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ヴィクトリア朝英国人の日常生活 下:貴族から労働者階級まで 単行本 – 2017/7/11
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ヴィクトリア朝の英国人の生活を目覚めから就寝までレポートするという形式のかつてない歴史書。文献を駆使するのは勿論、生活様式を自分でも実践した著者が、労働者から貴族まであらゆる階級の真の姿をいきいきと描きだす。
ヴィクトリア朝の英国人になる方法!?
住居から衣類、食べ物まで再現する
BBCの歴史ドキュメンタリー番組で人気を博した歴史研究家が、多彩な資料とみずからの実践によってときあかす、ヴィクトリア朝の人々の生活、起床から就寝まで。
ヴィクトリア朝英国人の日常生活 下
下巻 目次
第9章 昼食
第10章 ふたたび家事
◎洗濯 ◎家庭内の医療
第11章 子どもたちは学校へ
◎万人のための学校 ◎公開試験 ◎少女たちのための学校教育 ◎少女たちと裁縫
第12章 しばしの余暇
◎男性向けのスポーツ ◎少年向けのスポーツ ◎少女と若い女性向けのスポーツ ◎公園と庭 ◎パブ ◎遊び ◎海岸での休暇
第13章 夕食
◎ヴィクトリア朝初期 ◎ヴィクトリア朝中期 ◎ヴィクトリア朝末期 ◎料理の習慣 ◎食品科学とダイエット
第14章 就寝前の入浴
◎健康のための入浴 ◎清潔にするための入浴 ◎公衆浴場運動
第15章 寝室での営み
◎男の性 ◎自慰行為 ◎女の性 ◎避妊 ◎妊娠中絶 ◎婚外性交渉
おわりに
訳者あとがき
上巻 目次
第1章 起床
第2章 服を着る
第3章 用を足す
第4章 身だしなみを整える
第5章 朝の運動
第6章 朝食
第7章 外での仕事
第8章 家事
【著者略歴】
ルース・グッドマン(by Ruth Goodman)
英国出身・在住の歴史家。1963年生まれ。専門分野は近世英国社会史。美術館や映画などのアドバイザーを複数務める。また英国BBCテレビの教育番組"Victorian Farm","Victorian Pharmacy","Tudor Monastery Farm"などのプレゼンターを務めている。
研究にあたっては、資料を渉猟するだけでなく、当時の生活様式を実践することで、歴史への理解をより深めている。本書で示されるようにヴィクトリア朝の生活様式を実践するほか、Tudor Groupという英国チューダー時代(1485~1603年)の様式で生活をする団体にも所属している。
ヴィクトリア朝の英国人になる方法!?
住居から衣類、食べ物まで再現する
BBCの歴史ドキュメンタリー番組で人気を博した歴史研究家が、多彩な資料とみずからの実践によってときあかす、ヴィクトリア朝の人々の生活、起床から就寝まで。
ヴィクトリア朝英国人の日常生活 下
下巻 目次
第9章 昼食
第10章 ふたたび家事
◎洗濯 ◎家庭内の医療
第11章 子どもたちは学校へ
◎万人のための学校 ◎公開試験 ◎少女たちのための学校教育 ◎少女たちと裁縫
第12章 しばしの余暇
◎男性向けのスポーツ ◎少年向けのスポーツ ◎少女と若い女性向けのスポーツ ◎公園と庭 ◎パブ ◎遊び ◎海岸での休暇
第13章 夕食
◎ヴィクトリア朝初期 ◎ヴィクトリア朝中期 ◎ヴィクトリア朝末期 ◎料理の習慣 ◎食品科学とダイエット
第14章 就寝前の入浴
◎健康のための入浴 ◎清潔にするための入浴 ◎公衆浴場運動
第15章 寝室での営み
◎男の性 ◎自慰行為 ◎女の性 ◎避妊 ◎妊娠中絶 ◎婚外性交渉
おわりに
訳者あとがき
上巻 目次
第1章 起床
第2章 服を着る
第3章 用を足す
第4章 身だしなみを整える
第5章 朝の運動
第6章 朝食
第7章 外での仕事
第8章 家事
【著者略歴】
ルース・グッドマン(by Ruth Goodman)
英国出身・在住の歴史家。1963年生まれ。専門分野は近世英国社会史。美術館や映画などのアドバイザーを複数務める。また英国BBCテレビの教育番組"Victorian Farm","Victorian Pharmacy","Tudor Monastery Farm"などのプレゼンターを務めている。
研究にあたっては、資料を渉猟するだけでなく、当時の生活様式を実践することで、歴史への理解をより深めている。本書で示されるようにヴィクトリア朝の生活様式を実践するほか、Tudor Groupという英国チューダー時代(1485~1603年)の様式で生活をする団体にも所属している。
- 本の長さ242ページ
- 言語日本語
- 出版社原書房
- 発売日2017/7/11
- 寸法13.5 x 2.4 x 19.5 cm
- ISBN-104562054255
- ISBN-13978-4562054251
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
ヴィクトリア朝の英国人になる方法!?住居から衣類、食べ物まで再現するBBCの歴史ドキュメンタリー番組で人気を博した歴史研究家が、多彩な資料とみずからの実践によってときあかす、ヴィクトリア朝の人々の生活、起床から就寝まで。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
グッドマン,ルース
英国出身・在住の歴史家。1963年生まれ。専門分野は近世英国社会史。美術館や映画などのアドバイザーを複数務める。また英国BBCテレビの教育番組“Victorian Farm”、“Victorian Pharmacy”、“Tudor Monastery Farm”などのプレゼンターを務めている。研究にあたっては、資料を渉猟するだけでなく、当時の生活様式を実践することで、歴史への理解をより深めている。ヴィクトリア朝の生活様式を実践するほか、Tudor Groupという英国チューダー時代(1485~1603年)の様式で生活をする団体にも所属している
小林/由果
青山学院大学文学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
英国出身・在住の歴史家。1963年生まれ。専門分野は近世英国社会史。美術館や映画などのアドバイザーを複数務める。また英国BBCテレビの教育番組“Victorian Farm”、“Victorian Pharmacy”、“Tudor Monastery Farm”などのプレゼンターを務めている。研究にあたっては、資料を渉猟するだけでなく、当時の生活様式を実践することで、歴史への理解をより深めている。ヴィクトリア朝の生活様式を実践するほか、Tudor Groupという英国チューダー時代(1485~1603年)の様式で生活をする団体にも所属している
小林/由果
青山学院大学文学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 原書房 (2017/7/11)
- 発売日 : 2017/7/11
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 242ページ
- ISBN-10 : 4562054255
- ISBN-13 : 978-4562054251
- 寸法 : 13.5 x 2.4 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 112,419位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 74位イギリス・アイルランド史
- - 397位ヨーロッパ史一般の本
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.9
星5つ中の4.9
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英国での食生活や衛生観念の歴史も記載されているので、どうして英国料理はこうなったのか、理由が腑に落ちます。日々の日常の積み重ねって、100年200年たっても受け継がれるものだ…。
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殿堂入りベスト50レビュアー
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原題『ヴィクトリア朝人になる方法』。著者は50代の在野歴史家。美術館・テレビ・映画の時代考証指導・助言・実演等で活躍されているようである。
本書は朝起きてから、夜寝るまでのヴィクトリア朝人の一日の生活(習慣、実体、モラル等)について語った本である。
となると、当時の特定の人物、たとえば、①上流階級の令嬢になり切って、一人称でその一日を再現する方法や、②現代人のお嬢さんまたは女子アナ等がタイムマシンに乗ってヴィクトリア朝ロンドンの邸宅に降り立つ方法が考えられるが、著者はどちらの方法もとらない。訳題の副題が「貴族から労働者階級まで」とあり、労働者階級まで書くには、①②の方法ではちょっと無理らしい。それで、著者は現代に滞在したままである。
ただし、それだけでは、『ヴィクトリア朝人になる方法』という題の本としては、ちょっと淋しい。そこで、著者は、自らヴィクトリア朝人の生活を実践した体験(主にBBCテレビのシリーズ)をスパイスとしてふりかけるのであるが、これがなかなかよく効いている。
上巻ではコルセットを付けて、豚を追いかけたり、床磨きをしたり、皮膚が真っ赤になったり、クリノリンを付けて、揺れたり跳ねたり、衣裳や化粧品を自作したり、固定剤で髪を固定したまま、シャンプーを使わずに過ごしたり、(生理用品を使った経験も書いている)、頑張っていたが、この下巻でも、洗濯棒で洗濯物をかき混ぜる重労働でくたくたになったことや、ツーピースの水着が心地よかっこと、風呂に入ったことなどを書いている。
上巻は主に朝の話であったが、下巻は昼食から夜の営みまでの話となる。
私的感想
〇一応は起床から始まり、経時的に叙述されているが、一つの話題が出ると、それについて広く深く全面展開される(たとえば、上巻では朝に着る服の話が出ると、ヴィクトリア朝の男性女性(主に女性)の下着上着について全面展開。下巻は学校と教育について全面展開したあと、スポーツについて全面展開する。)。
〇下巻は、昼食、洗濯、家庭内医療、学校、スポーツ、夕食、入浴、寝室での営みという順序の展開。上下合わせて15章、約540頁の単行本であり、著者はあまり脱線無駄話はしないので、情報量は豊富であり、今のところ、日本で出版された一般読者向けの総合的ヴィクトリア朝時代風俗本の中では、一番内容豊富な本ではないか。
〇せっかくなので、突っ込みどころを探してみると、上巻下巻を探しても、「読書、本」の項目がなく、まとまった内容もない。ヴィクトリア朝は、ロマンス小説、マナー本、人生本、通俗医学書、情報雑誌等がよく読まれた時代で、ここが抜けているのはちょっと残念。
〇最後の第15章「寝室での営み」は42頁ほどだが、男の性欲、性交と健康の関係(たとえ相手が娼婦であっても、女性との性交は男性を健康にするが、自慰は男性を衰弱させる)、晩婚化、男性の自慰への激しい非難、女性の性欲、避妊、妊娠中絶、売春、売春以外婚外性交渉、性病、同性愛と、まさに全面展開し、充実している。
〇ちょっと疑問に思ったのは・・最近出た『ヴィクトリアン・レディーのための秘密のガイド』(東京創元社)では、女性の自慰を激しく非難し、女性のほとんどの病気は自慰が原因とする19世紀有名医師に対して、著者が怒りまくっていた。また、図説本の定番である『英国レディの世界』(河出書房)にも、ロマンス小説が少女を刺激して、最も大きな罪である自慰に走らせる危険があることが書かれている。(旧版26頁)。
ところが、本書では、「女性の自慰は男性の「自涜」より一般的ではなく、体への害も少ないと考えられた」(203頁)とするのである。その理由は、「男性の場合と違って生命に関わるものを浪費しているわけではないから」。うーん・・・。
私的結論
〇ヴィクトリア朝時代そのままの暮らしをするテレビ番組って、すごいですね。
本書は朝起きてから、夜寝るまでのヴィクトリア朝人の一日の生活(習慣、実体、モラル等)について語った本である。
となると、当時の特定の人物、たとえば、①上流階級の令嬢になり切って、一人称でその一日を再現する方法や、②現代人のお嬢さんまたは女子アナ等がタイムマシンに乗ってヴィクトリア朝ロンドンの邸宅に降り立つ方法が考えられるが、著者はどちらの方法もとらない。訳題の副題が「貴族から労働者階級まで」とあり、労働者階級まで書くには、①②の方法ではちょっと無理らしい。それで、著者は現代に滞在したままである。
ただし、それだけでは、『ヴィクトリア朝人になる方法』という題の本としては、ちょっと淋しい。そこで、著者は、自らヴィクトリア朝人の生活を実践した体験(主にBBCテレビのシリーズ)をスパイスとしてふりかけるのであるが、これがなかなかよく効いている。
上巻ではコルセットを付けて、豚を追いかけたり、床磨きをしたり、皮膚が真っ赤になったり、クリノリンを付けて、揺れたり跳ねたり、衣裳や化粧品を自作したり、固定剤で髪を固定したまま、シャンプーを使わずに過ごしたり、(生理用品を使った経験も書いている)、頑張っていたが、この下巻でも、洗濯棒で洗濯物をかき混ぜる重労働でくたくたになったことや、ツーピースの水着が心地よかっこと、風呂に入ったことなどを書いている。
上巻は主に朝の話であったが、下巻は昼食から夜の営みまでの話となる。
私的感想
〇一応は起床から始まり、経時的に叙述されているが、一つの話題が出ると、それについて広く深く全面展開される(たとえば、上巻では朝に着る服の話が出ると、ヴィクトリア朝の男性女性(主に女性)の下着上着について全面展開。下巻は学校と教育について全面展開したあと、スポーツについて全面展開する。)。
〇下巻は、昼食、洗濯、家庭内医療、学校、スポーツ、夕食、入浴、寝室での営みという順序の展開。上下合わせて15章、約540頁の単行本であり、著者はあまり脱線無駄話はしないので、情報量は豊富であり、今のところ、日本で出版された一般読者向けの総合的ヴィクトリア朝時代風俗本の中では、一番内容豊富な本ではないか。
〇せっかくなので、突っ込みどころを探してみると、上巻下巻を探しても、「読書、本」の項目がなく、まとまった内容もない。ヴィクトリア朝は、ロマンス小説、マナー本、人生本、通俗医学書、情報雑誌等がよく読まれた時代で、ここが抜けているのはちょっと残念。
〇最後の第15章「寝室での営み」は42頁ほどだが、男の性欲、性交と健康の関係(たとえ相手が娼婦であっても、女性との性交は男性を健康にするが、自慰は男性を衰弱させる)、晩婚化、男性の自慰への激しい非難、女性の性欲、避妊、妊娠中絶、売春、売春以外婚外性交渉、性病、同性愛と、まさに全面展開し、充実している。
〇ちょっと疑問に思ったのは・・最近出た『ヴィクトリアン・レディーのための秘密のガイド』(東京創元社)では、女性の自慰を激しく非難し、女性のほとんどの病気は自慰が原因とする19世紀有名医師に対して、著者が怒りまくっていた。また、図説本の定番である『英国レディの世界』(河出書房)にも、ロマンス小説が少女を刺激して、最も大きな罪である自慰に走らせる危険があることが書かれている。(旧版26頁)。
ところが、本書では、「女性の自慰は男性の「自涜」より一般的ではなく、体への害も少ないと考えられた」(203頁)とするのである。その理由は、「男性の場合と違って生命に関わるものを浪費しているわけではないから」。うーん・・・。
私的結論
〇ヴィクトリア朝時代そのままの暮らしをするテレビ番組って、すごいですね。
ベスト500レビュアー
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ヴィクトリア朝の生活を実践した体験談を交えながら当時の日常生活を読み解く…というユニークな試みである『ヴィクトリア朝英国人の日常生活』の下巻である本書は、昼食から就寝までを扱っている。
上巻と同様、様々な階級の人々の一日を追いながら当時の社会問題に至るまでを幅広く取り上げているので、本書を読めばヴィクトリア朝の社会全体が見えて来るであろう。
因みに、本書は当時の日常を追うと共に豊富な知識も授けてくれるので、とにかく面白い。
一例を挙げるならば、食事に関する記述である。
現代では昼食を「ランチ」、夕食を「ディナー」と呼ぶものの、本来の「ディナー」は一日のうちで一番豪華な食事を意味する事から、嘗ては昼食が「ディナー」だったケースも多い…という事はよく知られているが、実の所、昼食を「ランチ」というか「ディナー」というかは階層に依って異なっていたらしい。
また、今ではフランス料理のフル・コースで一般的なカトラリーやグラスの並べ方、或いは給仕方法は、実は“フランス式”ではなく“ロシア式”だそうである。
恥ずかしながら、本書を読んで初めて知った。
いや、もしかしたら当たり前の知識なのかもしれないが、少なくとも私にとっては新鮮であり、何やら少し有用な雑学を得たような気分である。
学校教育や余暇として楽しむスポーツ然り。
例えば、当時の女性にとっては裁縫が重要であり、少女時代から習得に励んだ事は大方予想をしていたが、その技術が想像を遥かに超えるほど高度であったのには脱帽してしまったし、或いは、英国のスポーツと言えば代表的なのはクリケットであるが、実はボクシングもかなりの人気を博し、然も正装して観戦したというのが意外でもある。
…いや、それどころではない。
何と殴り合いの喧嘩が“正々堂々たる試合”の如く賞賛されたというのだから、最早驚きでもあった。
因みに、最終章では夫婦間の夜の営みにかなりの頁を割いているが、単に性生活を詳らかにするだけではなく、当時の「夫」と「妻」の在り方…強いては男女の立場の違いを浮き彫りにしているので、改めて当時の風潮と価値観について整理して考える事が出来たように思うし、ヴィクトリア朝の日常生活を通して当時の社会事情を考察する事に重点を置いた本書からは、非常に多くを学んだ次第である。
単なる過去の歴史としてではなく、社会学の一環として得るものが大きい一冊。
面白さのみならず、豊富な知識と考える機会を与えてくれる著作として、多くの方にお勧めしたいと思う。
上巻と同様、様々な階級の人々の一日を追いながら当時の社会問題に至るまでを幅広く取り上げているので、本書を読めばヴィクトリア朝の社会全体が見えて来るであろう。
因みに、本書は当時の日常を追うと共に豊富な知識も授けてくれるので、とにかく面白い。
一例を挙げるならば、食事に関する記述である。
現代では昼食を「ランチ」、夕食を「ディナー」と呼ぶものの、本来の「ディナー」は一日のうちで一番豪華な食事を意味する事から、嘗ては昼食が「ディナー」だったケースも多い…という事はよく知られているが、実の所、昼食を「ランチ」というか「ディナー」というかは階層に依って異なっていたらしい。
また、今ではフランス料理のフル・コースで一般的なカトラリーやグラスの並べ方、或いは給仕方法は、実は“フランス式”ではなく“ロシア式”だそうである。
恥ずかしながら、本書を読んで初めて知った。
いや、もしかしたら当たり前の知識なのかもしれないが、少なくとも私にとっては新鮮であり、何やら少し有用な雑学を得たような気分である。
学校教育や余暇として楽しむスポーツ然り。
例えば、当時の女性にとっては裁縫が重要であり、少女時代から習得に励んだ事は大方予想をしていたが、その技術が想像を遥かに超えるほど高度であったのには脱帽してしまったし、或いは、英国のスポーツと言えば代表的なのはクリケットであるが、実はボクシングもかなりの人気を博し、然も正装して観戦したというのが意外でもある。
…いや、それどころではない。
何と殴り合いの喧嘩が“正々堂々たる試合”の如く賞賛されたというのだから、最早驚きでもあった。
因みに、最終章では夫婦間の夜の営みにかなりの頁を割いているが、単に性生活を詳らかにするだけではなく、当時の「夫」と「妻」の在り方…強いては男女の立場の違いを浮き彫りにしているので、改めて当時の風潮と価値観について整理して考える事が出来たように思うし、ヴィクトリア朝の日常生活を通して当時の社会事情を考察する事に重点を置いた本書からは、非常に多くを学んだ次第である。
単なる過去の歴史としてではなく、社会学の一環として得るものが大きい一冊。
面白さのみならず、豊富な知識と考える機会を与えてくれる著作として、多くの方にお勧めしたいと思う。









