リーダーシップ研修で紹介されたのをきっかけに読了。研修や本書を通して、リーダーシップとマネジメントの違いがようやく分かって気がします。
・リーダーは「見えないもの」を見て、あるいは見ようとして、新しい世界をつくり出すのに対し、マネジャーは「見えるもの」を分析し、それらに受動的もしくは能動的に対応しながら、漸進的に問題を解決していく。
・リーダーもマネジャーも、周囲に働きかけ、活動をつくり出していく点では同じだ。しかし、リーダーが、人々の価値観や感情に訴え、共感・共鳴を得て、賛同者・支持者のネットワークを広げていくのに対して、マネジャーは、組織の成員に対して、地位に基づく権威、権限をもって働きかける。
・リーダーは、人々の内在的な意欲に基づく自発的な行動を誘発し、同じ方向へ向かって歩みをともにするが、マネジャーは、飴とムチを使って人々の行動を管理(コントロール)し、ある方向へと向かわせようとする。
あと、人間力を磨く上での言葉が印象的でした。
・人間力を磨く上で大切なことは、私なりの言葉で言うと、「人の営みに対しての理解と尊敬の念をもつこと」ではないだろうか。
人の営みに対する理解と尊敬を深める方法は色々あるだろうが、その一つに、歴史や芸術、哲学を学ぶことがある。人間が長い時間をかけて築き上げてきた文明、思想・宗教、科学体系などの教養に触れ、人間の英知を学ぶことが何よりも重要だと思う。
リーダーシップの旅 見えないものを見る (光文社新書) (日本語) 新書 – 2007/2/16
野田 智義
(著)
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金井 壽宏
(著)
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本の長さ297ページ
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言語日本語
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出版社光文社
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発売日2007/2/16
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ISBN-109784334033897
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ISBN-13978-4334033897
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
社長になろうと思って社長になった人はいても、リーダーになろうと思ってリーダーになった人はいない。リーダーは自らの行動の中で、結果としてリーダーになる。はじめからフォロワーがいるわけではなく、「結果としてリーダーになる」プロセスにおいて、フォロワーが現れる。リーダーシップは、本を読んで修得するものでも、だれかから教わるものでもない。それは私たち一人一人が、自分の生き方の中に発見するものだ。リーダーシップはだれの前にも広がっている。何かを見たいという気持ちがあれば、可能性は無限に膨らむ。自らが選択し行動することで、人は結果としてリーダーと呼ばれるのだ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
野田/智義
1959年京都生まれ。NPO法人アイ・エス・エル(ISL)理事長。東京大学法学部卒業後、日本興業銀行勤務、ロンドン大学・INSEAD経営大学院(フランス)助教授を経て、ISLを創設。数百人の支援者とともに、次世代リーダー輩出に取り組んでいる。MIT経営学修士、ハーバード大学経営学博士。INSEADでは、最優秀教授賞を3年連続受賞
金井/壽宏
1954年神戸生まれ。京都大学教育学部卒業、神戸大学博士課程前期課程修了後、MIT経営大学院博士課程修了。現在、神戸大学大学院経営学研究科教授として、経営管理と組織行動の科目を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1959年京都生まれ。NPO法人アイ・エス・エル(ISL)理事長。東京大学法学部卒業後、日本興業銀行勤務、ロンドン大学・INSEAD経営大学院(フランス)助教授を経て、ISLを創設。数百人の支援者とともに、次世代リーダー輩出に取り組んでいる。MIT経営学修士、ハーバード大学経営学博士。INSEADでは、最優秀教授賞を3年連続受賞
金井/壽宏
1954年神戸生まれ。京都大学教育学部卒業、神戸大学博士課程前期課程修了後、MIT経営大学院博士課程修了。現在、神戸大学大学院経営学研究科教授として、経営管理と組織行動の科目を担当(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- ASIN : 433403389X
- 出版社 : 光文社 (2007/2/16)
- 発売日 : 2007/2/16
- 言語 : 日本語
- 新書 : 297ページ
- ISBN-10 : 9784334033897
- ISBN-13 : 978-4334033897
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2020年11月22日に日本でレビュー済み
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色々な書評や書籍紹介から、いつかこの本を読みたいと思っていました。
リーダーシップの旅。それはLead the selfにはじまり、Lead the peopleを経てLead the societyに至る長い旅路。リーダーシップを発揮できる人材というのは、カリスマや権力、ましてや組織のポジションでなるものではなく、あくまで人を惹きつけて事を起こす人のことを指しています。メディアが持ち上げる各界のリーダーというのは、華やかで凄い行動力の持ち主であるというイメージがあり、一般人とは別世界の人として紹介されることはありますが、この本はそれらの武勇伝を伝えるのではなく、まさにリーダーになるためのプロセスこそが大事であると説きます。そのためには、人の上に立ったり、金儲けしたいという利己主義ではなく、自分のためになることは人のためにもなるという利他思考、さらに世の中のためになる志を育てる事であるという、高貴なるものの宿命を想起させます。
旅というと孤独なものという印象がありますが、Lead the societyに至る過程は自己の葛藤との戦い、周りの人たちへの理解、それが社会へ波及するまでの長い道のりであり、リーダーへの道のりはまさに長い旅路であるという本のテーマの通りでした。
私も含め大抵の人にとってリーダーというと組織内に普通に存在する何気ない概念ですが、本当の意味でのリーダーとは、自分の人生に責任を持ち、志を掲げ、協力を得ながらそれを達成する事であり、そのために行動や軸、強いコミット、時には犠牲も厭わないという事だと思いました。いきなりそのレベルにはなれない、というかどんな偉人も最初は人の力を頼ってしか生きられない人達なのに、リーダーになれる人はなる。それができる人というのは、個人として取り組むべき学習や自己認識、志、それを感じる原体験を持っており、長い人生を通して達成して行くこと、未知なる自分というものを開拓して行く旅を経た人に他なりません。
リーダーを目指す人にとっては、この本から何かを学べるということよりも、自分はこれから何と向き合うべきか、という問いが大切なのでしょう。それは一人一人の人生の中にこそあり、死生観を前提にした人生の目的、考えている未来をを具体化することこそが、リーダーシップの持つ言葉の意味なのだと思います。
リーダーシップの旅。それはLead the selfにはじまり、Lead the peopleを経てLead the societyに至る長い旅路。リーダーシップを発揮できる人材というのは、カリスマや権力、ましてや組織のポジションでなるものではなく、あくまで人を惹きつけて事を起こす人のことを指しています。メディアが持ち上げる各界のリーダーというのは、華やかで凄い行動力の持ち主であるというイメージがあり、一般人とは別世界の人として紹介されることはありますが、この本はそれらの武勇伝を伝えるのではなく、まさにリーダーになるためのプロセスこそが大事であると説きます。そのためには、人の上に立ったり、金儲けしたいという利己主義ではなく、自分のためになることは人のためにもなるという利他思考、さらに世の中のためになる志を育てる事であるという、高貴なるものの宿命を想起させます。
旅というと孤独なものという印象がありますが、Lead the societyに至る過程は自己の葛藤との戦い、周りの人たちへの理解、それが社会へ波及するまでの長い道のりであり、リーダーへの道のりはまさに長い旅路であるという本のテーマの通りでした。
私も含め大抵の人にとってリーダーというと組織内に普通に存在する何気ない概念ですが、本当の意味でのリーダーとは、自分の人生に責任を持ち、志を掲げ、協力を得ながらそれを達成する事であり、そのために行動や軸、強いコミット、時には犠牲も厭わないという事だと思いました。いきなりそのレベルにはなれない、というかどんな偉人も最初は人の力を頼ってしか生きられない人達なのに、リーダーになれる人はなる。それができる人というのは、個人として取り組むべき学習や自己認識、志、それを感じる原体験を持っており、長い人生を通して達成して行くこと、未知なる自分というものを開拓して行く旅を経た人に他なりません。
リーダーを目指す人にとっては、この本から何かを学べるということよりも、自分はこれから何と向き合うべきか、という問いが大切なのでしょう。それは一人一人の人生の中にこそあり、死生観を前提にした人生の目的、考えている未来をを具体化することこそが、リーダーシップの持つ言葉の意味なのだと思います。
2018年5月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容は示唆に富んでいるし、リーダーシップに悩む人、小集団でも責任者になった人、人とかかわって仕事をしている人に価値のあるメッセージが込められていると思う。
満点ではない理由は、iPhoneのKindleで読むにはやや長かった。個人的には紙でしっかり読み込みたい内容。
満点ではない理由は、iPhoneのKindleで読むにはやや長かった。個人的には紙でしっかり読み込みたい内容。