この本はありきたりな不動産市況ネタを散りばめた薄っぺらい社会評論モドキです。人口減少で東京都心部の不動産、それも一等地だけが資産価値があるんだ、ということを述べているだけで、それでどうするのかといえば賃貸業をやりましょう、というなんだかなぁという結論しかありません。これに最近流行りの「AIが~」というのがくっついています。目次を見れば中身が予測できる程度の中身しかありませんでした。OYOのCEOが在庫管理の重要性を説く、今見ると滑稽な対談もついてます。
この著者の『家を買いたくなったら』『家を借りたくなったら』は具体的かつ役立つ情報が満載の名著ですが(『令和版』は読んでないのでどうかは知りません)、こちらは個人が住宅を買うかどうかを考えるにあったては全く不要な本でした。この手の話は長嶋修『不動産格差』で十分だと思います。
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