キャッスルマンゴーのコラボレーションでこちらはノベルズになります。
こちらは十亀目線でお話が進んでいきます。
あらすじにあるように十亀の高校時代。
すごーく貧乏だったけど、姉弟で肩を寄せ合って生きてたこと。
キャッスルマンゴーにちらっと出てきた二宮との出会い。(彼は初恋だったんですね)
交通事故で、突然家族を失い、一人ぼっちになり
逃げるように東京に出てきたこと。
そして万と出会い
映像で生活をしている様子が描かれています。
十亀は高校時代に家族を突然失ったことで、
「執着」がないんですね。
と言うより、最初から、いつ、失ってもいいように準備しているといったほうがいいかも。
そんな心の深淵にある「恐れ」がうま〜く書かれています。
さすが木原さんです。
長い間、「仕方ない」と何事にも「執着」しなかった十亀ですが、
万には執着することになりそうですね。
一応BLですが、LOVEシーンはおまけのような感じで、
ほとんどが、撮影シーンです。
そして、そこに携わる人間模様が丁寧に描かれています。
普通の小説を読んでいるような、ストーリー重視の作品です。
木原さんの作品と言えば、痛いというか病みBLが多いですが
この作品はまともです。安心して読めました。
ぜひ、コミック版のキャッスルマンゴー コミック と併せてお読みくださ。
もっといちゃいちゃとしたシーンも欲しかったです。
リバーズエンド (Holly NOVELS) (日本語) 新書 – 2012/9/26
木原 音瀬
(著)
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本の長さ295ページ
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言語日本語
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出版社スコラマガジン(蒼竜社)
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発売日2012/9/26
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ISBN-104883864138
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ISBN-13978-4883864133
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
十亀にとって高校も友達もどうでもよくて、父親がつくった借金の返済に追われ、バイトをしながら姉弟と一日をなんとか食べて生きること、それがすべてだった。そんな時、ふとしたきっかけから同じクラスの二宮と口を利くようになり、彼の明るさに十亀の心は少しずつ癒されていく。しかし、二宮にほのかな想いを感じはじめた矢先、哀しい運命が十七歳の十亀を待ちかまえていた―。表題作に加え、大人に成長した十亀が優しい恋人・万と出会い、映画監督への道を歩み始めた「今」の葛藤を描いた書き下ろしを収録。
登録情報
- 出版社 : スコラマガジン(蒼竜社) (2012/9/26)
- 発売日 : 2012/9/26
- 言語 : 日本語
- 新書 : 295ページ
- ISBN-10 : 4883864138
- ISBN-13 : 978-4883864133
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 41,558位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 404位ボーイズラブノベルス (本)
- - 3,149位新書
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.5
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33 件のグローバル評価
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トップレビュー
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2018年1月11日に日本でレビュー済み
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2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2017年3月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
木原さんの作品が大好きでほぼ全作品読破していますが、登場人物の置かれた状況に心が締め付けられるような痛みを感じ、良い作品ではあっても、読み返すにはかなりエネルギーを必要として、再度読み返す気力が起きないものが少なからずあります。
この作品でも、キャッスルマンゴーで一端に触れられた十亀の過去が明らかにされ、ここでその設定を書き出すと、現実ではありえないでしょ、というほど悲惨と言えるものですが、木原さんの筆力で、物語の中にぐいぐい引きこまれます。
物悲しさや諦観といった薄暗い心象風景を思わせる描写が続きますが、この作品では、高校時代であれば同級生の二宮の存在が、大人に成長した後の物語では恋人の万の存在が、それぞれ十亀に対する「救い」として登場していて、心が痛くなる哀しみだけで終わらせない希望や優しさを感じさせてくれて、心温まる読後感の、何度も読み返したくなる作品になっています。
後半は、映画の撮影現場、しかも撮影場所は尾道を舞台に話が進み、主人公の恋愛模様(比重は意外と少ないかも)だけでなく、映画監督や助監督、小道具係などお仕事小説としても楽しめます。
この小説だけでもいいですが、できればキャッスルマンゴーを読んだ後に読んでもらえれば、より面白いと思ってもらえると思います。
万が社会人になった後の二人の物語を読みたいと熱望しています。
この作品でも、キャッスルマンゴーで一端に触れられた十亀の過去が明らかにされ、ここでその設定を書き出すと、現実ではありえないでしょ、というほど悲惨と言えるものですが、木原さんの筆力で、物語の中にぐいぐい引きこまれます。
物悲しさや諦観といった薄暗い心象風景を思わせる描写が続きますが、この作品では、高校時代であれば同級生の二宮の存在が、大人に成長した後の物語では恋人の万の存在が、それぞれ十亀に対する「救い」として登場していて、心が痛くなる哀しみだけで終わらせない希望や優しさを感じさせてくれて、心温まる読後感の、何度も読み返したくなる作品になっています。
後半は、映画の撮影現場、しかも撮影場所は尾道を舞台に話が進み、主人公の恋愛模様(比重は意外と少ないかも)だけでなく、映画監督や助監督、小道具係などお仕事小説としても楽しめます。
この小説だけでもいいですが、できればキャッスルマンゴーを読んだ後に読んでもらえれば、より面白いと思ってもらえると思います。
万が社会人になった後の二人の物語を読みたいと熱望しています。
2017年11月12日に日本でレビュー済み
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木原さんはデビュー当時からかなりツボに入る作者様なのですが、日常が忙しすぎることもあって、重すぎる話より軽~く楽しめる話を求めるようになってしまい、しばかる敬遠しておりました。
読めば面白いのは分かっていたのですが。
今回、キャッスルマンゴーが漫画と言うことで軽く読めそうだったのと、レビューを読んで気になってしまい久しぶりに手を出しました。
結果、リバーズエンドまで読破と言う、分かりやすい結果となりましたが…(笑)。
あいかわらずの重い設定が勿論ありましたが、幸せな未来(現在)に繋がるものであり、読後感はとてもふんわり穏やかでした。色々な人におススメしたい作品ですね。特に仕事のシーンがしっかりと書かれているので、BL関係なしに面白く感じました。
読めば面白いのは分かっていたのですが。
今回、キャッスルマンゴーが漫画と言うことで軽く読めそうだったのと、レビューを読んで気になってしまい久しぶりに手を出しました。
結果、リバーズエンドまで読破と言う、分かりやすい結果となりましたが…(笑)。
あいかわらずの重い設定が勿論ありましたが、幸せな未来(現在)に繋がるものであり、読後感はとてもふんわり穏やかでした。色々な人におススメしたい作品ですね。特に仕事のシーンがしっかりと書かれているので、BL関係なしに面白く感じました。
2016年10月8日に日本でレビュー済み
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プロローグとgod bless youの前半後半に分かれています。前半のプロローグは主人公十亀の過去であり、木原さん特有の苦しいほど現実味のある話で、読んでいて胸が痛くなりますが、でも苦しいだけじゃなくて友情や恋愛、家族愛の暖かさやむずがゆさが感じられて、ただ暗いだけのお話になっていません。そのバランスが心地よくてぐっと引き込まれてしまいました。
後半のgod bless youはそんな十亀が暗い過去を乗り越えて大人になった後の話です。キャッスルマンゴーを読んでいないと始まり方が少し唐突だと感じるかもしれませんが、それでも不自由なく読めると思います。映画撮影に関する仕事に携わる十亀ですが、恋愛よりも仕事をしている彼を中心に描かれています。ラブストーリーを求めている方なら少し物足りないと感じられるかもしれません。でも前半で描かれた暗く悲しい過去を乗り越えた十亀がすごく素敵に成長していて、周囲の人々に愛されながら頼りにされながら働く姿は、彼の過去を踏まえて読むと涙腺に訴えるものがあります。死ぬほど辛い思いをしてきたからこそ人に優しくできたり、貧乏だったからこそ多くを望まない諦めたような性格も、十亀はとても魅力的です。
リバーズエンドはキャラクターの魅力を期待して購入されるのがよろしいかと思います。とても素敵な作品でした。木原さんらしい胸打たれるような作品です。
後半のgod bless youはそんな十亀が暗い過去を乗り越えて大人になった後の話です。キャッスルマンゴーを読んでいないと始まり方が少し唐突だと感じるかもしれませんが、それでも不自由なく読めると思います。映画撮影に関する仕事に携わる十亀ですが、恋愛よりも仕事をしている彼を中心に描かれています。ラブストーリーを求めている方なら少し物足りないと感じられるかもしれません。でも前半で描かれた暗く悲しい過去を乗り越えた十亀がすごく素敵に成長していて、周囲の人々に愛されながら頼りにされながら働く姿は、彼の過去を踏まえて読むと涙腺に訴えるものがあります。死ぬほど辛い思いをしてきたからこそ人に優しくできたり、貧乏だったからこそ多くを望まない諦めたような性格も、十亀はとても魅力的です。
リバーズエンドはキャラクターの魅力を期待して購入されるのがよろしいかと思います。とても素敵な作品でした。木原さんらしい胸打たれるような作品です。
2016年2月1日に日本でレビュー済み
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キャッスルマンゴーもマンガではなくノベライズで読みたかった。
マンガでは十亀さん野性的な美形には見えなかった。30才にも見えません。
やはり木原作品は小説で読みたい。
十亀さんのお仕事話長くていつ万が出てきてくれるのかヤキモキしました。
万がエキストラで現れた場面からラストまでほんと夢中で読みました。
仲直りするまでの言葉のやり取りや行き違いも切なくて何度も読みかえしました。
十亀さんの「海」を克服する場面にも震えました。木原さんの言葉の紡ぎ方が素晴ら過ぎて感動しました。
ふたりのラブラブをもう少し見たかった気持ちもありますが、他の方のレビューで私が読み取れなかった話の奥行きを気付かせてもらえて更に好きになりました。
マンガでは十亀さん野性的な美形には見えなかった。30才にも見えません。
やはり木原作品は小説で読みたい。
十亀さんのお仕事話長くていつ万が出てきてくれるのかヤキモキしました。
万がエキストラで現れた場面からラストまでほんと夢中で読みました。
仲直りするまでの言葉のやり取りや行き違いも切なくて何度も読みかえしました。
十亀さんの「海」を克服する場面にも震えました。木原さんの言葉の紡ぎ方が素晴ら過ぎて感動しました。
ふたりのラブラブをもう少し見たかった気持ちもありますが、他の方のレビューで私が読み取れなかった話の奥行きを気付かせてもらえて更に好きになりました。
2013年5月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
キャッスルマンゴーでは万サイドのお話が中心でしたが
十亀の生い立ち、キャッスルマンゴー後のお話が中心です。
漫画を知らなくても十分楽しめます。
個人的には十亀の高校生の頃の話があまりにも切ない話になっていたので
(後の十亀の人間形成にはきっと必要な部分)
読後はかなりダークな気分になりました。(悪いという意味でなく。)
そして、キャッスルマンゴー後のお話は十亀の仕事現場が話の
中心になっているので、どちらかというと万の出番は少ないのは仕方ないか。
もっとも、十亀の働きっぷりがたっぷりと書いてあり
お互いに思い合ってるのにっていうじれったい気分にもさせてくれる話です。
絡みの描写は少なくて、でも「人を好きになるって、こういう気持ちにもなるよね」って
思わせてくれるところはいいなーって思いました。
久々にキュンとした本です。
十亀の生い立ち、キャッスルマンゴー後のお話が中心です。
漫画を知らなくても十分楽しめます。
個人的には十亀の高校生の頃の話があまりにも切ない話になっていたので
(後の十亀の人間形成にはきっと必要な部分)
読後はかなりダークな気分になりました。(悪いという意味でなく。)
そして、キャッスルマンゴー後のお話は十亀の仕事現場が話の
中心になっているので、どちらかというと万の出番は少ないのは仕方ないか。
もっとも、十亀の働きっぷりがたっぷりと書いてあり
お互いに思い合ってるのにっていうじれったい気分にもさせてくれる話です。
絡みの描写は少なくて、でも「人を好きになるって、こういう気持ちにもなるよね」って
思わせてくれるところはいいなーって思いました。
久々にキュンとした本です。