中国の戦国時代 三国志を扱ったマンガ
この巻はなんと言っても、魏の知恵者で唯一生き残った武将、仲達と
孔明の攻防だと思います。
まず、前の巻同様、魏と蜀がぶつかり合い、知恵者孔明が勝ちを迎えますが
連戦の疲れか、孔明は倒れてしまい、一旦漢中へと引きます。
それを知った魏は、漢中へと攻め入ろうとしますが、自然の猛威
長雨により行く手を阻まれます。
引き上げる魏をまたもや蜀が襲います。このとき魏の唯一生き残っていた
曹真も孔明の檄文にて死んでしまいます。
さらに、その蜀も仲達が流した噂により、再度漢中へと引き返します。
さらにさらに、漢中へと引き返した孔明は、再再度(何度目でしょうか)
蜀へと兵をすすめるまでがこの巻になっています。
魏を滅ぼそうと、焦る孔明が内政をおろそかにして戦い続けて
いるのがこの巻です。2者の知恵比べという意味では面白いのですが
三国志ならではの魏、蜀、呉のにらみ合い、そして義を尽くすという
玄徳の面白さは少なくなってきました。
この巻を入れて残り3巻で蜀が滅ぶと思うとなんとも心苦しいのですが
物語を完結してよみたい私には読まざるを得ない巻になりました。
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