いつもそうだが、この著者のレビューの評価は、5星から1星までバラバラだ。
また、腑に落ちる点もあるが、首を傾げる点もあるのが、この著者の著作の特徴だ。
これは、「もっとも売る」為に著者が考えた作戦だろう。
本書は、一億総中流とは、真逆である。対立させて世論を煽っている。
「平凡な本では、売れない」と著者にはわかっているからだ。
また決め付ける事で反論が来るのは、計算の内なのだ。
この著者の読者の掴み方は、こうだ。
主観的結論がまず頭の中にあり、その結論に沿うようなデータだけを並べるのだ。
裏付けがあるから正しいと、誤認してしまう読者がたくさんいるのだ。
どんな点が、首を傾げるかを確かめる為に読む読者もいる。
こうして著者の固定の読者となるのだ。
だが、エビデンスと言っても、単なるチェリーピッキングでしかない。
著者にとって大事なのは、正しいかどうかではなく、
「どう書いたら読者の関心を引き、販売部数が増えるか」なのだ。
この著者は、読者の為ではなく、自分のカネ儲けの為に本を書いているのだ。
「著述家だから、売る事を目的に書いて何が悪い」というだろう。
だが、自分のカネ儲けの為に、誤った言説で人の心を惑わすのは悪質だ。
![[橘玲]の上級国民/下級国民(小学館新書)](https://m.media-amazon.com/images/I/415cID9CVvL._SY346_.jpg)
上級国民/下級国民(小学館新書) Kindle版
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言語日本語
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出版社小学館
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発売日2019/8/6
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
「下級国民」を待ち受けるのは、共同体からも性愛からも排除されるという“残酷な運命”。一方でそれらを独占する少数の「上級国民」たち。ベストセラー『言ってはいけない』の著者があぶり出す、世界レベルで急速に進行する分断の正体。
--このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
橘/玲
1959年生まれ。作家。『言ってはいけない 残酷すぎる真実』で2017新書大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
1959年生まれ。作家。『言ってはいけない 残酷すぎる真実』で2017新書大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B07VRHJ3VG
- 出版社 : 小学館 (2019/8/6)
- 発売日 : 2019/8/6
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 1914 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
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- 本の長さ : 193ページ
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2019年8月4日に日本でレビュー済み
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1,096人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年8月3日に日本でレビュー済み
本の中心的なテーマじゃないんでしょうけど、開始2ページで飯塚幸三(池袋母子死亡事故)を養護するような文章があったので速攻捨てました。ワードが流布するきっかけになったであろう事件を、たった4行ぽっちでまとめてんのすげーなって
世間が思ってる「刑事罰受けないのどうなのよ?」っていう疑問に対しては、何一つ考察が書かれていません。この事件については前述の通り、4行くらいで終わってます
国と国民を幅広く見た時の、いわゆる格差的文化を考察する本なんでしょうけど、日本でその言葉が広まったきっかけの話題を持ち出して、ネットユーザーの語弊的認識だけを正して「彼ら(ネットユーザー)の認識は間違ってます」と断じてる論調、ぶっちゃけこの事件を養護してるようにしか見えないです
世間が思ってる「刑事罰受けないのどうなのよ?」っていう疑問に対しては、何一つ考察が書かれていません。この事件については前述の通り、4行くらいで終わってます
国と国民を幅広く見た時の、いわゆる格差的文化を考察する本なんでしょうけど、日本でその言葉が広まったきっかけの話題を持ち出して、ネットユーザーの語弊的認識だけを正して「彼ら(ネットユーザー)の認識は間違ってます」と断じてる論調、ぶっちゃけこの事件を養護してるようにしか見えないです
2019年8月2日に日本でレビュー済み
読む人の不安を呼び起こし、偏見と差別を煽り立てる内容です。自らの主張が普遍的であるかには関心がなく、都合のいいデータだけをうまく利用し、都合のいいデータがない場合は書き方をぼかして上手く逃げることで、まるで客観的な真実であるかのように見せかけています。著者の主張を鵜呑みにしないよう注意が必要でしょう。
ベスト500レビュアー
「言ってはいけない」に代表される著者の悪癖が如実に出た愚書。誰もが分かり切った事を"さも"著者だけが知っているかの様に、しかも、二分法(本書では上級/下級国民)で平気で言い切る。後はその結論に沿ったデータを集めて提示し、ブレグジットの様な最近の話題を散りばめるだけ。お手軽だが中身は空疎。
老後の資金問題とか、年金を初めとする社会保障用の費用の世代間分担(この意味において、今回の参院選で若年層の投票率が低かったのは残念)など、現代には切実な社会問題が山積している。それを、「下流国民は何時まで経っても下流国民」等と言っても建設的意見とは到底言えまい。自身の著書の話題を盛り上げるためにこうした手法を採っているのだろうが、良識とは程遠い虚しい愚書だと思った。
老後の資金問題とか、年金を初めとする社会保障用の費用の世代間分担(この意味において、今回の参院選で若年層の投票率が低かったのは残念)など、現代には切実な社会問題が山積している。それを、「下流国民は何時まで経っても下流国民」等と言っても建設的意見とは到底言えまい。自身の著書の話題を盛り上げるためにこうした手法を採っているのだろうが、良識とは程遠い虚しい愚書だと思った。
ベスト1000レビュアー
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最近の某事件後「上級国民」という言葉がネットでよく知られるようになったが、この場合「上級国民」とは“不当に優遇されている”というニュアンスがあると思われる。一方、本書では世界的に見られる“本来マジョリティだった層の上下への分裂”を語っているが、善悪の問題ではなく必然的に行き着く先として自然現象に近いニュアンスで描いているように見える。
その論の進め方は巧みで一気に読める歯切れの良さがあるが、同時にそれを言ってしまったら元も子もないという内容も多い。それがこの著者の言うところの“言ってはいけない”ことなのだろう。まず「団塊の世代」という既得権益者を優遇して格差を拡大させた日本の失敗について語り、次いで男女の性戦略についての論はこの分裂に生物学的基礎もあるように思わせる。その後は米国の状況を中心に語られトランプだのオルタナ右翼だのも登場させるが、本質は60年代以降人間が人類史上かつてない“異常な自由”を享受しておりその行き着く先は究極の自己責任社会になるしかなく、情報化社会での格差とは知能の格差に他ならないという点である。
1つの希望?として、シンギュラリティ後は人間相互の知能の格差は無意味になるという趣旨のことを述べているが、これは一種の「加速主義」であろうか。
なお、タイトルから日本の特権階級批判というガス抜き?を期待するとそれは違うので一応言及しておく。また、例えば日本人の生産性の低さについては生産性の指標の妥当性にも議論はあるところだし、その他論証というより著者の仮説の積み上げも多いので多少厳密さに欠ける面があるが、多くのデータや文献を引用して書かれており一般書としての説得力は十分と思われる。
その論の進め方は巧みで一気に読める歯切れの良さがあるが、同時にそれを言ってしまったら元も子もないという内容も多い。それがこの著者の言うところの“言ってはいけない”ことなのだろう。まず「団塊の世代」という既得権益者を優遇して格差を拡大させた日本の失敗について語り、次いで男女の性戦略についての論はこの分裂に生物学的基礎もあるように思わせる。その後は米国の状況を中心に語られトランプだのオルタナ右翼だのも登場させるが、本質は60年代以降人間が人類史上かつてない“異常な自由”を享受しておりその行き着く先は究極の自己責任社会になるしかなく、情報化社会での格差とは知能の格差に他ならないという点である。
1つの希望?として、シンギュラリティ後は人間相互の知能の格差は無意味になるという趣旨のことを述べているが、これは一種の「加速主義」であろうか。
なお、タイトルから日本の特権階級批判というガス抜き?を期待するとそれは違うので一応言及しておく。また、例えば日本人の生産性の低さについては生産性の指標の妥当性にも議論はあるところだし、その他論証というより著者の仮説の積み上げも多いので多少厳密さに欠ける面があるが、多くのデータや文献を引用して書かれており一般書としての説得力は十分と思われる。
2019年8月3日に日本でレビュー済み
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まえがきで、先進国のマジョリティが「上級国民/下級国民」に分断されている現象に対して、社会的に解決できない問題も、個人的に解決することが可能と述べられています。
あとがきで、その戦略として、①高度化する知識社会に最適化した人的資本を形成する戦略、②「評価資本」をマネタイズしていく戦略を推奨されています。
これは橘玲さんが他の書籍で述べられている事でもあります。ここに書かれてあることを信じるなら、学校や政府、両親の言うことを鵜呑みにせず、若年から脳みそが汗をかくほど真剣に考え、自分の人生を都度軌道修正するということでしょうか。
本文は、「事実」を通して、お話を展開しています。私が、印象に残った個所として、
P71:「働き方改革」は、団塊の世代が現役を引退したことではじめて可能になった(改革はボスがいなくなってから進む典型だね)
P105:「すべての子どもが努力して勉強し、大学を目指すべきだ」という現在の教育制度が、学校や勉強に適応できない子どもたちを苦しめている(ドイツのようなマイスター制度が必要なのかな?)
P153:1960年代以降に「私の人生は私が自由に選択をする」という巨大な変化が起こった(道理で、祖父・両親と話が合わなかった訳だ。祖母は無条件で私の味方だったけどね)
P216:知識社会では、ひとびとは「知能」によって分断される(古き良き時代が無くなっていくことは寂しい限りではありますが、きっと異物として生きる息苦しさよりは、ましなんでしょう)
ところで、何でカバーが二重になっているんだろう?
あとがきで、その戦略として、①高度化する知識社会に最適化した人的資本を形成する戦略、②「評価資本」をマネタイズしていく戦略を推奨されています。
これは橘玲さんが他の書籍で述べられている事でもあります。ここに書かれてあることを信じるなら、学校や政府、両親の言うことを鵜呑みにせず、若年から脳みそが汗をかくほど真剣に考え、自分の人生を都度軌道修正するということでしょうか。
本文は、「事実」を通して、お話を展開しています。私が、印象に残った個所として、
P71:「働き方改革」は、団塊の世代が現役を引退したことではじめて可能になった(改革はボスがいなくなってから進む典型だね)
P105:「すべての子どもが努力して勉強し、大学を目指すべきだ」という現在の教育制度が、学校や勉強に適応できない子どもたちを苦しめている(ドイツのようなマイスター制度が必要なのかな?)
P153:1960年代以降に「私の人生は私が自由に選択をする」という巨大な変化が起こった(道理で、祖父・両親と話が合わなかった訳だ。祖母は無条件で私の味方だったけどね)
P216:知識社会では、ひとびとは「知能」によって分断される(古き良き時代が無くなっていくことは寂しい限りではありますが、きっと異物として生きる息苦しさよりは、ましなんでしょう)
ところで、何でカバーが二重になっているんだろう?
2019年8月7日に日本でレビュー済み
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本書は、2019年4月に行われた講演「リベラル化する世界の分断」がもとになっている。この講演は日本生物地理学会が主催であり、その会長から著者への「熱心」な誘いによって実現したものである。
では、同会長はどのような動機から著者を誘ったのであろうか。同会長のブログより一部抜粋する。
「今回ご講演をいただく作家の橘玲先生は、2019年1月に新著『もっと言ってはいけない』を上梓された。今まで言ってはいけないことになっていたこと、考えてはいけないこと、タブー、それを明らかにして議論を進めるべきときがきたのである。その内容は、多くが生物学を基盤とし、それから得られたエビデンス(証拠)に基づいた人間社会論の展開、つまり自然科学と社会科学の融合である。これが人間の基本的人権を、自然科学を土台にして改めて認識する大きな力を与えてくれるだろう」。
なるほど、自然科学の学会長が著者を誘った理由が窺える。「言ってはいけない」シリーズでは、人間を「生物」として分析することで読者を扇情するという側面に目が行きがちであったが、そのようなアプローチが不可避になるくらい世の中が混迷してきていることに改めて気づかされるくだりである。
講演をもとにしているという性質上、本書にはやや雑駁な印象を受けるところもある。しかし、上述の経緯(本書が書かれた趣旨)を知ったうえで読むと、人間という「生物」が目まぐるしい環境変化によっていかに分断されつつあるのかを簡潔に理解できるようになる。
これから到来する異様な世界を生きることになる子を持つ親として、このような分断の実情を理解しておくことはきわめて重要であると感じた。「リベラル化する世界の分断」というのは実は講演の副題であり、「次世代にどのような社会を贈るのか?」が主題であったことからも、親が子のために読んでおくべき内容と捉えることができる。
著者はあるブログでこう述べている。「政治学・経済学・社会学・心理学から哲学にいたるまで、従来、人文・社会科学とされてきた分野を自然科学が侵食する『知のパラダイム転換』が1960年代から始まり、強大なテクノロジーによって加速度的にその領域を拡大しているが、日本の『文系アカデミズム』は一貫してこの世界的潮流を無視してきた。その結果、より現実的で知的なビジネスパーソンが、世界基準から脱落しガラパゴス化した日本のアカデミズムを見捨てつつあるという現状がここ(『サピエンス全史』が日本で『ビジネス書大賞2017』を受賞したこと)に象徴されている」。
「言ってはいけない」シリーズや本書のような一般書が人口に膾炙することは、日本アカデミズムがガラパゴス化から抜け出す第一歩として歓迎すべきことである。
では、同会長はどのような動機から著者を誘ったのであろうか。同会長のブログより一部抜粋する。
「今回ご講演をいただく作家の橘玲先生は、2019年1月に新著『もっと言ってはいけない』を上梓された。今まで言ってはいけないことになっていたこと、考えてはいけないこと、タブー、それを明らかにして議論を進めるべきときがきたのである。その内容は、多くが生物学を基盤とし、それから得られたエビデンス(証拠)に基づいた人間社会論の展開、つまり自然科学と社会科学の融合である。これが人間の基本的人権を、自然科学を土台にして改めて認識する大きな力を与えてくれるだろう」。
なるほど、自然科学の学会長が著者を誘った理由が窺える。「言ってはいけない」シリーズでは、人間を「生物」として分析することで読者を扇情するという側面に目が行きがちであったが、そのようなアプローチが不可避になるくらい世の中が混迷してきていることに改めて気づかされるくだりである。
講演をもとにしているという性質上、本書にはやや雑駁な印象を受けるところもある。しかし、上述の経緯(本書が書かれた趣旨)を知ったうえで読むと、人間という「生物」が目まぐるしい環境変化によっていかに分断されつつあるのかを簡潔に理解できるようになる。
これから到来する異様な世界を生きることになる子を持つ親として、このような分断の実情を理解しておくことはきわめて重要であると感じた。「リベラル化する世界の分断」というのは実は講演の副題であり、「次世代にどのような社会を贈るのか?」が主題であったことからも、親が子のために読んでおくべき内容と捉えることができる。
著者はあるブログでこう述べている。「政治学・経済学・社会学・心理学から哲学にいたるまで、従来、人文・社会科学とされてきた分野を自然科学が侵食する『知のパラダイム転換』が1960年代から始まり、強大なテクノロジーによって加速度的にその領域を拡大しているが、日本の『文系アカデミズム』は一貫してこの世界的潮流を無視してきた。その結果、より現実的で知的なビジネスパーソンが、世界基準から脱落しガラパゴス化した日本のアカデミズムを見捨てつつあるという現状がここ(『サピエンス全史』が日本で『ビジネス書大賞2017』を受賞したこと)に象徴されている」。
「言ってはいけない」シリーズや本書のような一般書が人口に膾炙することは、日本アカデミズムがガラパゴス化から抜け出す第一歩として歓迎すべきことである。
2019年8月6日に日本でレビュー済み
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橘さんはどの本でもデータに裏付けられた事実(ファクト)に基づいて論じており、かつ分かりやすい文章で書かれています。だからこそ本の内容が好きか嫌いかを論じられるほどに、誰にでも説得力を持つのではないでしょうか。
自分は氷河期世代ですが、同世代、そして上の世代、下の世代、更に下の世代と接する中で感じる強烈な違和感と仮説が事実に基づいて証明されたことに非常に爽快な気持ちになります。抱いた違和感は世代とは全く関係がなかったのです。そしてもちろん国籍や民族とも関係がないのです。
結局のところ「ああ、この人はバカだな」と感じれば当たり障りのないことを話しながら、相手がなぜこのような考え方に至るのかについての前提条件について、内外の環境における影響をその人の歴史から紐解くことに興味こそ感じれど、それ以上の興味・関心はないのです。
一方で、論理的に新しい価値を創造することなど、知識・思考ゲームができる相手とは、その瞬間に最大のエネルギーを持って楽しむことができますし、その後、物理的に離れることがあったとしてもインターネットなどを通じて、いつでもゲームを楽しめるのです、「お互いに」。
だから、結果として執着しなくなります。執着することにあまり意味を見出せないのです。酒もタバコも炭水化物も、やめると決めればスッキリとやめられたことも同じです。同じ対象に執着することにゲーム性を感じないのです。同様に、国家や民族、宗教、人種、思想、所属・帰属、場所等にも執着はありません。関心が無いのではありません、それを絶対的なものとして、他を劣後させるような関係性の構築に興味がないのです。
僕が日本に住むことにこだわらないこと、中国にいつ住んでもいいこと、香港だろうが、アメリカだろうがどこでも良いと考えている一方で、ビジネスの対象として、思考の対象として「日本人」を扱い、研究し、仮説を立て、一部のサンプルで実験をしたいと強く思っていることは、僕の中で、そして僕と同じようなある一定層について成り立つのです。そして、そこには国家や民族等は関係が無いのです。
そうやって世界の分断が進んでいく。
機械が支配するまでは。
という本です。
非常に面白い。
万人が読むべきです。
自分は氷河期世代ですが、同世代、そして上の世代、下の世代、更に下の世代と接する中で感じる強烈な違和感と仮説が事実に基づいて証明されたことに非常に爽快な気持ちになります。抱いた違和感は世代とは全く関係がなかったのです。そしてもちろん国籍や民族とも関係がないのです。
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機械が支配するまでは。
という本です。
非常に面白い。
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