ラー (SFシリーズ) (日本語) 単行本 – 2004/5/25
高野 史緒
(著)
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本の長さ254ページ
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言語日本語
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出版社早川書房
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発売日2004/5/25
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ISBN-104152085711
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ISBN-13978-4152085719
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
ピラミッドの謎に魅せられ、その生涯を“タイムマシン”の開発に費やした現代人ジェディは、紀元前2624年への時間跳躍に成功する。だが、クフ王の治世下にあるエジプトで彼が目にしたのは、建造途上にあるはずのピラミッドが発掘されている現場だった。なぜかジェディを崇拝する監督官のメトフェルもまた、その秘密については固く口を閉ざす。ピラミッドとは何か?その目的とは?―帰還期限が迫るなか煩悶するジェディは、ついにクフ王その人への謁見の機会を得るが…古代エジプト哲学とSF的奇想を融合させた、『アイオーン』の著者による新境地。
内容(「MARC」データベースより)
ピラミッドの謎に魅せられ、その生涯を「タイムマシン」の開発に費やした現代人ジェディは、紀元前2624年への時間跳躍に成功する。だが、クフ王の治世下にあるエジプトで彼が目にしたのは…。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
高野/史緒
1966年茨城県生まれ。お茶の水女子大学人文科学研究科修士課程修了。1995年、第6回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作『ムジカ・マキーナ』(ハヤカワ文庫JA)で作家デビュー。以降、音楽や舞踏などの芸術をテーマに、中世・近代西欧の史実に現代の科学技術を大胆に外挿した歴史改変小説『カント・アンジェリコ』『ヴァスラフ』などを発表、その集大成ともいえる連作長篇『アイオーン』(ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)で高い評価を得た(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1966年茨城県生まれ。お茶の水女子大学人文科学研究科修士課程修了。1995年、第6回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作『ムジカ・マキーナ』(ハヤカワ文庫JA)で作家デビュー。以降、音楽や舞踏などの芸術をテーマに、中世・近代西欧の史実に現代の科学技術を大胆に外挿した歴史改変小説『カント・アンジェリコ』『ヴァスラフ』などを発表、その集大成ともいえる連作長篇『アイオーン』(ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)で高い評価を得た(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 早川書房 (2004/5/25)
- 発売日 : 2004/5/25
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 254ページ
- ISBN-10 : 4152085711
- ISBN-13 : 978-4152085719
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 1,303,844位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 11,636位SF・ホラー・ファンタジー (本)
- カスタマーレビュー:
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2012年12月25日に日本でレビュー済み
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独特な、日本人離れした視野の広い、高野 史緒ワールドを堪能しました。
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役に立った
殿堂入り
エジプトのピラミッドの建設の謎を解くため、タイムマシンでクフ王の時代へ行った主人公。しかし、そこでは、ピラミッドの建設ではなく、ピラミッドの発掘が行われていた。ピラミッド建設の現場監督に助けられた主人公は、その謎に挑戦するが・・・。
ピラミッドの謎、そして人類とは、宇宙とは、この世界とは・・と、大きなテーマに発展していく話です。
謎や、筆者の考え方も、興味深いものでしたが、個人的には、古代エジプトの様子が、もっとも楽しめました。
古代エジプトの風景、自然、王や神官、そして一般の労働者の様子、世界観など、文章の力か、テクニックのためか、活き活きと描かれています。(実は、見てきたんじゃないかぁ?)
興味深さに魅かれて、一気に読みました。古代エジプト物として、別の話も読みたくなる本でした。
ピラミッドの謎、そして人類とは、宇宙とは、この世界とは・・と、大きなテーマに発展していく話です。
謎や、筆者の考え方も、興味深いものでしたが、個人的には、古代エジプトの様子が、もっとも楽しめました。
古代エジプトの風景、自然、王や神官、そして一般の労働者の様子、世界観など、文章の力か、テクニックのためか、活き活きと描かれています。(実は、見てきたんじゃないかぁ?)
興味深さに魅かれて、一気に読みました。古代エジプト物として、別の話も読みたくなる本でした。
2004年6月4日に日本でレビュー済み
エジプトのピラミッドの秘密に関わる話。歴史改変を得意とする作者だが、今回はタイムトラベルという正統派SFネタである。但しタイムマシンは単純に小道具としてのみの扱いであり、全体の印象はむしろif歴史もの的。
宗教を中心に据えてその教義を揺るがすお得意の手法を用いているものの、(これはEx Opere Operatoの時にも感じたことだが)過去を舞台に科学知識を用いて宗教を弄っても、読者レベルではなかなか衝撃に結び付かない。
例えば進化論は「神が七日で世界を創造し、その後ずっと同じ姿である」と信じていた時代には大変な衝撃であっただろうが、それが作中で明かされても、我々には些かの衝撃もない
無論、作中の人物が受ける衝撃を想像することはできるのだが、SFの魅力は基本的に読者の受けるSens of Wonderの衝撃であり、その点では手法として行き詰まりを感じてしまう。
まあ、ある意味でこの作品の白眉はそこではないのだが、もう一方の結末についても大きな衝撃ではないので、全体としての印象は少々弱い。
とは言え読中に退屈させられるようなことはなく、短い時間で一気に読み終えてしまうことだろう。決して悪くはない作品なのであるが、それだけにもう一押し欲しかったところ。
宗教を中心に据えてその教義を揺るがすお得意の手法を用いているものの、(これはEx Opere Operatoの時にも感じたことだが)過去を舞台に科学知識を用いて宗教を弄っても、読者レベルではなかなか衝撃に結び付かない。
例えば進化論は「神が七日で世界を創造し、その後ずっと同じ姿である」と信じていた時代には大変な衝撃であっただろうが、それが作中で明かされても、我々には些かの衝撃もない
無論、作中の人物が受ける衝撃を想像することはできるのだが、SFの魅力は基本的に読者の受けるSens of Wonderの衝撃であり、その点では手法として行き詰まりを感じてしまう。
まあ、ある意味でこの作品の白眉はそこではないのだが、もう一方の結末についても大きな衝撃ではないので、全体としての印象は少々弱い。
とは言え読中に退屈させられるようなことはなく、短い時間で一気に読み終えてしまうことだろう。決して悪くはない作品なのであるが、それだけにもう一押し欲しかったところ。
2004年11月14日に日本でレビュー済み
ピラミッドの謎に魅せられ、紀元前2624年のエジプトへ時間跳躍する現代人ジェディの物語。
なかなか読ませる佳作です。
僕は、時間SFが好きで半村良の「戦国自衛隊」を大昔に読んだ中年SFファンなのですが、なんだか「ラー」を読んで”あの頃”を思い出してしまいました。
それから「ピラミッド」って、何でこんなに好奇心をくすぐるのかなぁ・・ ピラミッドの真実を知りたい!!!
そんな気持ちをお持ちの方は、主人公ジェディと一緒に物語の中を旅して下さい。
あわせて、コリン・ウイルソンの「アトランティスの遺産」を一読されると、面白いですよ。
なかなか読ませる佳作です。
僕は、時間SFが好きで半村良の「戦国自衛隊」を大昔に読んだ中年SFファンなのですが、なんだか「ラー」を読んで”あの頃”を思い出してしまいました。
それから「ピラミッド」って、何でこんなに好奇心をくすぐるのかなぁ・・ ピラミッドの真実を知りたい!!!
そんな気持ちをお持ちの方は、主人公ジェディと一緒に物語の中を旅して下さい。
あわせて、コリン・ウイルソンの「アトランティスの遺産」を一読されると、面白いですよ。
VINEメンバー
高野さんといえば音楽SF(ムジカマキーナ・カントアンジェリコ・ヴァスラフ)で有名ですが、今回は歴史を前面に出してきました。
歴史に現代科学を自然と織り交ぜることで絶妙な不安定さを持つ世界を描いています。
一気に読み終えてしまいました。
また次作が楽しみです。
歴史に現代科学を自然と織り交ぜることで絶妙な不安定さを持つ世界を描いています。
一気に読み終えてしまいました。
また次作が楽しみです。