ヤマザキさんにとっての母の印象なのでしょうけれど、ヤマザキさんの描く母リョウコさんの絵は、山姥のようですが、実物は、とてもキレイな方です。
深窓の令嬢として育ったリョウコさんは、親の反対を押し切って実家から遠く離れた北海道で音楽家としての道を歩み貫きます。
夫に先立たれ、音楽家であるリョウコさんは、周りをうまく巻き込んで、シングルマザーとしてヤマザキさん姉妹を育てますが、どんな時も明るくパワフルな姿がたくましくもあり、悲壮感などみじんもありません。
けして経済的に恵まれていたワケではありませんが、北海道の自然を相手に、子供たちとたわむれ、自らの人生も精一杯楽しんでいる様子が描かれています。
ヤマザキマリさんの個性は、まぎれもなく母のリョウコさんと北海道の大地により育まれたことがわかります。
NHKのファミリーヒストリーで放送されてもいいような内容で、才能あふれるヤマザキマリさんの背景を知ることができます。
ヴィオラ母さん 私を育てた破天荒な母・リョウコ (日本語) 単行本 – 2019/1/30
ヤマザキマリ
(著)
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本の長さ239ページ
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言語日本語
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出版社文藝春秋
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発売日2019/1/30
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ISBN-104163909621
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ISBN-13978-4163909622
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商品の説明
出版社からのコメント
「リョウコ」とは、漫画家・ヤマザキマリの今年で八十五歳になる「規格外」の母親のこと。 昭和三十五年、リョウコは二十七歳の時にそれまで務めていた会計事務所を辞め、オーケストラで音楽をやるため実家を飛び出した。新天地・北海道で理解者となる男性と出会い結婚するものの早逝され、シングルマザーとしてふたりの幼い娘を抱えることとなる。 戦後、まだまだ女性が仕事を持つのが難しかった時代。ヴィオラの演奏家という職業を選び、家族を守るために、大好きな音楽を演奏するために、リョウコが選んだ道は平坦ではなかった。鼻息粗く自分の選んだ道を邁進し、ボーダレスな家庭の中で子供を育てあげた破天荒母リョウコの人生を、娘マリが語る。 決して、見本となるような「いい母親」ではなかったかもしれない。 音楽と家族を愛し、自分を貫きとおす、ぶれないリョウコの背中を見て、娘マリが学んだことは何か。 ヴィオラを手に、昭和を駆け抜けた一人の凄まじき女、リョウコ一代記。 第1章*リョウコが母になるまで 第2章*働く母・リョウコ 第3章*リョウコに教えてもらったこと 第4章*リョウコと衣食住 第5章*リョウコと家族 第6章*リョウコという母親
内容(「BOOK」データベースより)
生きることって結局は楽しいんだよ。音楽と娘と自分の人生を真摯に愛する規格外な母リョウコのまるで「朝ドラ」のような人生!
著者について
1967年東京都出身。17歳の時、絵の勉強のためフィレンツェに留学。海外生活の中、マンガを描き始める。その後、中東、ポルトガル、シカゴへ移住。現 在は北イタリア在住。『テルマエ・ロマエ』(エンターブレイン)でマンガ大賞2010、第14回手塚治虫文化賞短編賞を受賞。著書に『スティーブ・ジョブズ』(講談社)、『プリニウス①~⑦』(新潮社)、『オリンピア・キュクロス①』(集英社)、『男性論 ECCE HOMO』(文春新書)、『国境のない生き方』『仕事にしばられない生き方』(小学館新書)など多数。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ヤマザキ/マリ
1967年東京都生まれ、北海道育ち。84年に17歳でイタリアに渡り、フィレンツェの美術学校で油絵と美術史を学ぶ。97年漫画家デビュー。その後、イタリア人の比較文化研究者との結婚を機に、シリア、ポルトガル、シカゴへ移住。現在は日本と北イタリアで暮らす。2010年に『テルマエ・ロマエ』(エンターブレイン)で第3回マンガ大賞、第14回手塚治虫文化賞短編賞を、15年に芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。17年にイタリア共和国星勲章コメンダトーレ綬章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1967年東京都生まれ、北海道育ち。84年に17歳でイタリアに渡り、フィレンツェの美術学校で油絵と美術史を学ぶ。97年漫画家デビュー。その後、イタリア人の比較文化研究者との結婚を機に、シリア、ポルトガル、シカゴへ移住。現在は日本と北イタリアで暮らす。2010年に『テルマエ・ロマエ』(エンターブレイン)で第3回マンガ大賞、第14回手塚治虫文化賞短編賞を、15年に芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。17年にイタリア共和国星勲章コメンダトーレ綬章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 文藝春秋 (2019/1/30)
- 発売日 : 2019/1/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 239ページ
- ISBN-10 : 4163909621
- ISBN-13 : 978-4163909622
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Amazon 売れ筋ランキング:
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- - 21,889位コミック
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年2月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ヤマザキマリさんの本はかなり読んできたので、知っている話も多かったが、それでも面白く読めた! この本は、ヤマザキマリさんの漫画と、エッセイが組み合わさってできているのだか、どちらも面白い。ただ、内容が重複している部分があるので、そこはもう少し工夫してほしかった。
だが、お嬢様暮らしを捨てて、北海道に身一つでやってきた、ヤマザキさんの母上の行動力、バイタリティーは、すさまじく、それを感じるだけでも読む価値があると思う。この本では、珍しくヤマザキさん一家の写真がたくさん出てくる。母上の写真もいろいろ載っているのだが、ヤマザキさんのイラストは、あまり似ていない。しかし、母上のキャラとイラストはぴったり合っていて、不思議である。漫画の続きがもっと読みたくなった。
だが、お嬢様暮らしを捨てて、北海道に身一つでやってきた、ヤマザキさんの母上の行動力、バイタリティーは、すさまじく、それを感じるだけでも読む価値があると思う。この本では、珍しくヤマザキさん一家の写真がたくさん出てくる。母上の写真もいろいろ載っているのだが、ヤマザキさんのイラストは、あまり似ていない。しかし、母上のキャラとイラストはぴったり合っていて、不思議である。漫画の続きがもっと読みたくなった。
2019年2月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
取材からゲスト出演まで自分で行う、
いわば「自作自演」のNHKのファミリーヒストリー。
ここまで客観的でありながら、かつ想像や自分の想いなど主観的な要素を交えながらの
伝記はなかなかないと思う。
母リョウコの信念と独自の子育ての仕方から、
親子の愛のあり方や距離感についてを考えさせられた。
その時の瞬間瞬間に感じたリアルな感覚を伝える語り方が秀逸で、
途中、純文学を読んでいるような気分になった。
いわば「自作自演」のNHKのファミリーヒストリー。
ここまで客観的でありながら、かつ想像や自分の想いなど主観的な要素を交えながらの
伝記はなかなかないと思う。
母リョウコの信念と独自の子育ての仕方から、
親子の愛のあり方や距離感についてを考えさせられた。
その時の瞬間瞬間に感じたリアルな感覚を伝える語り方が秀逸で、
途中、純文学を読んでいるような気分になった。
2019年2月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ヤマザキマリさんの他のエッセイ同様、凄く面白かったので、一気に読みました。
一歩間違うと、ネグレクトまでは行かなくても、“超放ったらかし感”のあるお母さん!。。。それもスケール大きい!
でも、彼女なりに、ちゃんと子供達に愛情を伝え、学校を休ませてまでも、演奏旅行に同伴させたりと、急所をきちんと抑えている。
そして、所々に、幼かったマリちゃんの切なさが正直に表現されている。。。そこがこの本の魅力かも?!
本の内容とは関係ありませんが、因みに私の母も、このお母さんの一年上でほぼ同年代。
暮らしの手帖の第1号からの、暮らしの手帖信仰者で、私もあのアップルパイも食べたわ!と。
でも、個人的には、今の私の年齢になると、私はあの“信仰”も何処か偏りがあったような。。。。
昭和の一つのシンボルだったのかもしれませんね。
ヤマザキマリさんと私は一回り違うのに、共通点を見つけて、面白かったです〜
一歩間違うと、ネグレクトまでは行かなくても、“超放ったらかし感”のあるお母さん!。。。それもスケール大きい!
でも、彼女なりに、ちゃんと子供達に愛情を伝え、学校を休ませてまでも、演奏旅行に同伴させたりと、急所をきちんと抑えている。
そして、所々に、幼かったマリちゃんの切なさが正直に表現されている。。。そこがこの本の魅力かも?!
本の内容とは関係ありませんが、因みに私の母も、このお母さんの一年上でほぼ同年代。
暮らしの手帖の第1号からの、暮らしの手帖信仰者で、私もあのアップルパイも食べたわ!と。
でも、個人的には、今の私の年齢になると、私はあの“信仰”も何処か偏りがあったような。。。。
昭和の一つのシンボルだったのかもしれませんね。
ヤマザキマリさんと私は一回り違うのに、共通点を見つけて、面白かったです〜
2020年9月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ヴィオラの学生の母です。
ヴィオラの知名度を上げてくださいまして
ありがとうございました。
ヴィオラの音色はいいです。
北海道で弾くヴィオラソロは
遊牧民の馬頭琴のヒーリングを醸し出しているのではないか
と思います。
縁って不思議なもので
実母さま、お義理母さま
両方がワンダフルですね。
おじい様も気になります。
ダンディなイタリーのおじいさま
モンゴルに単身赴任してらしたという
英語の堪能なおじいさま
このお二人のおじいさまにも
シンクロを感じます。
ヴィオラの知名度を上げてくださいまして
ありがとうございました。
ヴィオラの音色はいいです。
北海道で弾くヴィオラソロは
遊牧民の馬頭琴のヒーリングを醸し出しているのではないか
と思います。
縁って不思議なもので
実母さま、お義理母さま
両方がワンダフルですね。
おじい様も気になります。
ダンディなイタリーのおじいさま
モンゴルに単身赴任してらしたという
英語の堪能なおじいさま
このお二人のおじいさまにも
シンクロを感じます。
2019年5月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ヴィオラ母さん教育論(いや人生論か)が面白い。
著者は漫画家。マンガも面白い。
【怒るリョウコ】
夜遊びに出た子供2人は、はぐれている。
見つけたリョウコさんは「けしからん、二人ともっ」と怒る。
が、翌日おにぎりとごめんねレター。
....これじゃぁ、悪ガキにはなれないよ。
【孫の代まで親の責任】
著者が留学先からシングルマザーで帰国した。
リョウコさんは「孫の代までアタシの責任だ」という。
.....いやぁ、恐れ入る。
責任を逃れる者は数多お見受けするが世の中。脱帽だ。
読後、抱える悩みが吹っ飛んじゃう。
著者は漫画家。マンガも面白い。
【怒るリョウコ】
夜遊びに出た子供2人は、はぐれている。
見つけたリョウコさんは「けしからん、二人ともっ」と怒る。
が、翌日おにぎりとごめんねレター。
....これじゃぁ、悪ガキにはなれないよ。
【孫の代まで親の責任】
著者が留学先からシングルマザーで帰国した。
リョウコさんは「孫の代までアタシの責任だ」という。
.....いやぁ、恐れ入る。
責任を逃れる者は数多お見受けするが世の中。脱帽だ。
読後、抱える悩みが吹っ飛んじゃう。
2019年2月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あっという間に読みきってしまいました❗(^o^)
ただ、重複する場面がややしつこいかなぁ(笑)
ただ、重複する場面がややしつこいかなぁ(笑)