僕ヤバで桜井のりおを知った人には、この作者はこんな漫画を描いているのかと驚いただろうが、みつどもえの頃から読んでいる身としては寧ろこっちのほうが作者本来の持ち味というか、僕ヤバでこの作者はこんな最高のラブコメ描けるのかって驚いた方なんだけれど。
で、みつどもえから読んでる方の読者は、本作に大なり小なり、みつどもえの影をみていたのではあるまいか。単に自分がそうなだけなんだが。みつどもえは稀有な傑作ギャグ漫画で、連載開始時にはどうということもないのだが、連載が進むにつれ作者の技量の向上とともにキャラの個性が確立されていく、所謂キャラが動くという現象が盛大に起こった結果、登場人物全員が圧倒的魅力を持ち、誰をメインに持ってきても面白い、4巻辺りからもう詰まらない話がひとつもないという状態であった。終盤では流石に失速したものの。
じゃあ完成度が高いのかと言えば決してそうでもなく、連載初期にはキャラ設定が固まってなく、後の描写と矛盾していたりする。しかしどうでもいいのだそんな事は。ギャグ漫画というものは笑えればいいのだ。アニメのみつどもえが詰まらなかったのは、この連載初期のエピソードの辻褄あわせをチマチマとやっていたからだ。そんな暇があったら面白い話をピックアップしたほうがいいだろう。
この漫画のほうがみつどもえにくらべれば、キャラの破綻がなく、完成度は高いのかも知れないが、みつどもえ程笑えるでもなく、キャラが好きになれるわけでも無かった。原石が磨かれていって出来上がる宝石のような輝きは見られなかった。裸や変態ギャグというのも何処か作者の手癖のようであった。この巻でもっとも面白いのは後半の記憶喪失を巡るほのぼのエピソードだが、いっそ変態ギャグ抜きにほのぼのコメディに徹するか、変態をギャグではなくてガチでやったほうが良かったような気もする。
僕ヤバというラブコメがみつどもえを遥かに上回る宝石の輝きを放つのに魅了されつつ、作者本来の作風に思われた本作が全く盛り上がりを見せる事無く終了したのに、ひとつの季節が終わったのだな、という、山下達郎のさよなら夏の日で歌われるジュブナイルの終焉に近い感慨を抱くのであった。裸と変態の代わりに中学生イチャラブに悶えるようになった事にジュブナイルの終わりも何もないのだが…。
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ロロッロ! 7 (少年チャンピオン・コミックス) Kindle版
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言語日本語
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出版社秋田書店
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発売日2020/7/8
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ファイルサイズ54585 KB
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.7
星5つ中の4.7
120 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2020年8月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
桜井のりおワールド全開の名作です。
キャラが増える度に世界観が広がり、
多彩なキャラ同士の絡みが生まれ、
ストーリーが広がっていきました。
キャラの個性は皆、立っており、
感情移入しやすく、何度、読んでも飽きない
展開となっています。下ネタでありながら、
とても爽やかなところに好感が持てます。
もう少し読みたかったですが、終わって
しまって残念でした。ですが、この作品は
ずっと楽しんで読んでいける作品になると
思います。個人的にはみつどもえを超えた
名作であったと思っています。
パロディ全盛の今の漫画の中にあって、
本物と言える漫画であったと思います。
のりおワールドの二次創作をしている
作家さんがたくさんいることからそれが
わかります。桜井のりお先生はそれだけ
本物と言える存在であるということ
でしょう。
キャラが増える度に世界観が広がり、
多彩なキャラ同士の絡みが生まれ、
ストーリーが広がっていきました。
キャラの個性は皆、立っており、
感情移入しやすく、何度、読んでも飽きない
展開となっています。下ネタでありながら、
とても爽やかなところに好感が持てます。
もう少し読みたかったですが、終わって
しまって残念でした。ですが、この作品は
ずっと楽しんで読んでいける作品になると
思います。個人的にはみつどもえを超えた
名作であったと思っています。
パロディ全盛の今の漫画の中にあって、
本物と言える漫画であったと思います。
のりおワールドの二次創作をしている
作家さんがたくさんいることからそれが
わかります。桜井のりお先生はそれだけ
本物と言える存在であるということ
でしょう。
2020年7月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
みつどもえの連載をストップして、新たにスタートしたリアルで甘酸っぱい青春と心理描写を扱った「僕ヤバ」となんでもありのギャグコメディ「ロロッロ」
対照的な作品だったが、やはり徐々にロロッロでも桜井先生得意の心理描写が炸裂し、ただのギャグコメでなく感動もできる作品にしなったと思う
とはいえ、みつどもえ以上に作者の性癖(?)がエグいくらいに出ており
下ネタのレベルも比較にならない
まさに桜井先生のやりたいことを詰め込んだ作品だったと思う
これからもたくさん桜井先生の“毒”を含んだ作品を
堪能していきたい
対照的な作品だったが、やはり徐々にロロッロでも桜井先生得意の心理描写が炸裂し、ただのギャグコメでなく感動もできる作品にしなったと思う
とはいえ、みつどもえ以上に作者の性癖(?)がエグいくらいに出ており
下ネタのレベルも比較にならない
まさに桜井先生のやりたいことを詰め込んだ作品だったと思う
これからもたくさん桜井先生の“毒”を含んだ作品を
堪能していきたい
ベスト500レビュアー
Amazonで購入
全巻とおしてのレビューです。
友達のいない娘のちとせ(12歳)のために、科学者の父は人型ロボットのイチカを作った。
二人は同じ中学に通い始める。
この作者でロボットコメディなら見逃せない。が、捻った設定が上手くかみ合わず、1巻は退屈だった。イチカがあまりに精巧なため人間にしか見えず、ロボット設定を中二病と思われてしまうのだ。
ギャグ漫画の雑な絵も可愛くない、と思っていた。
ところが2巻でちとせたちが美術部に入るのをきっかけに、がぜん面白くなる。
すぐに裸になりたがる高嶺マリエンヌが暴走し、ぼっちのライバルうみこや腐女子三人組といった個性的なキャラが増えて、楽しいドタバタが繰り広げられる。
話が進むにつれてターボがかかったようにヒートアップしていく。
マンネリどころか後ろに行くほど面白い。高嶺とイチカを筆頭に女の子が脱ぎまくる。
最初はこの絵でエロコメディは似合わないと思っていたが、逆だ。
頭でっかちのマンガ絵だから、肌を見せても可愛いだけで厭らしくない。サザエさん時空ではなく、一年ごとに学年が上がって新キャラが登場するのも楽しみだ。いい作品だ。もっと知られてほしい。
友達のいない娘のちとせ(12歳)のために、科学者の父は人型ロボットのイチカを作った。
二人は同じ中学に通い始める。
この作者でロボットコメディなら見逃せない。が、捻った設定が上手くかみ合わず、1巻は退屈だった。イチカがあまりに精巧なため人間にしか見えず、ロボット設定を中二病と思われてしまうのだ。
ギャグ漫画の雑な絵も可愛くない、と思っていた。
ところが2巻でちとせたちが美術部に入るのをきっかけに、がぜん面白くなる。
すぐに裸になりたがる高嶺マリエンヌが暴走し、ぼっちのライバルうみこや腐女子三人組といった個性的なキャラが増えて、楽しいドタバタが繰り広げられる。
話が進むにつれてターボがかかったようにヒートアップしていく。
マンネリどころか後ろに行くほど面白い。高嶺とイチカを筆頭に女の子が脱ぎまくる。
最初はこの絵でエロコメディは似合わないと思っていたが、逆だ。
頭でっかちのマンガ絵だから、肌を見せても可愛いだけで厭らしくない。サザエさん時空ではなく、一年ごとに学年が上がって新キャラが登場するのも楽しみだ。いい作品だ。もっと知られてほしい。