「人生最大の買い物」といわれる家(不動産)。都心ではバブルの様相を呈しても、郊外に目を向ければいくら値を下げても売れない家が増えるなど、不動産をめぐる状況はますます複雑に。一方でコミュニケーションの多様化や少子高齢化が進む中、「オークション」や「仲介手数料無料」が現実になるなど、その売買ではこれまでの常識が通用しなくなりつつあります。
その変化を捉え、今こそ新しい知識を得よ、と主張するのが、不動産に特化した会計事務所所長の山田さん。曰く、従来の不動産取引はあくまで業界が潤うために制度が作られ、あくどい不動産屋ほど儲かる仕組みが温存されてきたそう。そこに激しい競争やノルマが加わった結果、消費者の利益を損なうことを厭わず、「買わせる」「売らせる」商売が続いてきたとのこと。
しかしそうした状況も、フィンテックに続いて始まる「不動産テック」や広まり始めた「直取引」により、革命前夜にあると言います。そこでこれからの時代におトクに売買をする方法・考え方をこの本に詰め込んでもらいました。あくどい不動産屋が使うテクニックの数々、ソンをしないための「買うときに考えるのは『売ること』」「バイブルはピケティ」といった新しい考え、最新の税や控除の使い方……。賢い人ほど家を安く買い、高く売る時代に、今あなたは立っています。
これから先、不動産屋にも国にも、とにかくもう誰にもだまされたくないなら、まずこれを読め!
【目次】 はじめに
一章 だから不動産屋はあなたをだます
二章 そもそも国は「あなた」より「不動産業界」を保護している
三章 最強! 「売買」ガイド
四章 最強! 「節税」ガイド
五章 不動産業界は革命前夜
賢い人ほど「家」を安く買い、高く売る時代の到来!「人口減少」「家あまり」「不動産テック」「直取引」等ですべての常識が変わる中、賢く家を売買するには?トクする税や控除の考え方とは?あくどいほど儲かる不動産業のカラクリも公開。これから先、業者にも国にも、とにかく誰にもだまされたくないなら、まずこれを読め!
著者について
山田寛英(やまだ・ひろひで)
1982年、東京都生まれ。公認会計士、税理士。2006年早稲田大学商学部卒、2010年アーク監査法人(現・明治アーク監査法人)入所、不動産会社・証券会社を中心とした会計監査実務に従事。その後、相続税申告・不動産税務に精通した税理士法人東京シティ税理士事務所にて個人向け相続対策・申告実務に従事。2015年、不動産に特化したパイロット会計事務所を設立。不動産を買う・売る・相続する時の税金・資金繰りを専門とする。公認会計士の立場で不動産と接する中、一般人と業界関係者の力に、圧倒的な差異が温存されている現状に警鐘を鳴らすとともに、インターネットの力で変革が始まる直前でもあることを主張。各地で講演を行っている。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
山田/寛英
1982年、東京都生まれ。公認会計士、税理士。2006年早稲田大学商学部卒、2010年アーク監査法人(現・明治アーク監査法人)入所、不動産会社・証券会社を中心とした会計監査実務に従事。その後、相続税申告・不動産税務に精通した税理士法人東京シティ税理士事務所にて個人向け相続対策・申告実務に従事。2015年、不動産に特化したパイロット会計事務所を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)