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リチャード三世 (新潮文庫) 文庫 – 1974/1/30
ウィリアム シェイクスピア (著) 著者の作品一覧、著者略歴や口コミなどをご覧いただけます この著者の 検索結果 を表示 |
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あらゆる権謀術数を駆使して王位を狙う魔性の君主リチャード――薔薇戦争を背景に偽善と偽悪をこえた近代的悪人像を確立した史劇。
- ISBN-10410202011X
- ISBN-13978-4102020111
- 版改
- 出版社新潮社
- 発売日1974/1/30
- 言語日本語
- 寸法14.8 x 10.5 x 2 cm
- 本の長さ232ページ
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出版社より
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ロミオとジュリエット | オセロー | ハムレット | ヴェニスの商人 | リア王 | ジュリアス・シーザー | |
【新潮文庫】ウィリアム・シェイクスピア 作品 | 仇敵同士の家に生れたロミオとジュリエット。その運命的な出会いと、永遠の愛を誓いあったのも束の間に迎えた不幸な結末。恋愛悲劇。 | イアーゴーの奸計によって、嫉妬のあまり妻を殺した武将オセローの残酷な宿命を、鋭い警句に富むせりふで描く四大悲劇中の傑作。 | シェイクスピア悲劇の最高傑作。父王の亡霊からその死の真相を聞いたハムレットが、深い懐疑に囚われながら遂に復讐をとげる物語。 | 胸の肉一ポンドを担保に、高利貸しシャイロックから友人のための借金をしたアントニオ。美しい水の都にくりひろげられる名作喜劇。 | 純真な末娘より、二人の姉娘の甘言を信じ、すべての権力と財産を引渡したリア王は、やがて裏切られ嵐の荒野へと放逐される……。 | 政治の理想に忠実であろうと、ローマの君主シーザーを刺したブルータス。それを弾劾するアントニーの演説は、ローマを動揺させた。 |
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マクベス | 夏の夜の夢・あらし | じゃじゃ馬ならし・空騒ぎ | アントニーとクレオパトラ | リチャード三世 | お気に召すまま | |
三人の魔女の奇妙な予言と妻の教唆によってダンカン王を殺し即位したマクベスの非業の死!緊迫感にみちたシェイクスピア悲劇。 | 妖精のいたずらに迷わされる恋人たちが月夜の森にくりひろげる幻想喜劇「夏の夜の夢」、調和と和解の世界を描く最後の傑作「あらし」。 | パデュアの街に展開される楽しい恋のかけひき「じゃじゃ馬ならし」。知事の娘の婚礼前夜に起った大騒動「空騒ぎ」。機知舌戦の二喜劇。 | シーザー亡きあと、ローマ帝国独裁の野望を秘めながら、エジプトの女王クレオパトラと恋におちたアントニー。情熱にみちた悲劇。 | あらゆる権謀術数を駆使して王位を狙う魔性の君主リチャード──薔薇戦争を背景に偽善と偽悪をこえた近代的悪人像を確立した史劇。 | 美しいアーデンの森の中で、幾組もの恋人たちが展開するさまざまな恋。牧歌的抒情と巧みな演劇手法がみごとに融和した浪漫喜劇。 |
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
身体に障害を負った野心家グロスター公リチャードは、兄のエドワード四世王が病に倒れると、王劇を狙い、その明晰な知能と冷徹な論理で、次つぎに残忍な陰謀をくわだて、ついに王位につく―。魔性の君主リチャードを中心に、薔薇戦争へといたるヨーク家の内紛をたどり、口を開いた人間性のおそろしい深淵に、劇詩人シェイクスピアが、真っ向からいどんだ傑作史劇である。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
シェイクスピア,ウィリアム
1564‐1616。ストラトフォード・オン・エイヴォンに生る。20歳頃出郷、初めロンドンで役者、後に座付作者として活躍。本編はじめ約37編の史劇・悲劇・喜劇を創作。詩作にも秀で、エリザベス朝ルネサンス文学の巨星となる。47歳で突如隠退、余生を故郷で送った
福田/恒存
1912‐1994。東京生れ。東大英文科卒。評論・翻訳・劇作・演出の各分野で精力的に活躍。芸術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1564‐1616。ストラトフォード・オン・エイヴォンに生る。20歳頃出郷、初めロンドンで役者、後に座付作者として活躍。本編はじめ約37編の史劇・悲劇・喜劇を創作。詩作にも秀で、エリザベス朝ルネサンス文学の巨星となる。47歳で突如隠退、余生を故郷で送った
福田/恒存
1912‐1994。東京生れ。東大英文科卒。評論・翻訳・劇作・演出の各分野で精力的に活躍。芸術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 新潮社; 改版 (1974/1/30)
- 発売日 : 1974/1/30
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 232ページ
- ISBN-10 : 410202011X
- ISBN-13 : 978-4102020111
- 寸法 : 14.8 x 10.5 x 2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 46,034位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 39位イギリス・アメリカの戯曲・シナリオ
- - 662位英米文学研究
- - 1,155位新潮文庫
- カスタマーレビュー:
著者について
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(1564-1616)ストラトフォード・オン・エイヴォンに生る。20歳頃出郷、初めロンドンで役者、後に座付作者として活躍。『ロミオとジュリエット』をはじめ約37編の史劇・悲劇・喜劇を創作。詩作にも秀で、エリザベス朝ルネサンス文学の巨星となる。47歳で突如隠退、余生を故郷で送った。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年4月15日に日本でレビュー済み
他の訳者の訳もいいけど、やはり福田恒存訳はいい。
新潮文庫版は、浅野勝美氏のカバー装画が素晴らしい。
絵解きにもなっている。
ジョセフィン・ティの『時の娘』を読んだ後で、この戯曲を読んだ。
まったくの別物として、どちらも気に入った。
シェイクスピアの描くリチャード三世は、悪の魅力がある。
マクベスは弱い人間だが、リチャードには迷いがない。
身体的ハンディを引け目にしていないのもよい。
また、展開もスピーディで読みやすい。
何となく若い頃の作品のように思える(実際どうか知らない。後で調べよう)。
新潮文庫版は、浅野勝美氏のカバー装画が素晴らしい。
絵解きにもなっている。
ジョセフィン・ティの『時の娘』を読んだ後で、この戯曲を読んだ。
まったくの別物として、どちらも気に入った。
シェイクスピアの描くリチャード三世は、悪の魅力がある。
マクベスは弱い人間だが、リチャードには迷いがない。
身体的ハンディを引け目にしていないのもよい。
また、展開もスピーディで読みやすい。
何となく若い頃の作品のように思える(実際どうか知らない。後で調べよう)。
ベスト1000レビュアー
シェイクスピア作品は戯曲の古典として今でも上演されるが、内容は知っているが、実際に作品を読んだことのある人は案外少ないのではないか。この「リチャード三世」は悪人が主役という点で特異な作品なのだが、あらゆる手段を使って国王を目指すという、人生の目的がはっきりしている点で、ある意味小気味いい。念願の国王につくが、あっという間に死んでしまうのも憎みきれない(実際の史実でも治世はわずか2年間)。
「お坊様」とか「お勤め」のような、仏教を連想させる言葉が出てくるところは抵抗があったが、実質リチャード三世の一人芝居であるせりふは概してスピード感があってよかった。
「お坊様」とか「お勤め」のような、仏教を連想させる言葉が出てくるところは抵抗があったが、実質リチャード三世の一人芝居であるせりふは概してスピード感があってよかった。
2009年11月29日に日本でレビュー済み
とにかく王位を得るために、敵、兄、部下、妻、次々と殺していくグロスター公リチャード(のちのリチャード3世)。
せむしで、チビで醜悪な容姿を持ちながら、苛烈な攻撃性と、冷徹な計算高さと、口のうまさで王位を簒奪し、王位を維持しようとする。
最終的には、リッチモンド伯(のちのヘンリー7世)に討たれるが、それまでの徹底的な悪役ぶりにむしろ小気味良さを覚えるほどだ。
作品の気持ちよさは、リチャードのセリフにも表れる。テンポ良く刻まれる自分にも相手にも都合良い論理展開。
リチャードを恨んでいるアンを妻にするところや、兄エドワード4世の妻に娘のエリザベスへの求婚をするところなど、舌を巻く。
これだけのセリフ回しで観る人(読む人)を納得させるのは相当な筆力だ。
この話は、「悪」=「リチャード」、「リチャード」VS「その他の人々」の単純な図式で楽しめる分かりやすい話である。
ただし、人名については、エドワードやら、ヘンリーやら、エリザベスなど親子で同じ名前であったりして、人物は異なるのに同じ名前が繰り返し出てくるわかりにくさはあるが、こればかりは史実に基づいた王権の簒奪劇の話なのでいたしかたない。
せむしで、チビで醜悪な容姿を持ちながら、苛烈な攻撃性と、冷徹な計算高さと、口のうまさで王位を簒奪し、王位を維持しようとする。
最終的には、リッチモンド伯(のちのヘンリー7世)に討たれるが、それまでの徹底的な悪役ぶりにむしろ小気味良さを覚えるほどだ。
作品の気持ちよさは、リチャードのセリフにも表れる。テンポ良く刻まれる自分にも相手にも都合良い論理展開。
リチャードを恨んでいるアンを妻にするところや、兄エドワード4世の妻に娘のエリザベスへの求婚をするところなど、舌を巻く。
これだけのセリフ回しで観る人(読む人)を納得させるのは相当な筆力だ。
この話は、「悪」=「リチャード」、「リチャード」VS「その他の人々」の単純な図式で楽しめる分かりやすい話である。
ただし、人名については、エドワードやら、ヘンリーやら、エリザベスなど親子で同じ名前であったりして、人物は異なるのに同じ名前が繰り返し出てくるわかりにくさはあるが、こればかりは史実に基づいた王権の簒奪劇の話なのでいたしかたない。