二つのお話から成っていて、どちらとも日本の夏を感じる良作でした。
表題作は
・外からは解りづらいぼぉ―っとしているゲイの夏樹(受)と、
・何よりも一番夏樹が苦手としているタイプ(“宇宙人”夏樹談)のノンケのコマノ(攻)のくっつくまでの話。
夏樹の「自分はついてない」と諦めがちな生きづらさを宇宙人コマノが救ってあげて、あぁ、いい人に巡り会えて良かったね、呼吸しやすくなったでしょ、夏樹…と、ほっとできるラストでした。
二つめの話が実は私の好みで、若干こちらのがページ数多いです。
こっちの話も、想定攻の宇宙人(秀良子作品は宇宙人多くない?)男が、10年前、高校の同級生だったと言いながら「今年いっぱいで人類は滅亡するから会いに来た」と。「会えて嬉しかった」と。
訪ねられた方はもちろん迷惑。これが少しずつ訪ねられた男の心の迷いが吹っ切れる方向に向かうのだから、秀良子マジック。
髪を切るシーンが印象的でした。
とにかく不思議な物語。
『おか―さん、オレ、昨晩、地球が滅亡する夢見た。』
息子も今朝、こう言った。男ってホント、宇宙人で不思議な生き物だ。
リンゴに蜂蜜 (マーブルコミックス) (日本語) 単行本(ソフトカバー) – 2011/2/20
秀 良子
(著)
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本の長さ156ページ
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言語日本語
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出版社ソフトライン 東京漫画社
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発売日2011/2/20
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ISBN-104864420017
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ISBN-13978-4864420013
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登録情報
- 出版社 : ソフトライン 東京漫画社 (2011/2/20)
- 発売日 : 2011/2/20
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 156ページ
- ISBN-10 : 4864420017
- ISBN-13 : 978-4864420013
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Amazon 売れ筋ランキング:
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- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.3
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年7月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大好きな作品です。
こんなにもキラキラとまぶしくて、壊れそうなくらい危うい作品だったなんて…。
秀良子さんの作品を読んだのはこれが初めてでしたが
最初の3ページくらいで作品の持つ佇まいにグッと引き込まれしまい、一気に読破。
読み終えたころには、すっかり秀良子ファンになってしまいました。
それから全ての作品を購入したのは言うまでもありません。
…それにしても、夏樹さんの可愛さは反則ものです。
コマノじゃなくても、抱きしめたくなる。
マジ、やばい!
こんなにもキラキラとまぶしくて、壊れそうなくらい危うい作品だったなんて…。
秀良子さんの作品を読んだのはこれが初めてでしたが
最初の3ページくらいで作品の持つ佇まいにグッと引き込まれしまい、一気に読破。
読み終えたころには、すっかり秀良子ファンになってしまいました。
それから全ての作品を購入したのは言うまでもありません。
…それにしても、夏樹さんの可愛さは反則ものです。
コマノじゃなくても、抱きしめたくなる。
マジ、やばい!
2011年10月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タイトル作品と時系列的にその前作となるお話、およびまったく違う抱き合わせ作品の、主に2本ですが、どちらも人物像がなんとも味わい深くてよかったです。すごいヘンとかかっこいいとかじゃなく、なんかちょっと個性的(笑)
濡れ場なんてないし、態度もあっさりしているのに、どこか好きだという気持ちがダダ漏れてくるやりとりが印象的でした。
絵的に好き嫌いがわかれるかとは思いますが、詩集のようなセリフを楽しむ価値はあると思います。
ただ、はっきりしたお話を好む読者にはおススメしません。
濡れ場なんてないし、態度もあっさりしているのに、どこか好きだという気持ちがダダ漏れてくるやりとりが印象的でした。
絵的に好き嫌いがわかれるかとは思いますが、詩集のようなセリフを楽しむ価値はあると思います。
ただ、はっきりしたお話を好む読者にはおススメしません。
2013年1月3日に日本でレビュー済み
改めて読み返してよかったのでレビュー書きます。
今までふわっとBL臭漂う程度のテイストのBL漫画だった秀さんの作品が、がっつりBLになりました。
と、言っても、収録されている二つの話では何か強めの性描写があるわけでも物凄く激しい恋愛を繰り広げるわけでもありません。
(ちらっとはそういうところもあるけれど)
二話目など、人によってはこんなのBLじゃない!という人もいるかもしれないし、最後まで描ききらないことに物足りなさを感じる人もいるかもしれません。
だけど、続きをどんどん自ら想像したくなるその物足りなさ=余韻こそが、秀さんの作品の魅力のような気がします。
想像させてくれます。登場人物たちのその後の関係や、近い未来二人が交わしていそうな会話、流れていく時間、共にする生活…
私は妄想力強めなので、余韻を楽しんでいますよ〜。目を閉じればほら…(笑)
ですが、そうは言っても、続きがあるなら見たい。
自分の想像を超えるものを読んでみたい。実際目でも楽しみたい。
そう思ってやまない私のような者のために(?)「彼のバラ色の人生」という、この作品のメインCPの続編のお話がまるまる一冊彼らの話で、出ています。最高でした。
絵のタッチが独特ですので好き嫌いはあると思いますが、小説をよく読む方や(文学系)、少女漫画でも全部を説明してしまう系のお話が苦手な方、かと言って、重苦しい話はごめんだという方(笑)、とにかくそういう方たちに、おすすめしたいです。
今までふわっとBL臭漂う程度のテイストのBL漫画だった秀さんの作品が、がっつりBLになりました。
と、言っても、収録されている二つの話では何か強めの性描写があるわけでも物凄く激しい恋愛を繰り広げるわけでもありません。
(ちらっとはそういうところもあるけれど)
二話目など、人によってはこんなのBLじゃない!という人もいるかもしれないし、最後まで描ききらないことに物足りなさを感じる人もいるかもしれません。
だけど、続きをどんどん自ら想像したくなるその物足りなさ=余韻こそが、秀さんの作品の魅力のような気がします。
想像させてくれます。登場人物たちのその後の関係や、近い未来二人が交わしていそうな会話、流れていく時間、共にする生活…
私は妄想力強めなので、余韻を楽しんでいますよ〜。目を閉じればほら…(笑)
ですが、そうは言っても、続きがあるなら見たい。
自分の想像を超えるものを読んでみたい。実際目でも楽しみたい。
そう思ってやまない私のような者のために(?)「彼のバラ色の人生」という、この作品のメインCPの続編のお話がまるまる一冊彼らの話で、出ています。最高でした。
絵のタッチが独特ですので好き嫌いはあると思いますが、小説をよく読む方や(文学系)、少女漫画でも全部を説明してしまう系のお話が苦手な方、かと言って、重苦しい話はごめんだという方(笑)、とにかくそういう方たちに、おすすめしたいです。