いつもそうだが、この著者のレビューの評価は、5星から1星までバラバラだ。
また、腑に落ちる点もあるが、首を傾げる点もあるのが、この著者の著作の特徴だ。
これは、「もっとも売る」為に著者が考えた作戦だろう。
本書は、一億総中流とは、真逆である。対立させて世論を煽っている。
「平凡な本では、売れない」と著者にはわかっているからだ。
また決め付ける事で反論が来るのは、計算の内なのだ。
この著者の読者の掴み方は、こうだ。
主観的結論がまず頭の中にあり、その結論に沿うようなデータだけを並べるのだ。
裏付けがあるから正しいと、誤認してしまう読者がたくさんいるのだ。
どんな点が、首を傾げるかを確かめる為に読む読者もいる。
こうして著者の固定の読者となるのだ。
だが、エビデンスと言っても、単なるチェリーピッキングでしかない。
著者にとって大事なのは、正しいかどうかではなく、
「どう書いたら読者の関心を引き、販売部数が増えるか」なのだ。
この著者は、読者の為ではなく、自分のカネ儲けの為に本を書いているのだ。
「著述家だから、売る事を目的に書いて何が悪い」というだろう。
だが、自分のカネ儲けの為に、誤った言説で人の心を惑わすのは悪質だ。
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