「働く」とはどういうことか、を考えさせられました。
生活が安定して、食うに困らなければ幸せか?
活き活きと働くには、一見儲けにつながらないような夢が必要なのではないか?
同著者の別の作品の中に、
「仕事の質が、そのまま人生の質」というセリフがありましたが、
本当にそうだなとこの本を読みながらも思いました。
佃製作所の面々は、
「何か面白いものを作ってやろう」というやる気に顔を輝かせて、
自分たちの技術に絶対の自信を持って働いている。
かっこいいなあと思います。
宇宙工学の分野を志望している生徒に、
この本を勧めていますが、
理系生徒全員に読んでもらいたい本です。
下町ロケット (日本語) ハードカバー – 2010/11/24
池井戸 潤
(著)
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本の長さ416ページ
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言語日本語
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出版社小学館
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発売日2010/11/24
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ISBN-104093862923
-
ISBN-13978-4093862929
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商品の説明
著者からのコメント
第145回(平成23年度上半期) 直木賞受賞作『下町ロケット』 著者受賞コメント 町工場と大企業の、特許をめぐる攻防を書きました。 どこにでもいる普通のサラリーマンたちが活躍する物語です。 ハラハラドキドキして、泣いて笑って、そして感動できる――。 そんな小説を目指しました。 「ああ、おもしろかった」と本を閉じてくれたら、 作者としてこんな嬉しいことはありません。 池井戸潤
内容(「BOOK」データベースより)
取引先大企業「来月末までで取引終了にしてくれ」メインバンク「そもそも会社の存続が無理」ライバル大手企業「特許侵害で訴えたら、…どれだけ耐えられる?」帝国重工「子会社にしてしまえば技術も特許も自由に使える」―佃製作所、まさに崖っプチ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
池井戸/潤
1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒業後、三菱銀行(当時)入行、95年退職。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し小説家デビュー。10年『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1963年岐阜県生まれ。慶應義塾大学卒業後、三菱銀行(当時)入行、95年退職。98年『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞し小説家デビュー。10年『鉄の骨』で吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 小学館 (2010/11/24)
- 発売日 : 2010/11/24
- 言語 : 日本語
- ハードカバー : 416ページ
- ISBN-10 : 4093862923
- ISBN-13 : 978-4093862929
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 247,554位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 1,888位直木賞受賞(126-150回)作家の本
- - 7,942位日本文学
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.6
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トップレビュー
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2017年9月7日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
25人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2015年12月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
【概要】
(分野)小説、町工場
(頁数)496頁
(出版日)2013/12/21
本書は、2015年にドラマでも有名になった「下町ロケット」の原作です。著者は、同じくドラマの「半沢直樹」や「ルーズベルトゲーム」などで有名な池井戸潤 氏です。
本書の主人公は、ロケット研究者から親の経営する町工場を継いで、順当に業績を上げて来ました。しかし、大口取引先の突然の仕入れ打ち切り、大手企業に特許訴訟を仕掛けられ、更には最先端ロケットの特許使用と部品供給を巡って国内最大手の大企業とやり合うなど、次々と会社存続の危機に見舞われます。
資金力にモノを言わせて、中小企業を自身のいいようにする大企業に対して、主人公は、従業員や弁護士、はたまた元妻の力を借りて状況を少しずつ打開して行きます。その過程は、それまでの大企業側の「嫌がらせ」からイライラが溜まっているだけに、本当にスカッとします。
本書は、「半沢シリーズ」の様に、主人公が超人的な立ち回りを見せて事件を解決していくストーリーとは、打って変わってチーム力がモノを言う作品となっています。それに、著者の説得力と迫力のあるストーリー展開が加わることで、大変リアリティがある作品となっています。
【感想】
町工場が、その経営を復活させ、高い技術力を背景に「誇り」を取り戻すまでの過程は、本当にスカッとしました。どんなに環境が悪化しても、そこに一筋の光が必ず存在すると信じる主人公と従業員たちの姿は、読んでいて楽しいものでした。正直にお勧めします。
(分野)小説、町工場
(頁数)496頁
(出版日)2013/12/21
本書は、2015年にドラマでも有名になった「下町ロケット」の原作です。著者は、同じくドラマの「半沢直樹」や「ルーズベルトゲーム」などで有名な池井戸潤 氏です。
本書の主人公は、ロケット研究者から親の経営する町工場を継いで、順当に業績を上げて来ました。しかし、大口取引先の突然の仕入れ打ち切り、大手企業に特許訴訟を仕掛けられ、更には最先端ロケットの特許使用と部品供給を巡って国内最大手の大企業とやり合うなど、次々と会社存続の危機に見舞われます。
資金力にモノを言わせて、中小企業を自身のいいようにする大企業に対して、主人公は、従業員や弁護士、はたまた元妻の力を借りて状況を少しずつ打開して行きます。その過程は、それまでの大企業側の「嫌がらせ」からイライラが溜まっているだけに、本当にスカッとします。
本書は、「半沢シリーズ」の様に、主人公が超人的な立ち回りを見せて事件を解決していくストーリーとは、打って変わってチーム力がモノを言う作品となっています。それに、著者の説得力と迫力のあるストーリー展開が加わることで、大変リアリティがある作品となっています。
【感想】
町工場が、その経営を復活させ、高い技術力を背景に「誇り」を取り戻すまでの過程は、本当にスカッとしました。どんなに環境が悪化しても、そこに一筋の光が必ず存在すると信じる主人公と従業員たちの姿は、読んでいて楽しいものでした。正直にお勧めします。
2016年5月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こんなに読むのに夢中になった本は、いつぶりだろう。
今の日本には、
こうやって技を磨いて夢を実現していくという、
ストーリーが必要だ。
前を向いて努力していく人が報われるためには、
お金の誘惑や、つまらないこだわりを
断ち切れた人からのサポートが必要だ。
手の届かないところに対して文句を言うのではなく、
手の届きそうな範囲でまず自分から頑張っていこうと思わせてくれる。
若い人にこそオススメしたい。
今の日本には、
こうやって技を磨いて夢を実現していくという、
ストーリーが必要だ。
前を向いて努力していく人が報われるためには、
お金の誘惑や、つまらないこだわりを
断ち切れた人からのサポートが必要だ。
手の届かないところに対して文句を言うのではなく、
手の届きそうな範囲でまず自分から頑張っていこうと思わせてくれる。
若い人にこそオススメしたい。
2016年11月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ロケット工学ではないが、ソフトウェア エンジニアである自分の仕事にも通ずるものがあった。他のレビュアーの方も書かれていたが、自分の仕事を見つめ直す機会を与えられた。
話の展開にだらけた部分がなく、主人公の佃がぽんぽんと困難を乗り越えていくのは単純に楽しい。逆に言えば、批判的なレビューの方の多くに共通しているように、ストーリが単純すぎるし、うまいこと事が運び過ぎている感は否めない。★4か★5で迷うところだが、面白さが優ったので★5にした。
もっと重厚な作品を期待していた方にはいささか読み易すぎるとは思う。企業小説というジャンルでいえば、私は一番に真山仁のハゲタカ シリーズが好きなのだが、あそこまでの緊張感はなかった。例えば希望を言えば、佃と敵対するキャラクターにもっと正当性を持たせて戦わせて欲しかったが、そうなるとこの長さではまとまらないだろうから仕方ない。
自分の経験からすると、帝国重工やナカシマ工業のような「日本の大企業」には勤めたことがなく、金融機関との折衝や、まして、部下を持つ立場にもないので、登場した中間管理職の行動がどれだけ現実に即しているかは分からない。勝手な印象だが、財前部長はいい人すぎるし、富山主任は悪人すぎるのだ。しかし、レポートラインで彼らより上位の水原本部長や藤間社長は、少ない登場ながらも役員としての責任が感じられ、行動も格が違ったように思う。本のストーリーからは逸れてしまうが、彼らのような上司に対してどのようにアピールしていくかが部下には求められているのだと思う。
ここのレビューを見ていて続編があることを知ったので、早速読んでみようと思う。
話の展開にだらけた部分がなく、主人公の佃がぽんぽんと困難を乗り越えていくのは単純に楽しい。逆に言えば、批判的なレビューの方の多くに共通しているように、ストーリが単純すぎるし、うまいこと事が運び過ぎている感は否めない。★4か★5で迷うところだが、面白さが優ったので★5にした。
もっと重厚な作品を期待していた方にはいささか読み易すぎるとは思う。企業小説というジャンルでいえば、私は一番に真山仁のハゲタカ シリーズが好きなのだが、あそこまでの緊張感はなかった。例えば希望を言えば、佃と敵対するキャラクターにもっと正当性を持たせて戦わせて欲しかったが、そうなるとこの長さではまとまらないだろうから仕方ない。
自分の経験からすると、帝国重工やナカシマ工業のような「日本の大企業」には勤めたことがなく、金融機関との折衝や、まして、部下を持つ立場にもないので、登場した中間管理職の行動がどれだけ現実に即しているかは分からない。勝手な印象だが、財前部長はいい人すぎるし、富山主任は悪人すぎるのだ。しかし、レポートラインで彼らより上位の水原本部長や藤間社長は、少ない登場ながらも役員としての責任が感じられ、行動も格が違ったように思う。本のストーリーからは逸れてしまうが、彼らのような上司に対してどのようにアピールしていくかが部下には求められているのだと思う。
ここのレビューを見ていて続編があることを知ったので、早速読んでみようと思う。