過去の曲名をタイトルに持ってきて、原点回帰をアピールする当新作(2008)。メロディック・メタルに戻っているのは間違いないが、1.「Standing on the Outside」は意外と穏やかなスタートである。しかしリフは印象的で、コーラスも美しい。曲は良い。
2.「Give Me a Reason」では更にメロウになり、4.「Disease」はタイトル通りグランジっぽいヘヴィ曲。「どうなってしまうのか?!」と思っていると、7. 「Point of No Return」でスピード曲が出てきて、ちゃんと「メタル」であることが実感できる。タイトルから分かるが 12.「This Fire」 もスピード曲だ。8.「I Remember」は叙情的なギターのバラード。哀愁度強め。
一度グランジを通過しているので、スロー曲も多いし、ヘヴィやダーク曲もある。しかし、導入当初よりこなれてきているので、バリエーションとして楽しめる。ヴォーカルがくっきり前面に聞こえてサウンドもクリーン。旋律は徹底的にメロディック。疾走度低めだが質は高い。
後半のハイライトは 9.「Judgment Day」だ。泣きのギターに、絞り上げるヴォーカルが映える、叙情ロック曲。「これだけ良い曲を揃えたのに、何で誰もサポートしてくれないんだ!!」というDonの気持ちは分かる。見た目に派手な曲は少ないが、コーラスはどれも良い。90/100点を付けよう、いいだろ? Don。
レビューに当たって、じっくり全編聴き直してみた。ギンギンな曲がないだけで、曲の完成度は相当に高いのではないだろうか..... 「
Would?
」ですっかり Alice In Chains が好きになってしまった自分には、日本盤ボーナス「Leave Me Alone」は良質なグランジ曲。
ライトニング・ストライクス・アゲイン
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
1980年代米国HM/HRムーブメントのフロント・ランナー、ドッケンのアルバム。ジョン・レヴィンによる絶頂ギター・プレイの凄みが炸裂、ドン・ドッケンの美声も華麗に響き渡り、これぞドッケンという全盛期の音楽性を髣髴とさせる仕上がりだ。 (C)RS
登録情報
- Is Discontinued By Manufacturer : いいえ
- 梱包サイズ : 14.09 x 12.63 x 1.37 cm; 109.14 g
- メーカー : キングレコード
- EAN : 4988003346850
- 時間 : 55 分
- レーベル : キングレコード
- ASIN : B000VDKY0M
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 249,426位ミュージック (の売れ筋ランキングを見るミュージック)
- - 2,177位ハードロック
- - 9,316位ヘヴィーメタル
- - 51,174位ロック (ミュージック)
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
5つ星のうち3.8
星5つ中の3.8
15 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年3月27日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2008年6月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
長い間、音楽の方向性が迷走していましたが、Dokkenの意気込みが感じられる1枚です
Dokkenの名作『BACK FOR THE ATTACK』から本作のタイトル“Lightnin' Strikes Again”を
付け入るだけあって、オリジナルメンバーではありませんが、ファンも納得の1枚だと思います。
特に驚くのはギターのリフがジョージ・リンチを彷彿させるサウンドですごくかっこいいです。
アルバムの内容としては、80年代の全盛期風のサウンドや、それに現代風のアレンジが入った曲など、
バリエーションが豊富です。
これからの活躍に期待しています。
Dokkenの名作『BACK FOR THE ATTACK』から本作のタイトル“Lightnin' Strikes Again”を
付け入るだけあって、オリジナルメンバーではありませんが、ファンも納得の1枚だと思います。
特に驚くのはギターのリフがジョージ・リンチを彷彿させるサウンドですごくかっこいいです。
アルバムの内容としては、80年代の全盛期風のサウンドや、それに現代風のアレンジが入った曲など、
バリエーションが豊富です。
これからの活躍に期待しています。
2012年2月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なかなか善戦している。
もちろん昔のベストメンバーではなく、ドンの声もピークをとうに過ぎている…。
でも、しかしである。昔の幻想を追いかけても仕方がない。現在のドッケンを聴いてほしい。
心地よく、名曲It's not love的な'1.から始まり、スピード感ありで昔のJUDAS PRIESTっぽく?めちゃくちゃカッコいい7.と12.、しっとりと胸に響く8.など。
その他、各曲のクオリティーは高い!昔のドッケンが好きな方は、ぜひ聴いてほしい。損はしない!
もちろん昔のベストメンバーではなく、ドンの声もピークをとうに過ぎている…。
でも、しかしである。昔の幻想を追いかけても仕方がない。現在のドッケンを聴いてほしい。
心地よく、名曲It's not love的な'1.から始まり、スピード感ありで昔のJUDAS PRIESTっぽく?めちゃくちゃカッコいい7.と12.、しっとりと胸に響く8.など。
その他、各曲のクオリティーは高い!昔のドッケンが好きな方は、ぜひ聴いてほしい。損はしない!
2017年2月9日に日本でレビュー済み
80年代のL.A.メタルを代表するバンド、DOKKEN通算10枚目の節目となるスタジオアルバム。(2008年発表)
94年の再結成後発表された2枚のアルバムがパッとしなかったものの(特にSHADOWLIFEは熱心なドッケンファンでさえ擁護できない内容だった)ギタリストに元WINGERのレブ・ビーチを迎え発表された7th「ERASE THE SLATE」はなかなかの好盤に仕上がっており、DOKKEN復活を謳うに充分な内容であったと思う。
が、順風満帆に行かないのがこのバンドの宿命なのかドンの性格が原因なのかは分からないようで分かる気もするが(笑)レブはこの1枚で脱退。その後DON DOKKEN時代の盟友であった元EUROPE(当時)のジョン・ノーラムを新ギタリストに擁し、8th「LONG WAY HOME」を発表するがツアー中にベースのジェフ・ピルソンが脱退。(ジョージはとっくにいないのでこれで黄金期のメンバーはドンとdrのミックのみ)
2004年にジョン・レヴィン<g>、バリー・スパークス<b>を迎え入れ9th「HELL TO PLAY」を発表するも日本盤は未発売になるなどなかなか波に乗れない状態が続いていたバンドが約4年振りに発表したのが本作である。
アルバムタイトルは3rd「UNDER LOCK AND KEY」収録のスピードナンバー曲から、アートワークも4th「BACK FOR THE ATTACK」を手掛けたイラストレーターを再度起用するなど10枚目に賭ける意気込みは伝わって来る(来た)が・・・
冒頭からガツンと来た「ERASE THE SLATE」に比べるとオープニング曲1はハッキリ言って弱い。(12の”This Fire”にすれば随分印象も変わっただろうに)ドンのソングライティングがまだ枯れていないことを再確認させる⑤や⑧のバラードはこのバンドが持つメロウな部分を強調している佳曲であるが、「ERASE THE SLATE」アタマ3曲のような一聴して「これだ!」と言えるお気に入りファストチューンが筆者的には見当たらなかっただけではなく、気怠いナンバーや歌メロが弱い曲も多く、さらには日本盤ボーナス・トラックとして収録された⑬も完全に凡曲(他に曲なかったのか!?)だったのがアルバム全体の印象をさらに悪くしている。
アルバムタイトルやジャケットだけに気合を入れても中身が伴わないとダメ!
ドンのソングライティングを高く評価している筆者ゆえにこういう厳しい意見になってしまったが、このバンドに興味を持った方は1ts~4thのあとに聴くなら99年の「ERASE THE SLATE」を強くお勧めする。
94年の再結成後発表された2枚のアルバムがパッとしなかったものの(特にSHADOWLIFEは熱心なドッケンファンでさえ擁護できない内容だった)ギタリストに元WINGERのレブ・ビーチを迎え発表された7th「ERASE THE SLATE」はなかなかの好盤に仕上がっており、DOKKEN復活を謳うに充分な内容であったと思う。
が、順風満帆に行かないのがこのバンドの宿命なのかドンの性格が原因なのかは分からないようで分かる気もするが(笑)レブはこの1枚で脱退。その後DON DOKKEN時代の盟友であった元EUROPE(当時)のジョン・ノーラムを新ギタリストに擁し、8th「LONG WAY HOME」を発表するがツアー中にベースのジェフ・ピルソンが脱退。(ジョージはとっくにいないのでこれで黄金期のメンバーはドンとdrのミックのみ)
2004年にジョン・レヴィン<g>、バリー・スパークス<b>を迎え入れ9th「HELL TO PLAY」を発表するも日本盤は未発売になるなどなかなか波に乗れない状態が続いていたバンドが約4年振りに発表したのが本作である。
アルバムタイトルは3rd「UNDER LOCK AND KEY」収録のスピードナンバー曲から、アートワークも4th「BACK FOR THE ATTACK」を手掛けたイラストレーターを再度起用するなど10枚目に賭ける意気込みは伝わって来る(来た)が・・・
冒頭からガツンと来た「ERASE THE SLATE」に比べるとオープニング曲1はハッキリ言って弱い。(12の”This Fire”にすれば随分印象も変わっただろうに)ドンのソングライティングがまだ枯れていないことを再確認させる⑤や⑧のバラードはこのバンドが持つメロウな部分を強調している佳曲であるが、「ERASE THE SLATE」アタマ3曲のような一聴して「これだ!」と言えるお気に入りファストチューンが筆者的には見当たらなかっただけではなく、気怠いナンバーや歌メロが弱い曲も多く、さらには日本盤ボーナス・トラックとして収録された⑬も完全に凡曲(他に曲なかったのか!?)だったのがアルバム全体の印象をさらに悪くしている。
アルバムタイトルやジャケットだけに気合を入れても中身が伴わないとダメ!
ドンのソングライティングを高く評価している筆者ゆえにこういう厳しい意見になってしまったが、このバンドに興味を持った方は1ts~4thのあとに聴くなら99年の「ERASE THE SLATE」を強くお勧めする。
ベスト500レビュアー
ここ最近、低迷していたことが否めない感があった老舗バンドが「復活」の狼煙(のろし)を上げた!そんなアルバムです。
復活のポイントは、多くの方が指摘しているギタリスト、ジョン・レヴィン。そう、ジョージ・リンチと瓜二つの、エッジを強調したソリッドな、ジョージの「影武者」よろしいプレイです。
全盛期の雰囲気の再現に気を良くしたのか、曲のクオリティも近作にしては「上」の部類です。ここ数作は、それなりのメンバーをそろえながらもなにしろ曲が退屈だったことを考えると、これは嬉しい出来事です。
日本盤とヨーロッパ盤には、13曲目にそれぞれ別のボーナス・トラックが。日本盤のそれは、ミディアムテンポの可も無く不可も無い、凡庸な曲。一方で、ヨーロッパ盤はスピードナンバーの好曲。買うなら後者をお勧めします。
復活のポイントは、多くの方が指摘しているギタリスト、ジョン・レヴィン。そう、ジョージ・リンチと瓜二つの、エッジを強調したソリッドな、ジョージの「影武者」よろしいプレイです。
全盛期の雰囲気の再現に気を良くしたのか、曲のクオリティも近作にしては「上」の部類です。ここ数作は、それなりのメンバーをそろえながらもなにしろ曲が退屈だったことを考えると、これは嬉しい出来事です。
日本盤とヨーロッパ盤には、13曲目にそれぞれ別のボーナス・トラックが。日本盤のそれは、ミディアムテンポの可も無く不可も無い、凡庸な曲。一方で、ヨーロッパ盤はスピードナンバーの好曲。買うなら後者をお勧めします。
他の国からのトップレビュー

Bigfoot
5つ星のうち2.0
Pretty bad...
2010年2月2日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
Overall, this is a "lite" and poorly executed version of Up From The Ashes. Don's voice is sandpapery and off-key when he tries for the high notes. Unoriginal and uninspired guitarwise. If you're an avid collector go ahead and buy it, but don't expect anything like classic Dokken. The cover art is the best thing about this CD.