大学時代から大阪の釜ヶ崎にある日雇い労働者密集地区に深く関わり続けた著者が自身の活動を振り返る著書。
他の同ジャンルの本との決定的な違いは、外側から見て論じるのではなく、著者が自ら日雇い労働者生活に飛び込んで、
長年に渡って路上生活者や貧困者たちと深く関わってきた視点で論じているのだということです。
かつては
・東京の山谷
・横浜の寿
・名古屋の笹島
と並んで「四大寄せ場」と呼ばれたが、現在で機能しているのは最早「釜ヶ崎のみ」となった模様。
その釜ヶ崎な現代日本社会が抱える矛盾の縮図と呼ばれるような場所で、異世界のような雰囲気を醸し出している。
路上で平気で人が寝ていたり、昼間から酒盛りがあちこちで行われていたり、路上死が日常茶飯事だったり。
日雇いの仕事は手配師と呼ばれる人間が斡旋し、それに群がる人間と毎日毎日その日限りの雇用関係を結ぶ。
一見、対等な関係のように思えるがそこは景気に左右される面が大きく、バブル期は時給を大幅に上げても人手が到底足らず、
労働時間を短くする等の特典を付与するなどの「売り手市場」だった。
それから月日は流れて平成の世に入るとバブルは崩壊し、立場は逆転する。
賃金は下がり、拘束時間は延びても仕事にあぶれる人間が出てくるようになる。
周辺の簡易宿泊施設にさえ寝泊りできなくなる人間が増えて、野宿者は一気に増加。
正に釜ヶ崎は現在日本の縮図であるかのように、景気を反映して浮き沈みしたのだった。
昭和から平成と時代の流れの中で様変わりした釜ヶ崎を間近で見てきた著者の視点は鋭い。
だが、年月の経過は住民の高齢化を呼び、若者のホームレスはネットカフェ等を泊まり歩くなどの形態に移行する者が増えた。
そうなると、釜ヶ崎の存続についても今後は不透明な部分が多く、やがて自然消滅する可能性もある。
だが、野宿者はもっと根本的な問題から発生しているため、単純に姿が見えなくなったから「問題が解決した」と思うなかれ。
政府が発表する「野宿者の全国的な減少」など、単純に野宿者が生活保護者へと移行しただけに過ぎない。
データは万能ではない。データの奥に潜む真実を見抜く目が必要なのだが、それを持っていると断言できる人が日本にどれほどいるだろうか?
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ルポ 最底辺―不安定就労と野宿 (ちくま新書) 新書 – 2007/8/1
- ISBN-104480063773
- ISBN-13978-4480063779
- 出版社筑摩書房
- 発売日2007/8/1
- 言語日本語
- 本の長さ254ページ
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
野宿者(=ホームレス)問題が深刻化している。失業した中高年、二十代の若者、夫の暴力に脅かされる母子。いま、帰る場所を失った多くの人びとが路上生活に追い込まれている。他方では、多くの若者がフリーターや派遣社員として働いている。その数およそ400万人。遠くない将来、彼らも「若者」ではなくなる。そのとき、社会はどうなるのか…。大阪・釜ヶ崎で野宿者支援活動に20年間携わってきた著者が、野宿者とフリーターの問題を同じ位相でとらえ、日本社会の最底辺で人びとが直面している現実を報告する。「究極の貧困」を問うルポルタージュ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
生田/武志
1964年生まれ。同志社大学在学中から釜ヶ崎に通い、現在までさまざまな日雇い労働運動・野宿者支援活動に携わる。「つぎ合わせの器は、ナイフで切られた果物となりえるか?」で群像新人文学賞・評論部門優秀賞(「群像」2000年6月)を受賞。現在、野宿者ネットワーク、釜ヶ崎・反失業連絡会などに参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1964年生まれ。同志社大学在学中から釜ヶ崎に通い、現在までさまざまな日雇い労働運動・野宿者支援活動に携わる。「つぎ合わせの器は、ナイフで切られた果物となりえるか?」で群像新人文学賞・評論部門優秀賞(「群像」2000年6月)を受賞。現在、野宿者ネットワーク、釜ヶ崎・反失業連絡会などに参加(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2007/8/1)
- 発売日 : 2007/8/1
- 言語 : 日本語
- 新書 : 254ページ
- ISBN-10 : 4480063773
- ISBN-13 : 978-4480063779
- Amazon 売れ筋ランキング: - 315,347位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 537位ジャーナリズム (本)
- - 1,131位ちくま新書
- - 30,990位ビジネス・経済 (本)
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本書では釜ヶ崎を主たる舞台に、野宿者をはじめとする貧困に直面する人々の実態に迫った渾身の書である。そこには釜ヶ崎の労務者と現代の日雇い労働者の驚くべき類似性が見えてくる。派遣会社と衣を替えた手配師、ドヤもネットカフェ・レストボックスも簡易宿泊所としては殆ど変わらない。そして野宿への転落の危機。時代が変わっただけで、世の中の矛盾の最先端で貧困にあえぐ姿は驚くほどの類似性を呈している。
釜ヶ崎も寄せ場としての機能が衰退し、福祉の町へと変貌しつつあるという。かつて釜ヶ崎や山谷といった地域が占めていた役割は広く拡散しつつある。全国の寄せ場化とは言い得て妙である。しかも携帯電話といったツールにより相互の関係性が希薄なまま低賃金労働に従事する現代の日雇い労働者たちはかつての労務者たち以上の貧困の狭間に陥りつつあるのではないか。
野宿者を単純に生活保護を受給させ、アパートに入居させるだけでは貧困は解決しないという指摘は実に考えさせられるものがあった。
野宿者には野宿者なりのコミュニティがある。アパートに入居することによってかえって社会性の貧困に陥る。生活保護を受給したことにより、空き缶拾いや段ボール集めをしなくて良くなることにより生活に張りがなくなる。
貧困とは単に金銭的な問題でないことを実感させられる。究極の貧困である。
釜ヶ崎という伝統的な貧困の最前線で究極の貧困を実感してきた著者である。貧困の実際が迫力を持って伝わってくる書である。矛盾の最先端でもあった釜ヶ先は日本の究極の貧困を見るための鏡である。
釜ヶ崎も寄せ場としての機能が衰退し、福祉の町へと変貌しつつあるという。かつて釜ヶ崎や山谷といった地域が占めていた役割は広く拡散しつつある。全国の寄せ場化とは言い得て妙である。しかも携帯電話といったツールにより相互の関係性が希薄なまま低賃金労働に従事する現代の日雇い労働者たちはかつての労務者たち以上の貧困の狭間に陥りつつあるのではないか。
野宿者を単純に生活保護を受給させ、アパートに入居させるだけでは貧困は解決しないという指摘は実に考えさせられるものがあった。
野宿者には野宿者なりのコミュニティがある。アパートに入居することによってかえって社会性の貧困に陥る。生活保護を受給したことにより、空き缶拾いや段ボール集めをしなくて良くなることにより生活に張りがなくなる。
貧困とは単に金銭的な問題でないことを実感させられる。究極の貧困である。
釜ヶ崎という伝統的な貧困の最前線で究極の貧困を実感してきた著者である。貧困の実際が迫力を持って伝わってくる書である。矛盾の最先端でもあった釜ヶ先は日本の究極の貧困を見るための鏡である。
2009年1月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
路上生活者の実態を20年に渡り追いかけた集大成。著者は彼等の実態を追うばかりではなく、実際に路上生活をして肌で感じている所が凄い。記述には若干の偏りがあると見受けられるがそもそもルポだししょうがない。またその偏りを除去しても余りある最底辺の現状が浮き彫りになっている。
最先進国の日本に居ながらにして伝染病にかかり、路上で凍死し、若者から暴行を受け悪徳業者の金づるにされる。学歴が低すぎたり身体に障害があり普通の仕事に就けないが生活保護は受けられない。そんな人々がどんどん底辺に転落していく。しかし世の中は彼等に冷たく偏見の眼が止む事は無い。
浮浪者に関して親が子供にこう言う。
「自業自得だ」
「目を合わせるな」
「話しかけられても無視しろ」
「悪い事しているとあんなになるぞ」 と。
身体障害者にこのような事は言えないはずだ。だが浮浪者には平気で言える。
何か違和感を感じたら、是非一読していただきたい。本書にきっと手がかりがあるはずだ。
最先進国の日本に居ながらにして伝染病にかかり、路上で凍死し、若者から暴行を受け悪徳業者の金づるにされる。学歴が低すぎたり身体に障害があり普通の仕事に就けないが生活保護は受けられない。そんな人々がどんどん底辺に転落していく。しかし世の中は彼等に冷たく偏見の眼が止む事は無い。
浮浪者に関して親が子供にこう言う。
「自業自得だ」
「目を合わせるな」
「話しかけられても無視しろ」
「悪い事しているとあんなになるぞ」 と。
身体障害者にこのような事は言えないはずだ。だが浮浪者には平気で言える。
何か違和感を感じたら、是非一読していただきたい。本書にきっと手がかりがあるはずだ。
2009年2月27日に日本でレビュー済み
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先日、友人ふたりがネットカフェ難民について、
「ネットカフェ難民ってなに!?」
「まともに働いて月10万もいかないなんて考えられない。」
などと嘲笑的に話しているのを聞いた。
生田さんのお供をさせてもらい、
釜ヶ崎の夜回りに参加したこともあり、
内心反論したい気持ちでいっぱいだったが、
感情ばかりで反論するだけの理論武装がなく、
苦虫を噛みつぶす思いで気持ちを抑えてやり過ごした。
そのようなこともあり、夜回り直後に購入してあった
生田さんのルポ「最底辺」を大変興味深く読んだ。
前半は、実体験に基づいて
野宿者≒日雇労働者の実態や釜ヶ崎での出来事について
臨場感たっぷりに書かれており、
生田さんやその他の方の感情がぼくの内に蘇るようで、
つらい気持ちになったり、不安になったりしながら夢中で読んだ。
後半は、野宿者問題に対する考察が書かれており、
特に、仕事をイスに見立てた「イス取りゲーム」の話、
落ちるときは一段一段だが、
上がるときは大きな崖になっているという
カフカの階段の話はとても分かりやすく参考になった。
また、野宿者を差別する人たちの持つ偏見の根底には
「この国には望めば万人すべてに仕事がある」
「この国では十分な社会保障制度がある」
「助けてくれる家族や友人などが人には必ずいる」
といった妄想があることも解説している。
これらを妄想としてしまうのは、大げさすぎるかもしれないが、
本当に最底辺の生活をしている人ほど、
これらが現実である機会は少ないのも事実だろう。
失業率が上昇しているといったニュースを
日ごろから頻繁に見聞きしているにも関らず、
当事者でない自分にはまったく臨場感がないまま、
「望めば万人に仕事がある」的な考えを、
ぼくも持っていたことに気づいて、
自分の想像力のなさが恥ずかしくなった。
今ならば、冒頭のふたりの友人の顔に浮かぶ嘲笑を
消すくらいの説明はできそうな気がする。
夜回りに参加した後、
野宿者の販売する雑誌ビッグイシューを
購入する程度のこと以外、特になにもしてこなかったが、
改めてなんとかしたいという思いが込み上げてきた。
生田さんについて、
他の職業をやりながらでもいいだろうに、
あえてなぜ日雇労働者として生きながら、
野宿者を支援するのかとの疑問を持っていたが、
その答えとして生田さんの気持ちをそのまま、
ぼくの内心においてもらったような気がする。
「ネットカフェ難民ってなに!?」
「まともに働いて月10万もいかないなんて考えられない。」
などと嘲笑的に話しているのを聞いた。
生田さんのお供をさせてもらい、
釜ヶ崎の夜回りに参加したこともあり、
内心反論したい気持ちでいっぱいだったが、
感情ばかりで反論するだけの理論武装がなく、
苦虫を噛みつぶす思いで気持ちを抑えてやり過ごした。
そのようなこともあり、夜回り直後に購入してあった
生田さんのルポ「最底辺」を大変興味深く読んだ。
前半は、実体験に基づいて
野宿者≒日雇労働者の実態や釜ヶ崎での出来事について
臨場感たっぷりに書かれており、
生田さんやその他の方の感情がぼくの内に蘇るようで、
つらい気持ちになったり、不安になったりしながら夢中で読んだ。
後半は、野宿者問題に対する考察が書かれており、
特に、仕事をイスに見立てた「イス取りゲーム」の話、
落ちるときは一段一段だが、
上がるときは大きな崖になっているという
カフカの階段の話はとても分かりやすく参考になった。
また、野宿者を差別する人たちの持つ偏見の根底には
「この国には望めば万人すべてに仕事がある」
「この国では十分な社会保障制度がある」
「助けてくれる家族や友人などが人には必ずいる」
といった妄想があることも解説している。
これらを妄想としてしまうのは、大げさすぎるかもしれないが、
本当に最底辺の生活をしている人ほど、
これらが現実である機会は少ないのも事実だろう。
失業率が上昇しているといったニュースを
日ごろから頻繁に見聞きしているにも関らず、
当事者でない自分にはまったく臨場感がないまま、
「望めば万人に仕事がある」的な考えを、
ぼくも持っていたことに気づいて、
自分の想像力のなさが恥ずかしくなった。
今ならば、冒頭のふたりの友人の顔に浮かぶ嘲笑を
消すくらいの説明はできそうな気がする。
夜回りに参加した後、
野宿者の販売する雑誌ビッグイシューを
購入する程度のこと以外、特になにもしてこなかったが、
改めてなんとかしたいという思いが込み上げてきた。
生田さんについて、
他の職業をやりながらでもいいだろうに、
あえてなぜ日雇労働者として生きながら、
野宿者を支援するのかとの疑問を持っていたが、
その答えとして生田さんの気持ちをそのまま、
ぼくの内心においてもらったような気がする。
2008年1月5日に日本でレビュー済み
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雨宮 処凛著『プレカリアート―デジタル日雇い世代の不安な生き方』に引用されて
いたのが、この本を読むきっかけであった。
釜ヶ崎(あいりん地区)で20年以上に渡って日雇い労働者、野宿生活者の支援活動を
行ってきた著者が書いただけあって、その内容は非常に重く、日雇い労働者、
野宿生活者のあまりに悲惨な状況を知り、先を読み進めることができなくなることが
度々あった。
「夜回りに参加した高校生が路上死した野宿者を発見し、宿舎に帰ってから泣き出して
パニックになった」という箇所と、「おわりに」に書かれたホームレス襲撃事件の個所では、
あまりの悲惨さに涙が止まらなかった。
「『国境なき医師団』がここ数年、日本の野宿者の医療問題に関わっており、先進国での
診療所開設は異例」と書かれた箇所を読み、日本人として非常に恥ずかしいと思う。
ダムや道路など公共工事には大規模な予算を組む一方で、国内の弱者は支援しないという
状況に非常な憤りを感じる。
さらに憤りを感じるのは、これらの人達を食い物にする、暴力団、悪徳病院などの
存在、若者による襲撃事件である。本来、社会的弱者を守り支援するべき警察や
福祉事務所から支援を受けることができず、一般市民からも排除され、社会全体で
これら弱者を追い詰めている。
年金、介護、医療が崩壊し、生活保護も受けにくい状況は、本来国が保障すべき
セーフティーネットが機能しなくなっており、国民が健康的で文化的な最低限の
生活を保障する憲法第25条に違反していると思う。
その一方で、軍備や公共工事には湯水のように税金を使い、一部の議員、官僚に
金が流れていく。こんな日本で良いのだろうか?
この本をきっかけに、一人でも多くの人に貧困問題、格差社会について考えてもらいと思う。
いたのが、この本を読むきっかけであった。
釜ヶ崎(あいりん地区)で20年以上に渡って日雇い労働者、野宿生活者の支援活動を
行ってきた著者が書いただけあって、その内容は非常に重く、日雇い労働者、
野宿生活者のあまりに悲惨な状況を知り、先を読み進めることができなくなることが
度々あった。
「夜回りに参加した高校生が路上死した野宿者を発見し、宿舎に帰ってから泣き出して
パニックになった」という箇所と、「おわりに」に書かれたホームレス襲撃事件の個所では、
あまりの悲惨さに涙が止まらなかった。
「『国境なき医師団』がここ数年、日本の野宿者の医療問題に関わっており、先進国での
診療所開設は異例」と書かれた箇所を読み、日本人として非常に恥ずかしいと思う。
ダムや道路など公共工事には大規模な予算を組む一方で、国内の弱者は支援しないという
状況に非常な憤りを感じる。
さらに憤りを感じるのは、これらの人達を食い物にする、暴力団、悪徳病院などの
存在、若者による襲撃事件である。本来、社会的弱者を守り支援するべき警察や
福祉事務所から支援を受けることができず、一般市民からも排除され、社会全体で
これら弱者を追い詰めている。
年金、介護、医療が崩壊し、生活保護も受けにくい状況は、本来国が保障すべき
セーフティーネットが機能しなくなっており、国民が健康的で文化的な最低限の
生活を保障する憲法第25条に違反していると思う。
その一方で、軍備や公共工事には湯水のように税金を使い、一部の議員、官僚に
金が流れていく。こんな日本で良いのだろうか?
この本をきっかけに、一人でも多くの人に貧困問題、格差社会について考えてもらいと思う。







