ロジカルにシンプルに、時短で予想を楽しめるようになる!はず!
競馬の予想には様々なスタイル、アプローチがありますが、大きく分けると2種類になります。
個別の馬からスタートするアプローチと、対象レースの条件や傾向、さらに当日などの傾向からスタートするアプローチの2種類にだいたい分類されます。
まず前者のアプローチ。株などでいうボトムアップアプローチですね。
この馬は世間一般には注目されていないけど、実は強い。ナメられてるからここはチャンス!買おう!
この馬はこういう条件なら強い。今日は得意の中山芝1600で、得意の冬場で、得意の時計がかかる状態。ここはチャンス!買おう!
この馬の調教抜群!前より速いタイムで走れるようになった。内容充実。ここはチャンス!買おう!
といった具合の予想となる。
つぎに後者のアプローチ。同じく株などでいうトップダウンアプローチですね。
日本ダービーでは内枠や前につけれる馬が穴をあける。内枠で前につけれそうな馬は・・・この馬だな!買おう!
今日の芝は外からの差しがよく来ているな。このレースはハイペースになりそうだし、余計に外差しかな。外から差してこれそうな馬は・・・この馬だな!買おう!
といった具合の予想となる。
どちらが優れているというわけではないと思いますし、どちらか一方ではなく、両者の混合で比重が違うだけという場合も多いです。
前置きが長くなりましたが、本書は後者のトップダウンアプローチです。そして、そのシンプルに研ぎ澄まされた凄いヤツであります。
パッと見は小難しそうに見えるかもしれませんが、読むとロジックや実践方法は非常にシンプル。
①個別の馬の精査より、目の前のこのレースがどういう質のレースになるか?想定する。
②各馬を前か後か、内か外かだけで分ける。←ここスゴ!!
③各馬を簡便にキャラ判定する。
最後にレース質の想定に、前後内外の位置と馬のキャラを当てはめれば完成。
レース質の想定はある程度の試行錯誤が求められると思いますが、慣れると多分相当な時短予想ができるようになるはず。そんな手応えも感じております。
個人的に、今の世間様の主流はボトムアップアプローチだと思っております。種々回顧して、レースレベル判定やら、不利判定やらをしたり、調教過程をずーっと追い続けたりして、個別の馬の真の実力を把握し、お手馬としてストックし、好機を待ち、期待値を鑑み、回収する。Twitterなどネット界隈ではこんなスタイルが多く見受けられます。界隈では、猛者たちがひしめき合っております。
猛者たちは週中も寝る間を惜しんで?時間をかけて、取り組んでおられるわけで、私のような一般の人間にとっては、同じく時間をかけて、というのはなかなか難しいのが実情ではないでしょうか?
それに対して、研ぎ澄まされたトップダウンアプローチである本書を読めば、個々の馬の分析と把握にあまり長い時間をかけずに、根拠をもとに想定されたレース質という全体図から、そのレース質に合致する馬を買うだけということで、週中あまり時間をかけなくても、予想を楽しめるようになると思います。そして成果も!?
もちろん、ボトムアップとトップダウンは両立可能ですので、ボトムアップ重視の方にも得るものが多い本だと思っております。
競馬予想を楽しむなら、読んだ方が良い!はず!
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