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一億総貧困時代 単行本 – 2017/1/26
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「え、まさか、今のニッポンでこんなことが……と思ってるあなた。
これはあなたの明日かもしれない。
雨宮さんだからこそ聞き出せた、現代ニッポンの“棄民"レポート」-----上野千鶴子氏
ごく一部の富裕層を除き、多くの人々にとってすでに他人事ではない「貧困/自己責任大国」日本の現実とその構造を、さまざまな「当事者」たちへの取材を通して、平易な言葉であぶり出す。疲弊する個人と社会に、今、どんな処方箋がありうるのか。<貧困問題>を10年以上にわたりさまざまな角度から追ってきた著者による、いままさに、切実な1冊。超格差・超高齢化社会の中で、今後、必然的に<弱者>となる多くの私たちは、どう生き抜くことができるのか?
(「もくじ」より抜粋)
(1)「お父さんの子どもを産みました」──虐待の末、路上に辿り着いた女性/ (2)子どもの虐待と<貧困>──見えない孤立と声なきSOS、その傍らで/(3)介護離職から路上へ、そして路上から支援者へ──親の介護から人生が一変して/(4)「生き残ったのが、父じゃなくて私で良かった」──<利根川一家心中事件>裁判傍聴で明らかになったこと/(5)スーパーグローバルな「おせっかいおばちゃん」──この国で生きる外国人を支える人々/(6)原発避難者の今──「原発はもう安全」というストーリーが生み出す<貧困>/(7)学生が1600万円以上の借金を背負うシステム──奨学金破産1万人・日本の特殊な現状/(8)<アリさんマークの引越社>、その「アリ地獄」的実態──剥き出しの悪意と人権侵害の企業で闘う/(9)性産業はセーフティネットたり得るか──「風俗」と「福祉」を繋ぐ<風テラス>の試み/(10)人の命を財源で語るな──<生存権裁判>が問いかけるもの/(11)<相模原障害者施設殺傷事件>を受けて──<スーパー猛毒ちんどん>と、ALS患者たちの生きる実践/(12)<座談会>それでも私たちは生きていく──30代男女に聞く「非正規労働者」の現在・過去・未来
著者略歴
●雨宮処凛(あまみや・かりん)1975年、北海道生まれ。2000年、自伝的エッセイ『生き地獄天国』(太田出版)を出版し、デビュー。以来、若者の「生きづらさ」についての著作を発表する一方、イラクや北朝鮮への渡航を重ねる。 06年からは新自由主義のもと、不安定さを強いられる人々「プレカリアート」問題や貧困問題に積極的に取り組む。反貧困ネットワーク世話人、09年~11年、厚生労働省ナショナルミニマム研究会委員。著作に、JCJ賞(日本ジャーナリスト会議賞)を受賞した『生きさせろ! 難民化する若者たち』(ちくま文庫)、『ロスジェネはこう生きてきた』(平凡社)、『14歳からわかる生活保護』(河出書房新社)他。共著に『「生きづらさ」について 貧困、アイデンティティ、ナショナリズム』(萱野稔人/光文社新書)他。
これはあなたの明日かもしれない。
雨宮さんだからこそ聞き出せた、現代ニッポンの“棄民"レポート」-----上野千鶴子氏
ごく一部の富裕層を除き、多くの人々にとってすでに他人事ではない「貧困/自己責任大国」日本の現実とその構造を、さまざまな「当事者」たちへの取材を通して、平易な言葉であぶり出す。疲弊する個人と社会に、今、どんな処方箋がありうるのか。<貧困問題>を10年以上にわたりさまざまな角度から追ってきた著者による、いままさに、切実な1冊。超格差・超高齢化社会の中で、今後、必然的に<弱者>となる多くの私たちは、どう生き抜くことができるのか?
(「もくじ」より抜粋)
(1)「お父さんの子どもを産みました」──虐待の末、路上に辿り着いた女性/ (2)子どもの虐待と<貧困>──見えない孤立と声なきSOS、その傍らで/(3)介護離職から路上へ、そして路上から支援者へ──親の介護から人生が一変して/(4)「生き残ったのが、父じゃなくて私で良かった」──<利根川一家心中事件>裁判傍聴で明らかになったこと/(5)スーパーグローバルな「おせっかいおばちゃん」──この国で生きる外国人を支える人々/(6)原発避難者の今──「原発はもう安全」というストーリーが生み出す<貧困>/(7)学生が1600万円以上の借金を背負うシステム──奨学金破産1万人・日本の特殊な現状/(8)<アリさんマークの引越社>、その「アリ地獄」的実態──剥き出しの悪意と人権侵害の企業で闘う/(9)性産業はセーフティネットたり得るか──「風俗」と「福祉」を繋ぐ<風テラス>の試み/(10)人の命を財源で語るな──<生存権裁判>が問いかけるもの/(11)<相模原障害者施設殺傷事件>を受けて──<スーパー猛毒ちんどん>と、ALS患者たちの生きる実践/(12)<座談会>それでも私たちは生きていく──30代男女に聞く「非正規労働者」の現在・過去・未来
著者略歴
●雨宮処凛(あまみや・かりん)1975年、北海道生まれ。2000年、自伝的エッセイ『生き地獄天国』(太田出版)を出版し、デビュー。以来、若者の「生きづらさ」についての著作を発表する一方、イラクや北朝鮮への渡航を重ねる。 06年からは新自由主義のもと、不安定さを強いられる人々「プレカリアート」問題や貧困問題に積極的に取り組む。反貧困ネットワーク世話人、09年~11年、厚生労働省ナショナルミニマム研究会委員。著作に、JCJ賞(日本ジャーナリスト会議賞)を受賞した『生きさせろ! 難民化する若者たち』(ちくま文庫)、『ロスジェネはこう生きてきた』(平凡社)、『14歳からわかる生活保護』(河出書房新社)他。共著に『「生きづらさ」について 貧困、アイデンティティ、ナショナリズム』(萱野稔人/光文社新書)他。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社インターナショナル
- 発売日2017/1/26
- ISBN-104797673389
- ISBN-13978-4797673388
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
性的虐待の果て、父親の子どもを産んだ女性。長年の介護生活の果て、両親とともに死のうと川に車で突っ込み、娘だけが生き残った「利根川一家心中事件」。介護離職から路上へ、そして支援者となった男性―。奨学金、ブラック企業、性産業、そして原発事故や外国人労働者問題など、現代のこの国に潜む、あらゆる「貧困」に斬り込んだ渾身の一冊。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
雨宮/処凛
1975年、北海道生まれ。愛国パンクバンドボーカルなどを経て、2000年、自伝的エッセイ『生き地獄天国』(太田出版)を出版し、デビュー。反貧困ネットワーク世話人。09年~11年まで厚生労働省ナショナルミニマム研究会委員を務めた。著作に、JCJ賞(日本ジャーナリスト会議賞)を受賞した『生きさせろ!難民化する若者たち』(ちくま文庫)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1975年、北海道生まれ。愛国パンクバンドボーカルなどを経て、2000年、自伝的エッセイ『生き地獄天国』(太田出版)を出版し、デビュー。反貧困ネットワーク世話人。09年~11年まで厚生労働省ナショナルミニマム研究会委員を務めた。著作に、JCJ賞(日本ジャーナリスト会議賞)を受賞した『生きさせろ!難民化する若者たち』(ちくま文庫)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 集英社インターナショナル (2017/1/26)
- 発売日 : 2017/1/26
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 256ページ
- ISBN-10 : 4797673389
- ISBN-13 : 978-4797673388
- Amazon 売れ筋ランキング: - 413,365位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
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著者について
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カスタマーレビュー
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総花的に全体を俯瞰するのではなく、地道に足で稼いだ貧困ルポが11本掲載されている。
こういう筆者は信用できる。社会問題を語るには、鳥の眼より虫の眼だ。私たちは虫なんだから。
路上生活者の告白はショッキングである。精神を病む母親に生後6か月で捨てられた女性は、父親にレイプされて子供を産む。
デパートの課長だった男性は、親の介護のため退職したことが路上生活につながる。
同じ不幸でもやはり女性のほうが大変だと思わざるをえない。
子供の貧困は、悲惨の一語につきる。
競争だ実力社会だと景気のいい論調が幅を利かせているけど、スタートラインにつくことさえできない子供が大量にいるのだ。
生活保護費の高齢加算が廃止されたらしい。誰も話題にしないから、知らなかった。
現政権は知らぬ間に悪事を重ねてるなあ。高齢者は若い人よりカネがかかるのに。
保護費を減らされたため、冷暖房が使えず苦しんでいる人が多いそうだ。地域にもよるが、日本は夏も冬も過酷だ。
命に係わる問題だぞ。生保といえば脊髄反射のように「不正受給」「パチンコやってる」という人がいる。
少数のズル休みを見逃してでも、大多数のまじめな人を救うほうが先決だろ。
学生が背負わされるローンやアリさん引越社のブラック体質も痛い。
この国では子供から若者、働き盛りの壮年から老人まで、全世代に貧困化の罠が仕掛けられてるんだなあ。
貧困女性と風俗の関連は興味深く読んだ。地雷専門店という表現には笑った。正直でいい。建前ではなにも解決しないから。
最終章の障碍者バンド「スーパー猛毒ちんどん」の活躍レポートは感動的だ。いじめ体験や日常の苦悩をロックで表現する。
「わたしには あなたの部屋にいく あしがない」。
夢は全国ツアーだそうだ。ううむ、聞いてみたい。
最後に筆者自身が近況を記す。少子化の原因は要するに雇用崩壊で貧乏人が増えたせいなのだ。
価値観の変化も多少は関係あるが、それより単に「金がない定職がない、結婚どころじゃない」て話だろう。
たいへん読み応えのある問題提起の書でした。
こういう筆者は信用できる。社会問題を語るには、鳥の眼より虫の眼だ。私たちは虫なんだから。
路上生活者の告白はショッキングである。精神を病む母親に生後6か月で捨てられた女性は、父親にレイプされて子供を産む。
デパートの課長だった男性は、親の介護のため退職したことが路上生活につながる。
同じ不幸でもやはり女性のほうが大変だと思わざるをえない。
子供の貧困は、悲惨の一語につきる。
競争だ実力社会だと景気のいい論調が幅を利かせているけど、スタートラインにつくことさえできない子供が大量にいるのだ。
生活保護費の高齢加算が廃止されたらしい。誰も話題にしないから、知らなかった。
現政権は知らぬ間に悪事を重ねてるなあ。高齢者は若い人よりカネがかかるのに。
保護費を減らされたため、冷暖房が使えず苦しんでいる人が多いそうだ。地域にもよるが、日本は夏も冬も過酷だ。
命に係わる問題だぞ。生保といえば脊髄反射のように「不正受給」「パチンコやってる」という人がいる。
少数のズル休みを見逃してでも、大多数のまじめな人を救うほうが先決だろ。
学生が背負わされるローンやアリさん引越社のブラック体質も痛い。
この国では子供から若者、働き盛りの壮年から老人まで、全世代に貧困化の罠が仕掛けられてるんだなあ。
貧困女性と風俗の関連は興味深く読んだ。地雷専門店という表現には笑った。正直でいい。建前ではなにも解決しないから。
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最後に筆者自身が近況を記す。少子化の原因は要するに雇用崩壊で貧乏人が増えたせいなのだ。
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たいへん読み応えのある問題提起の書でした。