺さん操らずに自分でやんなさい、と思ったけれど、
そうか、先立つものは爺さんの方が潤沢に持ってるものね、と思い直しました。
何言ってんだか分からない? 本作を読んでください。

最後のどんでん返し(これって死語?)までは、
まったく誤解して読んでいました、私。
そうか、作者は三島由紀夫にこんな風に死んで欲しかったんだ。
あんな風じゃなく。ふーん。
でもそれにしては、生前の三島の思想を否定する老年の三島の描き方が
ちょっと純文学じゃないよなぁ。でもまあ、そういうことね。ふーん。
しかしこんな浅薄な、ふーん、のまま読み終わるわけがない。
だって作者は松浦寿輝氏だもの。

昭和45年、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地で切腹したとき、介錯が下手くそで首が繋がったまま生き延びた三島が、
刑期を終え80代半ばの老人になったという設定です。
それだけでも禍々しくスキャンダルな舞台設定ですね。
世の諸々にまったく無関心、鏡の前で手品をするのが楽しみ。虚無感を空気のように呼吸して生きる老人が、自宅の地下室を人の集うカフェバー風
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形式: 単行本
 本書の著者は、四方田犬彦『ハイスクール1968』2004
でねじめ正一などと共に「真に詩人としてアイデンティティ
を確立」した者として紹介されていた人です。その人らし
い異様な悪徳小説と、まずは言っておきましょう。
 前半での自宅やスコットランドでの主人公の過ごし方
には自意識過剰気味ではあるものの、とりあえずはごく
普通の老いの姿が描かれています。ところが、ROMS
というクラブに主人公が出入りするようになるあたりから
転調し始め、最終章で一気にヒートアップします。
 鬼面人を威すが如き結末には、主人公のモデルと思し
き三島由紀夫への著者の思いと国境を軽々と超える姿
には自身の老後への願いが込められているように思いま
した。
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投稿者 yukkie_cerveza #1殿堂トップ500レビュアー 投稿日 2011/10/16
形式: 単行本
 主人公・平岡は故あって獄中で30年近くを過ごした後に出所した。金にあかせて地階にバーをしつらえ、ジョージ・シーガルのような彫像をいくつも作らせて配置している。
 やがて改悛老人クラブ<ROMS>なるものの会員となるのだが、そこで出会った老人たちはひとくせもふたくせもある人物ばかり。彼らとの交流は現実と幻の境界線を少しずつ曖昧なものとしていく…。

 三島由紀夫が市ヶ谷で自決せず、今日まで生きながらえたならば、という設定のもとに八つの短編で描く連作集です。
 三島由紀夫らしさがあるのは、咽喉(のど)もとの傷跡、印税を元としたかなり潤沢な資金、そしてときどき垣間見せる文学的素養くらいでしょうか。設定の不可思議さが予期させるほど、特段、三島由紀夫だからどうだということはないのが意外な感じがします。

 今年8月5日付の朝日新聞のインタビュー記事で作者・松浦寿輝は、「もともとは、老人小説を書こうと思った。裕福で好き勝手できる老人がいたら、老いとどこまで和解できるか、どういう形で幸福になれるかを考えてみたかった」と語っています。「そこで三島を借りてきた」だけとのことです。
 ですから三島ならではこそのお話というよりも、たまたま三島だったということのようです。

 老いとよぶ時期が来るのはもう少し先の私
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