言いたいことは理解できる。要所要所で大事な指摘もある。
また、著者は左派の中ではかなり話の通じる人だとも思う。
とはいえ、選挙を軽視してるように読める記述が散見された点は気になった。
著者は現行の選挙制度はあまり良くないと考えているようだが、日本は小選挙区制と比例代表制を並立で導入しており、選挙結果は有権者の意思をかなり忠実に反映する。
2009年の総選挙のように、自民党でも支持されなければ容赦なく負けるのが現行の選挙制度である。
現在自民党が強い理由は、シンプルに自民党が国民に支持されているからではないか。
たとえば安倍政権の任期期間中の支持率を見ても、多くの国民は安倍政権に満足していた。これは最後半年を除く支持率などの数字や選挙結果にも表れている。
この現実は、単に自民党が支持されていることの反映だと私は思う。
もちろん著者が言うような投票以外の手段を、私も軽視するつもりはない。
ただ、選挙こそ有権者の意思を表す最も重要な要素であり、著者の言う代替案はあくまで副次的なものにとどまると思っている。
もしかしたら著者は、自民党が圧倒的支持をされている現状との折り合いを何とかつけたいのかもしれないが。
私自身は、著者は選挙以外のオルタナティブな手段を過大評価しすぎているような印象をもった。
こんな感じで少し批判めいたことを書いたが、著者の主張は左派の中ではかなりまともな方だと思う。
私は自民党支持者であり、著者と政治的立場は違う。
しかし教条主義的で反対のための反対をするのではなく、建設的でまともな議論をする著者(および著者がサポートしていると言われている国民民主党)のような人たちは重要だと思う。著者のことは今後も見守っていきたい。
(追記)
とはいえ、能力はさておき、不倫して元妻を自〇に追い込むような人が表に出てきてはダメだとも思います。
山尾志桜里氏と一緒に、表舞台から引退してもらいたいものだなと思いました。
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リベラルの敵はリベラルにあり (ちくま新書) Kindle版
細分化されたアイデンティティ集団の近視眼的政治利用がリベラルの包容力を自壊させ、あまりに理想的に設定されたリベラルな価値からこぼれ落ちる生身の人々の憤りがポピュリズムを肥大化させる。グローバリズムとアルゴリズムの波は、個人の自律のみならず国家の自律をも脅かす。AI時代において国家と個人の自律を貫く具体策とは? ナショナル・アイデンティティによる包摂、そして「人の支配」から「法の支配」への脱却を斬新に提言する、気鋭の法律家によるリベラル再生に向けた挑戦状。
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2020/9/10
- ファイルサイズ5120 KB
商品の説明
著者について
倉持麟太郎(くらもち・りんたろう)
1983年東京生まれ。 慶應義塾大学法学部卒業、中央大学法科大学院修了 。2012年弁護士登録(第二東京弁護士会)。日本弁護士連合会憲法問題対策本部幹事、弁護士法人Next代表弁護士。一般企業法務の傍ら、東京MXテレビ「モーニングCROSS」レギュラーコメンテーター、World Forum for Democracyにspeakerとして参加、アメリカ国務省International Visitor Leadership Programに招聘、慶應義塾大学法科大学院非常勤講師(憲法)など、多方面で活動。共著書に『2015年安保 国会の内と外で』(岩波書店)、『時代の正体2』(現代思潮新社) 『ゴー宣憲法道場』(毎日新聞出版)など。 --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
1983年東京生まれ。 慶應義塾大学法学部卒業、中央大学法科大学院修了 。2012年弁護士登録(第二東京弁護士会)。日本弁護士連合会憲法問題対策本部幹事、弁護士法人Next代表弁護士。一般企業法務の傍ら、東京MXテレビ「モーニングCROSS」レギュラーコメンテーター、World Forum for Democracyにspeakerとして参加、アメリカ国務省International Visitor Leadership Programに招聘、慶應義塾大学法科大学院非常勤講師(憲法)など、多方面で活動。共著書に『2015年安保 国会の内と外で』(岩波書店)、『時代の正体2』(現代思潮新社) 『ゴー宣憲法道場』(毎日新聞出版)など。 --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
内容(「BOOK」データベースより)
細分化されたアイデンティティ集団の近視眼的政治利用がリベラルの包容力を自壊させ、あまりに理想的に設定されたリベラルな価値からこぼれ落ちる生身の人々の憤りがポピュリズムを肥大化させる。グローバリズムとアルゴリズムの波は、個人の自律のみならず国家の自律をも脅かす。AI時代において国家と個人の自律を貫く具体策とは?ナショナル・アイデンティティによる包摂、そして「人の支配」から「法の支配」への脱却を斬新に提言する、気鋭の法律家によるリベラル再生に向けた挑戦状。 --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
倉持/麟太郎
1983年、東京生まれ。慶應義塾大学法学部卒業、中央大学法科大学院修了。2012年弁護士登録(第二東京弁護士会)。日本弁護士連合会憲法問題対策本部幹事、弁護士法人Next代表弁護士。ベンチャー支援、一般企業法務、「働き方」等について専門的に取り扱う一方で、TOKYO MXテレビ「モーニングCROSS」レギュラーコメンテーター、衆議院平和安全法制特別委員会公聴会で参考人として意見陳述、World Forum for Democracyにspeakerとして参加、アメリカ国務省International Visitor Leadership Programに招聘、朝日新聞『論座』レギュラー執筆陣、慶應義塾大学法科大学院非常勤講師(憲法)など、多方面で活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
1983年、東京生まれ。慶應義塾大学法学部卒業、中央大学法科大学院修了。2012年弁護士登録(第二東京弁護士会)。日本弁護士連合会憲法問題対策本部幹事、弁護士法人Next代表弁護士。ベンチャー支援、一般企業法務、「働き方」等について専門的に取り扱う一方で、TOKYO MXテレビ「モーニングCROSS」レギュラーコメンテーター、衆議院平和安全法制特別委員会公聴会で参考人として意見陳述、World Forum for Democracyにspeakerとして参加、アメリカ国務省International Visitor Leadership Programに招聘、朝日新聞『論座』レギュラー執筆陣、慶應義塾大学法科大学院非常勤講師(憲法)など、多方面で活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
出版社より
登録情報
- ASIN : B08H1SP4NJ
- 出版社 : 筑摩書房 (2020/9/10)
- 発売日 : 2020/9/10
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 5120 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 307ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 204,339位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- - 1,288位ちくま新書
- - 1,603位国際政治情勢
- - 1,874位政治 (Kindleストア)
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「リベラルの敵はリベラルにあり」拝読させていただきました。この本を読んだ率直な感想は、与野党議員や公務員の様々な不祥事、不誠実、森友、加計学園、桜を見る会、集団的自衛権行使容認、日本学術会議への人事介入問題などなどの問題が、今日に至るも解決せざる根本原因は、「liberalistが真のliberalistに徹せざるにあり」というものです。憲法の存在意義が「弱き国民を強権政治から守るための術」であるとしたら、官僚や国会議員、裁判官が憲法を護り尊重していなければ、国民全体の遵法意識もモラルも低下してしまうのではないだろうか。この本は、そんなことを考えさせてしまう本でした。倉持麟太郎先生、ゼヒ第二段、第三段とリベラルに関する本を書いてください!
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2020年10月28日に日本でレビュー済み
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「リベラル」の解釈が井上達夫(逞しきリベラリズム)など、一部の憲法学者・法哲学者のそれに偏っている。しかし、「強い個人」というのが法的フィクションであるというのもテイラーのずいぶん前からいわれてきたことです。樋口陽一のフランス共和主義の説明でも、個人は中間団体の媒介なく国家と直面させられるわけだが、それはカトリック教会の影響を排除しなければならないブルジョアの論理でした。それでも時代が進めば国家は「社会的」だと憲法で規定され、中間団体も承認されるわけで、20世期のリベラル国家は個人が単独で強く、完全に自律的であることを想定しないのです。「ネオリベラル」がそのソーシャルを縮減しているわけなので、著者は社会的「リベラル」でなく「ネオリベラル」を論難すべきなのです。ブログがもとになっているということもあるでしょうが、上で述べた様な実質的問題以外にも、てにおはがおかしい点が散見されます。ちゃんと推敲してください。
2020年10月10日に日本でレビュー済み
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「リベラルの敵はリベラルにあり」拝読させていただきました。この本を読んだ率直な感想は、与野党議員や公務員の様々な不祥事、不誠実、森友、加計学園、桜を見る会、集団的自衛権行使容認、日本学術会議への人事介入問題などなどの問題が、今日に至るも解決せざる根本原因は、「liberalistが真のliberalistに徹せざるにあり」というものです。憲法の存在意義が「弱き国民を強権政治から守るための術」であるとしたら、官僚や国会議員、裁判官が憲法を護り尊重していなければ、国民全体の遵法意識もモラルも低下してしまうのではないだろうか。
この本は、そんなことを考えさせてしまう本でした。
倉持麟太郎先生、ゼヒ第二段、第三段とリベラルに関する本を書いてください!
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この本は、そんなことを考えさせてしまう本でした。
倉持麟太郎先生、ゼヒ第二段、第三段とリベラルに関する本を書いてください!
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2020年10月31日に日本でレビュー済み
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政治についてのお堅い本なのかと思いきや語り口調がウイットに富んでいて、つい笑ってしまう感じがとても良かったです。政治に精通していない人でも大丈夫。「覚悟も本気も要らない」との事で普通の人に向けて分かりやすく時勢と今後を解説してくれています。AI国会運営の所は怒涛の展開でめっちゃ面白かったです。
通読する事で思考の過程が知れて考えてる事がより鮮明に分かりました。最後に明るい未来を想像することができたので私はホッコリしました。
通読する事で思考の過程が知れて考えてる事がより鮮明に分かりました。最後に明るい未来を想像することができたので私はホッコリしました。
2020年9月13日に日本でレビュー済み
倉持氏初の単著。氏の思想と実践が余すところなく詰め込まれている。付箋が凄いことになってしまった…。
倉持氏は頭の回転が早すぎて、かつサービス精神旺盛でブログだとやや難解だと感じていたが、紙幅を与えられるとこんなに体系的で網羅的で丁寧な文章なのかと驚いた。加えて時折見せるユーモアや庶民的な比喩表現は読んでいて痛快!何度か声を上げて笑ってしまった。
色々いう人もいるが、この人は使える。日本に必要な人材だ。
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