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リオデジャネイロという生き方 不安も悩みも笑顔に変える「幸福の個人技」 単行本(ソフトカバー) – 2016/5/21
中原 仁
(著),
KTa☆brasil (ケイタブラジル)
(著)
●コミュニケーションの達人たち
1、注文は「大声で叫ぶ」!?
~「したいこと」「ほしいもの」はハッキリ言わなきゃ伝わらない
2、「わかりあうための議論」を恐れない
~「自分とは違うもの」に敬意を払うこと
3、チャイナタウンのない街
~誰も「ぼっち」にしない個人主義
4、ステーキの大きさ
~囲い込まず、感情や体験を共有すること
5、男は全員マザコン!?
~カリオカの心を支える「家族の絆」
6、とにかく人を褒める街
~「アラ探し」ではなくまず肯定する
●音楽とサッカーが人生のすべて
7、サンバとは「みんなで居場所を作り合う」こと
~誰もが「その一員」になれる場所がある
8、みんなが歌える歌がある
~世代や境遇を超えて共有される「この街の誇り」
9、絶え間なく生まれる「わが街の歌」
~誰もが無邪気に「リオ讃歌」を歌える街
10、自分の歌を歌ってみろよ
~「常に未来を向いている」という自信
11、サッカーとアイデンティティ
~「人生の主役は自分自身だ」と全力で表現する
●「粋」に生きなきゃ意味がない
12、ブチキン文化こそリオの魂
~誰もがフラットでいられる場所
13、やたらと人にバッタリ会う街
~「今」という奇跡を無駄にしないこと
14、死ぬまでセクシーでいたい!
~有限の人生を屈託なく使い切る
15、情報まみれは粋じゃない
~「フィジカルメディア」としての自分を信じること 16、ビーチは泳ぐだけの場所じゃない
~「公共の場」とは「おとなしくする場」じゃない
●自分自身の主役であり続けるために
17、「自分の手に負えないもの」への敬意
~自然と渾然一体になった珍しい大都会
18、「物を持たない」ことの豊かさ
~「危険」ではくくれない、ファヴェーラ流人生論
19、マイペース上等!
~人生の可能性を決め切ってしまわないこと
20、幸福の個人技
~「みんなと同じ」じゃなくていい
[巻末ガイド]
今すぐ行きたくなった人のための「スーパーローカル・リオデジャネイロ」
リオデジャネイロの「今」がわかる44カ所のガイド
[コラム]
音楽、サッカー、食文化、サンバについて充実のコラム
1、注文は「大声で叫ぶ」!?
~「したいこと」「ほしいもの」はハッキリ言わなきゃ伝わらない
2、「わかりあうための議論」を恐れない
~「自分とは違うもの」に敬意を払うこと
3、チャイナタウンのない街
~誰も「ぼっち」にしない個人主義
4、ステーキの大きさ
~囲い込まず、感情や体験を共有すること
5、男は全員マザコン!?
~カリオカの心を支える「家族の絆」
6、とにかく人を褒める街
~「アラ探し」ではなくまず肯定する
●音楽とサッカーが人生のすべて
7、サンバとは「みんなで居場所を作り合う」こと
~誰もが「その一員」になれる場所がある
8、みんなが歌える歌がある
~世代や境遇を超えて共有される「この街の誇り」
9、絶え間なく生まれる「わが街の歌」
~誰もが無邪気に「リオ讃歌」を歌える街
10、自分の歌を歌ってみろよ
~「常に未来を向いている」という自信
11、サッカーとアイデンティティ
~「人生の主役は自分自身だ」と全力で表現する
●「粋」に生きなきゃ意味がない
12、ブチキン文化こそリオの魂
~誰もがフラットでいられる場所
13、やたらと人にバッタリ会う街
~「今」という奇跡を無駄にしないこと
14、死ぬまでセクシーでいたい!
~有限の人生を屈託なく使い切る
15、情報まみれは粋じゃない
~「フィジカルメディア」としての自分を信じること 16、ビーチは泳ぐだけの場所じゃない
~「公共の場」とは「おとなしくする場」じゃない
●自分自身の主役であり続けるために
17、「自分の手に負えないもの」への敬意
~自然と渾然一体になった珍しい大都会
18、「物を持たない」ことの豊かさ
~「危険」ではくくれない、ファヴェーラ流人生論
19、マイペース上等!
~人生の可能性を決め切ってしまわないこと
20、幸福の個人技
~「みんなと同じ」じゃなくていい
[巻末ガイド]
今すぐ行きたくなった人のための「スーパーローカル・リオデジャネイロ」
リオデジャネイロの「今」がわかる44カ所のガイド
[コラム]
音楽、サッカー、食文化、サンバについて充実のコラム
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社双葉社
- 発売日2016/5/21
- 寸法18.8 x 12.8 x 2.5 cm
- ISBN-104575311405
- ISBN-13978-4575311402
商品の説明
出版社からのコメント
政治も経済も混迷を極める中、何故彼らはいつも笑っていられるのか――?
昔から数ある歌や映画の舞台として親しまれ、今年はオリンピックの開催で改めて注目を浴びる、
南米ブラジルを代表する都市「リオデジャネイロ」。
音楽プロデューサーとして活躍し、現地でのレコーディングやコーディネート、
またJ-WAVE「SAUDE! SAUDADE!」のプロデュースなどブラジル音楽を長年日本に紹介してきた中原仁氏と、
リオが世界に誇る祭典・サンバカーニバルに20年間参加し続けてローカルの文化を貪欲に吸収し、
ミュージシャン、DJ、文筆家としても活躍するKTa☆brasil氏のおふたりが、
この街の人々のポジティビティに溢れる生き方について書き綴り、
社会や経済システムが行き詰まりを見せるなかで不安にさいなまれるわれわれ日本人へ
「人生はもっと楽しめる」とメッセージを送る1冊です。
おふたりが独自の視点でセレクトする、ガイドブックにはあまり載らない
リオデジャネイロのおすすめローカルスポットガイドも付いた、充実の内容。
無数の人々が語ってきた「リオデジャネイロ」がなぜここまで私たちを魅了するのかを解き明かした、
ブラジル関連書籍の決定版です。
昔から数ある歌や映画の舞台として親しまれ、今年はオリンピックの開催で改めて注目を浴びる、
南米ブラジルを代表する都市「リオデジャネイロ」。
音楽プロデューサーとして活躍し、現地でのレコーディングやコーディネート、
またJ-WAVE「SAUDE! SAUDADE!」のプロデュースなどブラジル音楽を長年日本に紹介してきた中原仁氏と、
リオが世界に誇る祭典・サンバカーニバルに20年間参加し続けてローカルの文化を貪欲に吸収し、
ミュージシャン、DJ、文筆家としても活躍するKTa☆brasil氏のおふたりが、
この街の人々のポジティビティに溢れる生き方について書き綴り、
社会や経済システムが行き詰まりを見せるなかで不安にさいなまれるわれわれ日本人へ
「人生はもっと楽しめる」とメッセージを送る1冊です。
おふたりが独自の視点でセレクトする、ガイドブックにはあまり載らない
リオデジャネイロのおすすめローカルスポットガイドも付いた、充実の内容。
無数の人々が語ってきた「リオデジャネイロ」がなぜここまで私たちを魅了するのかを解き明かした、
ブラジル関連書籍の決定版です。
内容(「BOOK」データベースより)
情熱的で楽天的、時間にルーズでおしゃべり好き、政治も経済もイマイチだけど誰もが上を向いて歩く街。「神が創った街」リオデジャネイロに長年通い続けるふたりの音楽人が見てきた、そこに暮らす人たちの「今の日本に必要なことだらけ」の生き方。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
中原/仁
1954年、横浜生まれ。音楽・放送プロデューサー/選曲家。85年以来50回近くリオを訪れ、取材の他、現地録音のCD約15タイトルの制作に従事してきた。J‐WAVEの長寿番組「サウージ!サウダージ!!」などラジオの番組制作/選曲、コンピレーションCDや空間BGMの選曲、イベントやライブの企画プロデュースを行ない、ライター、DJ、MC、カルチャーセンター講師もつとめる
ケイタ☆ブラジル
東京生まれ。打楽器奏者、DJ、選曲家、MC、レポーター。リオ市公式プレゼンター。1997年より、毎年ブラジルでサンバやライブへの出演を続ける。98年にMangueira参加後、2001年よりサンバの殿堂Imp´erio Serranoの選抜メンバーとしてカルナヴァルに出場・受賞する他、ショウにも出演。Newsweek誌に「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれ、GLOBOやMTV Brasilなど現地メディアでも紹介多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1954年、横浜生まれ。音楽・放送プロデューサー/選曲家。85年以来50回近くリオを訪れ、取材の他、現地録音のCD約15タイトルの制作に従事してきた。J‐WAVEの長寿番組「サウージ!サウダージ!!」などラジオの番組制作/選曲、コンピレーションCDや空間BGMの選曲、イベントやライブの企画プロデュースを行ない、ライター、DJ、MC、カルチャーセンター講師もつとめる
ケイタ☆ブラジル
東京生まれ。打楽器奏者、DJ、選曲家、MC、レポーター。リオ市公式プレゼンター。1997年より、毎年ブラジルでサンバやライブへの出演を続ける。98年にMangueira参加後、2001年よりサンバの殿堂Imp´erio Serranoの選抜メンバーとしてカルナヴァルに出場・受賞する他、ショウにも出演。Newsweek誌に「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれ、GLOBOやMTV Brasilなど現地メディアでも紹介多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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カスタマーレビュー
5つ星のうち5.0
星5つ中の5
3 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2016年6月18日に日本でレビュー済み
2016年のリオデジャネイロ五輪を控えて俄然注目の高まるリオですが、昨今のニュースでの影響から治安の悪さばかり浮き彫りになっています。そのような負のイメージが先行していたところに刊行された本書には、一般的な情報では得られないヴィヴィッドな現地の様子が、そして彼らの長所も短所も日本で屈指のブラジル~音楽通の二人によって紹介されています。
中原仁さんとケイタブラジルさんの共著『リオデジャネイロという生き方』は、人々の交歓が日夜盛んなリオの街を、覚え書き風に自身の経験から紹介していきます。全20章中、中原さんのテキストが6章分が挟まり、残りの章はケイタさん、合間のコラムは双方が担当しています。元々は中原さんの企画に誘われる形で執筆に関わったケイタさんですが、「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれた経歴のある彼であるだけに、本書には既に20年間も通い続けているリオのエネルギーを受けた彼のパワーが漲っています。ケイタさんのエッセイは現地のリオの方々(カリオカ)との付き合いの中で身を持って感じた内容が相次ぐために、どこから読んでも清々しくも熱いメッセージが込められています。本書はケイタさんが語学力も伝も何もないまま単身ブラジルへ渡ったという話から始まりますが、自身のパーソナリティが根底から覆されるような驚きや興奮、新しい発見の日々だったことは想像に難くありません。
あなたは何を考えていて、何を求めているのか。この街では、常に明快な意見と態度が求められる。それを表明しないのは、この街では美徳ではなくただの「自分のない人」にすぎない。(27頁より)
日本での控え目で事勿れ主義的な気風から遠く隔たって、「思ったことはちゃんと口に出さないと相手には伝わらない」という積極的なコミュニケーション能力と自主性が語られています。振り返って、ケイタさんが撮影した多幸感溢れる現地のカルナヴァル(カーニバル)でのワンシーンが冒頭のカラー写真を飾っていますが、これもケイタさんがカリオカに仲間と認められたがゆえの切り取れた瞬間なのでしょう。どれも褐色の肌が光輝く、弾けるような身体に、こぼれる笑顔がいっぱいの、日本ではなかなかお目にかかれない屈託のない非常に魅力ある表情です。
リオでは悲観的な人に会ったことがほとんどない。これを「全員が底抜けにポジティブだから」と片付けてしまうのは少々単純化しすぎで、「悲観することなど山ほどありすぎる世の中では、そんなの時間の無駄だから」というのがカリオカの考え方なのだ。(57頁より)
老若男女を問わずどこか魅力的で、いきいきと輝いた人生を送っている。そして、それは別に容姿が特別にどうとか、財力があるからというわけではない。彼らが魅力的なのは、人生の楽しみ方を知っているからなのだ。(131頁より)
歴史的にも複雑な経過を辿ってきたブラジルには、多様な価値観が混在、共存しながらお互いを認め合う社会が形成されて、そこに家族やコミュニティという繋がりを大切にする慣習が自ずとカリオカに定着化して、一日の中で見知らぬ人と何人話すかわからないほど活発だというのは凄いことです。フェイスブックやツイッターの嗜み以上に、直接に会って話をする時間の大切さを説いていますが、とにかく家から出て、昼夜問わず街へ出るというカリオカの行動は孤独とは縁遠く、この国で日本の孤独死に相当する事例はやはり珍しいという内容は先月の『サンパウロ新聞』にも掲載された記事と一致する、大変に興味深い話題です。挨拶と無類のおしゃべり好きで寂しがり屋、あだ名を付けるのが好き、そんな皆で時間をシェアしあう楽しみを知る彼らにとってこのリオという地がアクティブなアトラクションの場であり、その延長線上にあるのがサンバ~カルナヴァルであり「何でも受け入れ、輸入して、自らアップデートしてきた」カリオカの懐の深さを本書は教えてくれます。
共著である中原さんの本書での役回りは、やや一歩下がってベテランとしてのリオでの思い出話や記憶を交えたリオ考察に貢献しています。マルコス・スザーノのレコード棚、マウリシオ・カヒーリョが山下洋輔に語ったジョビン音楽の要諦といったコラム、そしてイヴァン・リンスや日本のショーロクラブのコンサートの模様に触れた第8章やノエル・ホーザやカルトーラ、ジルベルト・ジル等のリオ讃歌を辿った第9章あたりは流石に中原さんにしか醸し出せない気負いなく愉しめるエッセイで、既に同エピソードを知っているブラジル音楽の好きな方にも嬉しい内容です。白昼のイパネマで半ば襲われるように出会ったというワンダ・サーとのエピソードは、カリオカが偶然という奇跡的な出会いをとにかく大事にする人たちであることを物語る具体的な一例でしょう。
その他、サッカー四強チームの紹介、飲食店ブチキンの話題、貧民街ファヴェーラの実態、リオで海水浴する上での忠告といった突っ込んだ話題もあるので、同地への留学や旅行を考えている時には、リオ五輪に関係なく役立つトピックが充実しています。本書の最後尾には「スーパーローカル・リオデジャネイロ」と題するプラッサ・チラデンチス、ヘナセンサ・クルービといった44ヵ所の観光スポットを取り上げています。中には知る人ぞ知る、現地で人気のレコード店等のローカルな穴場にも触れられているので一風変わったガイドブックとしても重宝すると思います。その一方で、本書の真価は知識欲を満たすような情報と真逆の、当地での体験と所感が織り込まれた、リアリティー重視の血の通った生きた書となっている点でしょう。
「はみ出さないように」「失敗しないように」と思うあまり自分を抑えつけてしまっていると感じている人は、ぜひ一度、リオデジャネイロに降り立ってみてほしい。それがすぐには無理だとしても、人はそんなふうに生きてもいいのだということを心に刻みながら、その考え方だけでも取り入れていけば、少しは楽になるんじゃないだろうか。(188頁より)
おしゃべりやルーズやいい加減がなんとかなる、閃きを大切にする楽観的で健全な社会。心に余裕のなくなった現代人が学ぶべきことは何かと多いです。音楽やサッカーを通してリオ~ブラジルに関心のある全ての方に推薦したい一冊ですが、書店でお求めの場合には、本書探しに難航するかも知れません。音楽でも海外旅行でもなく心理コーナーで見つけました。当初は何故に中原仁さんの本がこのようなところに置かれているのか不思議でなりませんでしたが、読了後にその理由が判った次第です。
中原仁さんとケイタブラジルさんの共著『リオデジャネイロという生き方』は、人々の交歓が日夜盛んなリオの街を、覚え書き風に自身の経験から紹介していきます。全20章中、中原さんのテキストが6章分が挟まり、残りの章はケイタさん、合間のコラムは双方が担当しています。元々は中原さんの企画に誘われる形で執筆に関わったケイタさんですが、「世界が尊敬する日本人100人」に選ばれた経歴のある彼であるだけに、本書には既に20年間も通い続けているリオのエネルギーを受けた彼のパワーが漲っています。ケイタさんのエッセイは現地のリオの方々(カリオカ)との付き合いの中で身を持って感じた内容が相次ぐために、どこから読んでも清々しくも熱いメッセージが込められています。本書はケイタさんが語学力も伝も何もないまま単身ブラジルへ渡ったという話から始まりますが、自身のパーソナリティが根底から覆されるような驚きや興奮、新しい発見の日々だったことは想像に難くありません。
あなたは何を考えていて、何を求めているのか。この街では、常に明快な意見と態度が求められる。それを表明しないのは、この街では美徳ではなくただの「自分のない人」にすぎない。(27頁より)
日本での控え目で事勿れ主義的な気風から遠く隔たって、「思ったことはちゃんと口に出さないと相手には伝わらない」という積極的なコミュニケーション能力と自主性が語られています。振り返って、ケイタさんが撮影した多幸感溢れる現地のカルナヴァル(カーニバル)でのワンシーンが冒頭のカラー写真を飾っていますが、これもケイタさんがカリオカに仲間と認められたがゆえの切り取れた瞬間なのでしょう。どれも褐色の肌が光輝く、弾けるような身体に、こぼれる笑顔がいっぱいの、日本ではなかなかお目にかかれない屈託のない非常に魅力ある表情です。
リオでは悲観的な人に会ったことがほとんどない。これを「全員が底抜けにポジティブだから」と片付けてしまうのは少々単純化しすぎで、「悲観することなど山ほどありすぎる世の中では、そんなの時間の無駄だから」というのがカリオカの考え方なのだ。(57頁より)
老若男女を問わずどこか魅力的で、いきいきと輝いた人生を送っている。そして、それは別に容姿が特別にどうとか、財力があるからというわけではない。彼らが魅力的なのは、人生の楽しみ方を知っているからなのだ。(131頁より)
歴史的にも複雑な経過を辿ってきたブラジルには、多様な価値観が混在、共存しながらお互いを認め合う社会が形成されて、そこに家族やコミュニティという繋がりを大切にする慣習が自ずとカリオカに定着化して、一日の中で見知らぬ人と何人話すかわからないほど活発だというのは凄いことです。フェイスブックやツイッターの嗜み以上に、直接に会って話をする時間の大切さを説いていますが、とにかく家から出て、昼夜問わず街へ出るというカリオカの行動は孤独とは縁遠く、この国で日本の孤独死に相当する事例はやはり珍しいという内容は先月の『サンパウロ新聞』にも掲載された記事と一致する、大変に興味深い話題です。挨拶と無類のおしゃべり好きで寂しがり屋、あだ名を付けるのが好き、そんな皆で時間をシェアしあう楽しみを知る彼らにとってこのリオという地がアクティブなアトラクションの場であり、その延長線上にあるのがサンバ~カルナヴァルであり「何でも受け入れ、輸入して、自らアップデートしてきた」カリオカの懐の深さを本書は教えてくれます。
共著である中原さんの本書での役回りは、やや一歩下がってベテランとしてのリオでの思い出話や記憶を交えたリオ考察に貢献しています。マルコス・スザーノのレコード棚、マウリシオ・カヒーリョが山下洋輔に語ったジョビン音楽の要諦といったコラム、そしてイヴァン・リンスや日本のショーロクラブのコンサートの模様に触れた第8章やノエル・ホーザやカルトーラ、ジルベルト・ジル等のリオ讃歌を辿った第9章あたりは流石に中原さんにしか醸し出せない気負いなく愉しめるエッセイで、既に同エピソードを知っているブラジル音楽の好きな方にも嬉しい内容です。白昼のイパネマで半ば襲われるように出会ったというワンダ・サーとのエピソードは、カリオカが偶然という奇跡的な出会いをとにかく大事にする人たちであることを物語る具体的な一例でしょう。
その他、サッカー四強チームの紹介、飲食店ブチキンの話題、貧民街ファヴェーラの実態、リオで海水浴する上での忠告といった突っ込んだ話題もあるので、同地への留学や旅行を考えている時には、リオ五輪に関係なく役立つトピックが充実しています。本書の最後尾には「スーパーローカル・リオデジャネイロ」と題するプラッサ・チラデンチス、ヘナセンサ・クルービといった44ヵ所の観光スポットを取り上げています。中には知る人ぞ知る、現地で人気のレコード店等のローカルな穴場にも触れられているので一風変わったガイドブックとしても重宝すると思います。その一方で、本書の真価は知識欲を満たすような情報と真逆の、当地での体験と所感が織り込まれた、リアリティー重視の血の通った生きた書となっている点でしょう。
「はみ出さないように」「失敗しないように」と思うあまり自分を抑えつけてしまっていると感じている人は、ぜひ一度、リオデジャネイロに降り立ってみてほしい。それがすぐには無理だとしても、人はそんなふうに生きてもいいのだということを心に刻みながら、その考え方だけでも取り入れていけば、少しは楽になるんじゃないだろうか。(188頁より)
おしゃべりやルーズやいい加減がなんとかなる、閃きを大切にする楽観的で健全な社会。心に余裕のなくなった現代人が学ぶべきことは何かと多いです。音楽やサッカーを通してリオ~ブラジルに関心のある全ての方に推薦したい一冊ですが、書店でお求めの場合には、本書探しに難航するかも知れません。音楽でも海外旅行でもなく心理コーナーで見つけました。当初は何故に中原仁さんの本がこのようなところに置かれているのか不思議でなりませんでしたが、読了後にその理由が判った次第です。