(本書197ページ)
「中性一元論の最大のメリットは、「心が生じるためにはなぜ物質が必要なのだろうか?」という根本問題が解明されうることだ。(中略)中性一元論の枠組みにおいては答えは簡単だ。心理法則に合うほどに複雑なセンシビリアの系列がある場合は、同じ場所に、物理法則で束ねられうる程度の単純なセンシビリア系列も必ず成り立っている(後略)」
上記はなしと、スピノザがエチカでいう心身並行論の類似性に驚く。
エチカ第2部定理7「観念の秩序および連結は物の秩序および連結と同一である。」
常識的には「悲しいから泣く」である。これを「泣くから悲しい」というひとはいるが、世の中の実相は「悲しい=泣く」とわたしには思える。
本書での不満というか疑問は、これだけ「存在」のことについてはなしをしているのに、ハイデガーについては一切触れられていない点。わたしの不勉強なのだと思いますが、同時代に生きたラッセルとハイデガーになにか思想的な接点はなかったのであろうか。
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