このライトノベルがすごい文庫から出版された作品は全部456+税込。
コンビニでも販売しているらしいので、そこら辺の関係があるのだろう。
さて、まずは注目すべきはその厚さ。
一昔前の方なら、「厚い! この値段でこのページ数なら読む価値がある!」と思われるかもしれないが、いまは薄いほうが好まれるという傾向がある。
さて、ページ数が多い物語なら最初にぐっと読者を引く部分が欲しいところ。
けれどこの作品にはそれが残念ながらなかった。
コトモノという設定の長ったらしい説明。
キャラクターもどういう話になるのかも想像がつかないときにくどくど説明を読ませるというのは苦痛でしかない。
設定資料集を先に読まなければ物語は読んじゃいけません、と制限された気分。
最後の用語説明のページがあるのだが、そこを厚くして前半をテンポ良く進めて貰いたかった。
内容は普通です。
王道ストーリーの形をなぞっています。
このライトノベルがすごい大賞。
残念ながら第一回受賞作品で、「これはすごい! おもしろい!」と思えるような作品はありませんでした。
あと、最初の20ページで読者を引き付けれられない人は、そもそも読者を楽しませるという意識が足りてないと思います。
できればもうちょっとそこら辺を考えて欲しかったです。
二巻も出るようですが、少なくとも私は買う気にはなれませんでした。
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
無料アプリを入手するには、Eメールアドレスを入力してください。
