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コメント: 2005 12/20 2刷 カバー角、フチにヨレ、コスレあり、使用感を感じます。他、目立った外傷なく、概ねコンディション良好です。*used商品(中古品)につき、多少の使用感、経年変化はご容赦下さい。
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ロリータ 単行本 – 2005/11

5つ星のうち 4.0 31件のカスタマーレビュー

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商品の説明

内容紹介

「ロリータ、我が命の光、我が腰の炎。我が罪、我が魂。ロ・リー・タ。……」世界文学の最高傑作と呼ばれながら、ここまで誤解多き作品も数少ない。中年男の少女への倒錯した恋を描く恋愛小説であると同時に、ミステリでありロード・ノヴェルであり、今も論争が続く文学的謎を孕む至高の存在でもある。多様な読みを可能とする「真の古典」の、ときに爆笑を、ときに涙を誘う決定版新訳。注釈付。 --このテキストは、文庫版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

ヨーロッパの教養豊かに育ったハンバート・ハンバートは、幼い頃の最初の恋で心に傷を負っていた。理想のニンフェットを求めながらも、パリで結婚するが失敗。離婚を機にフランス語教師としてアメリカに渡った彼の下宿先には、一人の少女がいた。ロリータ。運命のいたずらから、ロリータと二人きりとなったハンバートは、彼女とともに車で全米を転々とすることになる―彼らを追跡する、謎の男が登場するまでは。少女愛というタブーに踏み込んだがためにスキャンダラスな問題作として広く知られる一方、本書が幾多の「謎」を重層的に含み込む、精緻極まるパズルのような名品であることは意外と知られていない。その緻密な「謎」ゆえに、今もなお世界中の読み巧者たちを引きつけてやまない文学の逸品、「言葉の魔術師」ナボコフの最高傑作が、発表50年を経て待望の新訳。

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登録情報

  • 単行本: 462ページ
  • 出版社: 新潮社 (2005/11)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4105056050
  • ISBN-13: 978-4105056056
  • 発売日: 2005/11
  • 商品パッケージの寸法: 19.2 x 13 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0 31件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 430,324位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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カスタマーレビュー

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形式: 単行本
 大久保康雄氏のものと並べながら読んだ。若島氏の翻訳の動機からいって、そうした読み方が要求されているからだ。
 本書はロリータを読むための本というよりは、若島氏のナボコフの文章を研究するための作品であり、氏がどうしても書き残しておきたかったものと思われる。ナボコフ研究者としてという立場が強いので、一般向け読者サービスはほとんどない。少ないながらの注釈は自分のノートということ。「不味いポテトチップス」(大久保訳)を「おいしいポテトチップス」と直訳する確信犯。また、「ツインベッドに架かっている画は一卵性双生児だった」(若島訳)とは大久保訳では「ツインベッドにはそれぞれ同じ画が架かっていた」となる。
 同氏のガイド誌「乱視読者の新冒険」で新翻訳の強烈な予告編を見せられ、読み始めた。文句があるなら英文で読めって?いや、ご勘弁。
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形式: 文庫
 世間ではあいつはロリータ趣味だなどと気軽に冗談を言う。だから読みやすい小説と誤解していた。とんでもない間違いだった。
 筋はごく簡単で、短編として書くこともできそう。しかし文庫本で550頁もある。長い。というのも形容句がものすごく多いうえ、情景描写が恐ろしく緻密だから。巧緻を尽くした複雑な表現なので読むのに(そして味わうのに)時間がかかる。

 途中で何度か放り出そうとしたが、とにかく最後まで読んだ。後半からは形容句は読み飛ばすようにして、何とか最後までたどり着いたが、気息奄々である。この形容句や情景描写の中にはヨーロッパやアメリカの文化文学の伝統が塗り込められているので、そういった教養や常識の足りない自分では、この小説の半分も理解できなかったというほかない。

 一般に言われる「ロリータ愛」は第一部で終わっている。第二部ではロリータはもう“ニンフェット”ではなくなるので対象にならない(まだ16、17歳にして!)。
 全体を通して語り手である主人公ハンバートハンバートの視点で物語が進行し、ロリータの内面は決して語られることがない。ロリータが自分の状況をどのように感じていたかがわかるのは終盤になって。「ハンバートハンバートは私の人生をめちゃめちゃにした。キューが私の心をめちゃくちゃにした」とロリータが吐き出す。
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形式: 文庫 Amazonで購入
タイトルであらぬ想像をされた方も多いかもしれませんが、日本語的な意味合いのそれとは必ずしも「=」ではない本です。
序盤の方で嫌気を指す方もいるかも知れませんが、進むごとにあらゆることがそうあるべくしてあることがわかってくると、あらゆることが複雑すぎるほど絡み合う糸のような暗示を表していることがわかるようになると思います。
この本はドグラマグラと同じように何度も読まなくては真実に到達できませんが、けれど一度読んだだけでもその不思議な深みに心を奪われます、まさしくドグラマグラみたいに。
それからこの本が今も議論されているという説明が私たちを救ってくれます。間違った解釈も全然OKです。細かいことがさっぱりでもあまり気にすることはないのです。全員にすべてを理解されようとして書く作家なんていないでしょうし。
デビットリンチや夢野久作が好きなら、ぜひ一度その複雑怪奇な世界に足を踏み入れてみては?と、勧めたい商品です。
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形式: 文庫
自分は1回読んだきりでは、この物語を消化しきっていない。かなりボリュームのある小説であり、かつ言葉遊びが散りばめられている。フランス語に精通していないとわかりにくいし、もしかしたらラテン語やキリスト文学の素養も必要なのかもしれない。

しかし、まだ消化しきっていない状態のまま心突き動かされるものがあった。それは、ロリータの語りがほぼゼロに近い事。時に腹立たしいまで大げさな美しい形容を重ねる主人公、ハンバートの語りと対照的に自分の少女期を奪われてしまう『ドロレス』の感情、希望、期待、と言うものは彼女本人の口からは語られない。
そして40代の責任あるべき義父ハンバートは、彼女の語りを完全にさえぎっていうように感じられた。
これは、『テヘランでロリータを読む』を読まなくとも気がついていたことと思う。そして作者のあとがきにはっきりとこう記されている。この物語のヒントを得たのは、訓練された猿に絵を描かせたところ、それは自分のいれられている檻であった、という新聞記事であると。

未消化の現段階でできあがった自分の、この小説に対するイメージとは、少女期を奪われた少女の悲劇である。(けしてハンバートの悲劇ではない)その悲劇性はハンバートが描写するロリータへの愛情と賞賛が凝った文章になればなるほど、ロリータの自分を語る術が失われているように
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