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ロラン島のエコ・チャレンジ―デンマーク発、100%自然エネルギーの島 単行本 – 2012/7/13
ニールセン北村朋子
(著)
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100%自然エネルギーで暮らす島、デンマーク・ロラン島。島の環境への先進的取り組みを、島の住民であり、ジャーナリストの著者が紹介する。時任三郎氏推薦。野草社発行。
- 本の長さ160ページ
- 言語日本語
- 出版社新泉社
- 発売日2012/7/13
- ISBN-104787712810
- ISBN-13978-4787712813
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ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
ロラン島は美しい自然であふれ、豊かな土地で農業がさかん。起伏がなく平坦な島にはいつも風が吹き抜けています。その広大な大地に、たくさんの風車が並んでいます。風を受けながら、毎日電気をつくっています。北欧の国、デンマークで四番目に大きな島の未来へのチャレンジのお話。
著者について
デンマーク・ロラン島在住。ジャーナリスト、コーディネーター、アドバイザー。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ニールセン北村/朋子
デンマーク・ロラン島在住。ジャーナリスト、コーディネーター、アドバイザー。会社員、アメリカ留学を経てフリーの映像翻訳家として独立。2001年よりロラン島に移住。森の幼稚園運営委員、ロラン市地域活性化委員を歴任。デンマーク・インターナショナル・プレスセンター・メディア代表メンバー。2012年デンマーク・ジャーナリスト協会東デンマーク地区ジャーナリスト賞(Kreds2 Pris)受賞。デンマーク人の夫と小学生の息子とともに、旧農家に暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
デンマーク・ロラン島在住。ジャーナリスト、コーディネーター、アドバイザー。会社員、アメリカ留学を経てフリーの映像翻訳家として独立。2001年よりロラン島に移住。森の幼稚園運営委員、ロラン市地域活性化委員を歴任。デンマーク・インターナショナル・プレスセンター・メディア代表メンバー。2012年デンマーク・ジャーナリスト協会東デンマーク地区ジャーナリスト賞(Kreds2 Pris)受賞。デンマーク人の夫と小学生の息子とともに、旧農家に暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 新泉社 (2012/7/13)
- 発売日 : 2012/7/13
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 160ページ
- ISBN-10 : 4787712810
- ISBN-13 : 978-4787712813
- Amazon 売れ筋ランキング: - 218,928位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 134位ヨーロッパの地理・地域研究
- - 7,949位社会学概論
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.5
星5つ中の4.5
8 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年9月1日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
勉強になりました
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
ベスト1000レビュアー
デンマーク地区ジャーナリスト賞受賞の著者のためか、とても読みやすく、しかも今もなお通用する良本でした。
小生の印象に残った点は以下です。
- 2012年当時、風車の半分が住人(グループ)所有。19世紀から共同組合の伝統がデンマークにはある。
- 風は地域のもの(投資目的のみの風車は認めない。4.5km以内の住人が株20%以上保有していることが条件)
- 石油ショックの後、原発を政府は推進しようとしたが、使用済み核燃料・安全性を対話(太陽マークのステッカーはこの時生まれた)。世論調査で原発支持は9%のみになり、1976年原発無期延期。1844年からの青年教育機関(フォルケ・ホイスコーレ)による民主主義の歴史の為せる技。デンマークの投票率は88%。ロラン島の原発予定地は風力発電所パークに。
- 2035年に電力・暖房はRE100とする(2012立法)。
- 風車の高さの4倍は近隣住宅から離し、騒音は20db以下。バード・ストライクは実績として殆ど無し。
- 1991年に世界初の洋上風力開始。陸上より20%程度発電量が多い。デンマークは水深6-12mの遠浅が多く、設置しやすい。浮体型で波力発電併用タイプもあり。
- 売電と地域固定の配電とは別会社で、配電会社は消費抑制義務がある。消費が減った方が配電会社は儲かる制度(その分、高値で未達成会社に販売できる)。
- ロラン島は、造船所閉鎖後不況で、コペンハーゲンから麻薬・アルコール中毒者が移住してくる「Social Export」状態だった。市が不良住宅を買い取って対処。デンマークの省庁は、「住人の問題提起に迅速に答えを出し、実行し、政治家はそのために選ばれている」という倫理観を持っている。
- 無償で公開された風力発電ノウハウを、地元の鍛冶屋・農機具メーカーが取り入れ、世界に誇る風力発電機メーカー: ヴェスタス社が1979年に育った。
- 成長の早い藻による肥料・バイオガス、保証期間後の風車を保守する技術者を育てる学校等、さまざまな取り組みあり。
- 実証実験で得られた知財権は放棄し、教育等に活用している。自治体が検討段階から参加することで、許認可が早い。
- エネルギーのみならず、食糧・資源リサイクル等、総合的に見ている。
地元の人々が、自分たちの風車が回っているのを見て、喜んでいる様子(地球環境貢献と、投資への17%もの高配当)は何よりです。対話による共同組合、民主主義という伝統が、いかに人々の幸せに繋がるかという、素晴らしい証拠だと思います。お奨めの一冊です。
小生の印象に残った点は以下です。
- 2012年当時、風車の半分が住人(グループ)所有。19世紀から共同組合の伝統がデンマークにはある。
- 風は地域のもの(投資目的のみの風車は認めない。4.5km以内の住人が株20%以上保有していることが条件)
- 石油ショックの後、原発を政府は推進しようとしたが、使用済み核燃料・安全性を対話(太陽マークのステッカーはこの時生まれた)。世論調査で原発支持は9%のみになり、1976年原発無期延期。1844年からの青年教育機関(フォルケ・ホイスコーレ)による民主主義の歴史の為せる技。デンマークの投票率は88%。ロラン島の原発予定地は風力発電所パークに。
- 2035年に電力・暖房はRE100とする(2012立法)。
- 風車の高さの4倍は近隣住宅から離し、騒音は20db以下。バード・ストライクは実績として殆ど無し。
- 1991年に世界初の洋上風力開始。陸上より20%程度発電量が多い。デンマークは水深6-12mの遠浅が多く、設置しやすい。浮体型で波力発電併用タイプもあり。
- 売電と地域固定の配電とは別会社で、配電会社は消費抑制義務がある。消費が減った方が配電会社は儲かる制度(その分、高値で未達成会社に販売できる)。
- ロラン島は、造船所閉鎖後不況で、コペンハーゲンから麻薬・アルコール中毒者が移住してくる「Social Export」状態だった。市が不良住宅を買い取って対処。デンマークの省庁は、「住人の問題提起に迅速に答えを出し、実行し、政治家はそのために選ばれている」という倫理観を持っている。
- 無償で公開された風力発電ノウハウを、地元の鍛冶屋・農機具メーカーが取り入れ、世界に誇る風力発電機メーカー: ヴェスタス社が1979年に育った。
- 成長の早い藻による肥料・バイオガス、保証期間後の風車を保守する技術者を育てる学校等、さまざまな取り組みあり。
- 実証実験で得られた知財権は放棄し、教育等に活用している。自治体が検討段階から参加することで、許認可が早い。
- エネルギーのみならず、食糧・資源リサイクル等、総合的に見ている。
地元の人々が、自分たちの風車が回っているのを見て、喜んでいる様子(地球環境貢献と、投資への17%もの高配当)は何よりです。対話による共同組合、民主主義という伝統が、いかに人々の幸せに繋がるかという、素晴らしい証拠だと思います。お奨めの一冊です。
2012年8月1日に日本でレビュー済み
日本では70年代からこれまで、クリーン、安心、安全といった国家をあげての神話に国民が洗脳されているうちに、原発だらけの国と化していった。
そして原発事故が起きた。
この本は、日本がどんどん原発を増やしている間に「自然エネルギーの選択」を市民の手により“勝ち取った” デンマーク・ロラン島で起こっていたことを紹介している。これからの日本もぜひ見習ってほしいと思うヒントが溢れている。
著者の暮らすデンマーク・ロラン島もかつては深刻な不況の中で巨額の赤字や高い失業率に苦しんでいたという。一時は原発立地に傾きそうになったこともあったが、住んでいる住民たちが「自らのこと゜として自分たちで学び、考え、話し合った結果、自然エネルギーを選択。そしてそれに転進するために戦い「神話ではない安心」への道を勝ち取った。結果、ロラン島は自給どころか都市部にまで、自然エネルギーを供給する大切な島へと生まれ変わったという。
内容もさることながら、いつまでも眺めていたくなるような風車が並ぶ美しい景色の写真もふんだんに掲載されていてうっとりする。デンマークを訪ねてみたくなる情報やエピソードも満載だ。
個人的には「森の幼稚園」といったエピソードの紹介にも興味を惹かれた。こうした教育も「自然エネルギーを選択できる心」を育てるキーなのでは?と感じるからだ。
そして原発事故が起きた。
この本は、日本がどんどん原発を増やしている間に「自然エネルギーの選択」を市民の手により“勝ち取った” デンマーク・ロラン島で起こっていたことを紹介している。これからの日本もぜひ見習ってほしいと思うヒントが溢れている。
著者の暮らすデンマーク・ロラン島もかつては深刻な不況の中で巨額の赤字や高い失業率に苦しんでいたという。一時は原発立地に傾きそうになったこともあったが、住んでいる住民たちが「自らのこと゜として自分たちで学び、考え、話し合った結果、自然エネルギーを選択。そしてそれに転進するために戦い「神話ではない安心」への道を勝ち取った。結果、ロラン島は自給どころか都市部にまで、自然エネルギーを供給する大切な島へと生まれ変わったという。
内容もさることながら、いつまでも眺めていたくなるような風車が並ぶ美しい景色の写真もふんだんに掲載されていてうっとりする。デンマークを訪ねてみたくなる情報やエピソードも満載だ。
個人的には「森の幼稚園」といったエピソードの紹介にも興味を惹かれた。こうした教育も「自然エネルギーを選択できる心」を育てるキーなのでは?と感じるからだ。