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[岩井克人]のヴェニスの商人の資本論 (ちくま学芸文庫)
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ヴェニスの商人の資本論 (ちくま学芸文庫) Kindle版

5つ星のうち 4.2 17件のカスタマーレビュー

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商品の説明

内容紹介

〈資本主義〉のシステムやその根底にある〈貨幣〉の逆説とはなにか。その怪物めいた謎をめぐって、シェイクスピアの喜劇を舞台に、登場人物の演ずる役廻りを読み解く表題作「ヴェニスの商人の資本論」。そのほか、「パンダの親指と経済人類学」など明晰な論理と軽妙な洒脱さで展開する気鋭の経済学者による貨幣や言葉の逆説についての諸考察。

内容(「BOOK」データベースより)

〈資本主義〉のシステムやその根底にある〈貨幣〉の逆説とはなにか。その怪物めいた謎をめぐって、シェイクスピアの喜劇を舞台に、登場人物の演ずる役廻りを読み解く表題作「ヴェニスの商人の資本論」。そのほか、「パンダの親指と経済人類学」など明晰な論理と軽妙な洒脱さで展開する気鋭の経済学者による貨幣や言葉の逆説についての諸考察。

登録情報

  • フォーマット: Kindle版
  • ファイルサイズ: 449 KB
  • 紙の本の長さ: 205 ページ
  • 出版社: 筑摩書房 (1993/1/7)
  • 販売: Amazon Services International, Inc.
  • 言語: 日本語
  • ASIN: B00ETNHZJS
  • X-Ray:
  • Word Wise: 有効にされていません
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2 17件のカスタマーレビュー
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カスタマーレビュー

トップカスタマーレビュー

投稿者 TT生 投稿日 2017/3/22
形式: 単行本 Amazonで購入
経済学に内在的な倫理の原則を認める著者の思想に感銘した。この人の思想が経済学の主流になってほしい。
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投稿者 宇佐美 峻 投稿日 2016/7/18
形式: 文庫 Amazonで購入
岩井克人さんは天才です。
学問とは、現実の世界を理解することだと僕は思いますが、石井さんはそれがうますぎる。
読むと頭良くなった(世界を理解できるようになった)気分になります。
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形式: 文庫 Amazonで購入
表題作を初めとする、経済学者岩井克人氏のエッセイ集。軽妙な語り口でと巧みなたとえ話で、資本主義や貨幣についての考え方をわかりやすく述べられている。また、岩井氏の「不均衡動学の理論」への入門書的な話題も含まれていて、これらの話題に興味のある人にはとくにお薦め。
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形式: 文庫
本書はオムニバスである。冒頭に載っている、本の題名にもなっている「ヴェニスの商品の資本論」は実に面白い。社会科学系の本を読んで、心の底から面白い!と思ったのは、私はこれが初めてである。シェイクスピア『ベニスの商人』を読み解きながら、貨幣、利子、ヨーロッパ社会におけるユダヤ人の役割を縦横に語っている。経済学の素人に貨幣のもつ興味深い役割を教え、西洋史の素人にヨーロッパ社会におけるユダヤ人の役割を教えてくれる本である。もちろん、文学的分析という尺度においても一級品である。一言で言えば、様々な読み方を許容する本である。私自身は、なぜアラブ社会においてユダヤ人が嫌われるのか、その謎を解くヒントも本書に隠されていると思った。それにしても、分析の道具がマルクス!!とは。マルクスを援用してこのような立派な分析が出来るのなら、だれも見向きもしなくなったけれども、やはりマルクスの著作は読んでおかなければいけないという気にもなってくる。
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形式: 文庫
資本主義の基本は物流の交換である
で、物流の交換という行為を発展させたのが「貨幣」の発明であった

しかし貨幣がなぜ生じたのか、ということには大きな理由があったわけだ
それは「異世界」どうしの物流が発生したからである

価値観をも共有する同質な社会の中であれば、モノの価値も当然同じであるから、物々交換でも事足りた
しかし「異」世界との接触により、そこに仲介物としての「貨幣」が生じたわけである

ところがこの「貨幣」という魔物は自らも「利」を生むように成長する
そのために存在したのが「異教徒」たるユダヤ人だった、というのが本文の種明かしである
共同体社会の中では、取引はあくまでもフェアに1to1で行われるべきものであり、そこに「利息」などという汚れたものは持ち込んではいけなかったのだ
しかしそれをしないことには、たとえば先物買い、保険金としてのマージンなどの理屈が通らない
したがって、キリスト教社会の中でにおいて、確固たる「異」としての存在であったユダヤ人がその部分を一手に引き受けることになった、というわけ

『もしこの世にユダヤ人が存在していなければ、キリスト教社会はユダヤ人を創造しなければならない』

なるほどね
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形式: Kindle版 Amazonで購入
経済に関する本に「等価交換」という言葉が出てきたら、気をつけたほうがいい。等価交換とはマルクス経済学の用語であり、マルクス経済学は学問的に間違っているからだ。この語が繰り返される表題作で議論が混乱するのは当然である。

著者は「モノの売り買いとは、原則的にはおたがいに価値の等しいモノと貨幣とのあいだの交換」と述べる。しかし価値が等しいなら、わざわざ交換する意味はない。交換は、双方が互いに、より大きな価値が手に入ると思うから行われる。もし取引したモノと貨幣の価値が等しいなら、コンビニで会計を済ませた商品をその場で返品し、払ったお金を取り戻しても満足できるはずだが、誰もそんなことはしない。

著者はもったいぶって「実は、あくまでも等価交換の原則にもとづきながらも利潤を生み出すことのできる場所が、いわば場所ならぬ場所において存在する」と言う。だが等価交換という前提が間違っているから、結論も正しくはならない。

異なる二つの価値体系の間を媒介し、一方で相対的に安いものを買い、他方で相対的に高いものを売る。著者によれば、これこそ「等価交換のもとで利潤を生み出す唯一の方法」と言う。例として、地理的に離れた二つの共同体を結ぶ遠隔地貿易をあげる。

しかし現実には、同じ町や村の中でも商取引は日常的に行われるし、利潤も生
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