この商品をお持ちですか? マーケットプレイスに出品する
裏表紙を表示 表紙を表示
サンプルを聴く 再生中... 一時停止   Audible オーディオエディションのサンプルをお聴きいただいています。
この画像を表示

丁庄の夢―中国エイズ村奇談 単行本 – 2007/1

5つ星のうち 5.0 6件のカスタマーレビュー

その他()の形式およびエディションを表示する 他のフォーマットおよびエディションを非表示にする
Amazon 価格
新品 中古品
単行本
"もう一度試してください。"
¥ 5,999
click to open popover

この商品を見た後に買っているのは?

Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。

  • Apple
  • Android
  • Android

無料アプリを入手するには、Eメールアドレスを入力してください。



【Amazon Global】OTAKU Store
Figures, Video Games, Blu-ray, DVD and Music of Japanese Anime, Games and Pop Culture Shop now

商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

本書は、「生と死が対話する」という構造を持った悲劇の物語である。この物語は「死者」である一人の少年の口から次から次へと語られる。象徴と現実の間で、作者は稀有の想像力を駆使し、叙述の起伏に沿って物語の哲学を構築している。これは単に「エイズ村」の悲劇というだけでなく、中国の大地で生きている八億の農民の共通した戸惑いなのである。1990年代の中国河南省、政府の売血政策で100万人とも言われるHIVの感染者を出した貧農の「エイズ村」を舞台に繰り広げられる、死と狂気と絶望と哄笑の物語。「現代の魯迅」と評される第一級の反体制作家が書下ろし、たちまち15万部を売り切ったスキャンダラスな傑作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

閻/連科
1958年、中国河南省嵩県の貧しい農村に生まれる。高校中退で就労、二十歳の時に解放軍に入隊する。在軍中に河南大学と解放軍芸術学院を卒業、2004年に軍を離れ、北京市作家協会に所属して作家活動に専念。1980年代末から小説を発表し、長篇8篇、中篇40篇、短篇60篇を著す。『堅硬如水』で魯迅文学賞を、『受活』で老舎文学賞を受賞。現代中国を代表する反体制派の作家で、ノーベル文学賞に最も近い中国人作家と言われている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


登録情報

  • 単行本: 358ページ
  • 出版社: 河出書房新社 (2007/01)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4309204732
  • ISBN-13: 978-4309204734
  • 発売日: 2007/01
  • 商品パッケージの寸法: 19 x 13.4 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0 6件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 133,558位 (本の売れ筋ランキングを見る)
  • さらに安い価格について知らせる
    この商品を出品する場合、出品者サポートを通じて更新を提案したいですか?

カスタマーレビュー

5つ星のうち 5.0
星5つ
6
星4つ
0
星3つ
0
星2つ
0
星1つ
0
すべてのカスタマーレビューを見る(6)
あなたのご意見やご感想を教えてください

トップカスタマーレビュー

形式: 単行本
読みながら、これはマジックリアリズムそのものじゃないかと思っていた。
ところが、ようよう半分を過ぎようかという頃になって、
これは知られざる中国の真実を暴く内容なのだということに遅まきながら気がついた。
初版十五万部を売り尽くした後に発禁処分となり、
増刷されないことが決定していることからもそのことが窺える。

脱稿して、作者は自分が味わった絶望と苦痛しか読者に与えられないのではないかと不安に襲われたと言う。
果たしてそうか。
泥人間が辺り一面飛び跳ねる最終場面に、微かながらも希望を感じたのはわたしだけではないだろう。
しかしそれも、結局は読み手側の期待に過ぎないのかもしれない。

現実には政府が責任を認め、事態を収拾しない限り何も変わらないのだ。
それは、愚昧な農民たちも同じだ。
目先の欲望に囚われて売血に応じた自分たちの行動の結果なのだ。
これはまた次世代のことを考えずに、目先の快楽だけを求めて行動するどこかの国のことのようにも思える。
「脱貧致富」の大号令に乗せられて心のエイズに罹っているのは誰なのか、いま一度よく考えてみる必要がある。
与えられた情報を鵜呑みにするな。
わたしたちは、もっと知らなくてはならない。隠蔽されている事実を。
コメント 12人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか? はい いいえ 評価を送る...
フィードバックありがとうございました。
申し訳ありませんが、お客様の投票の記録に失敗しました。もう一度試してください。
違反を報告
形式: 単行本
 「人民に奉仕する」と同一の作者によるものとは思いませんでした。中国の「外面」しか見えない私たちにとってショッキングな内容です。それでも太古から連綿と続く中国農民の日常にどのようにエイズが入り込み、蔓延していったのかが手にとるようにわかり、「政治」にかくされたまま蓋をされている現実を作者がこじあけた衝撃の強さが胸に強くひびきます。同じ村落の共同体の一員でありながら、血頭としてもうけ、果ては公費支給の棺おけ横流しまでした長男と父の相克、加害者と被害者、死に絶えた村の姿とおびただしい土饅頭。中国史でたびたび登場する「農民反乱」がいつおきてもおかしくないような気にさせられました。私にとって2月にして「今年のイチオシ」になる作品でした。
コメント 9人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか? はい いいえ 評価を送る...
フィードバックありがとうございました。
申し訳ありませんが、お客様の投票の記録に失敗しました。もう一度試してください。
違反を報告
投稿者 ribbon 投稿日 2007/5/18
形式: 単行本
この物語は死んだ少年によって語られる。貧しい農村で売血がいかに始まりエイズが蔓延していったか、これが丁庄一村に限らないと思うと空恐ろしい。少年の父親は血頭の中でも売血王と呼ばれ、貪欲に私腹を肥やし村人の恨みを買う。少年の祖父は悪辣な息子の行状に心を痛めている。やがてエイズにかかった村人たちは祖父が管理する小学校で共同生活を始める。死を目前にした人々が何を思うのか、それぞれがリアルに描かれている。悲劇ではあるがストーリーが実に面白くて一気に読み終えた。さすが現代の魯迅である。この期に及んでも人は誤魔化し、嫉妬し、愛を求め、欲深い。どの登場人物もしたたかで存在感に溢れている。少年の父親はエイズ患者をとことん利用しつくすが、それは古今東西の権力者のやり口を髣髴とさせる。本書が発禁処分を受けたところを見るとこの小説はかの国の現実に極めて近いのかも。著者インタビューによれば身体のエイズだけではなく人々の心のエイズを描いたとのことである。中国のエイズ問題に関心のある人にも無い人にも十分応える本である。
コメント 7人のお客様がこれが役に立ったと考えています. このレビューは参考になりましたか? はい いいえ 評価を送る...
フィードバックありがとうございました。
申し訳ありませんが、お客様の投票の記録に失敗しました。もう一度試してください。
違反を報告