私はソフトウェア開発の仕事を始めてから20年以上になりますが、最近の傾向として、様々なAPIの習得が最重要とされ(仕事に必要なので止むを得ない)、「如何にコードを書くか」という、ソフトウェア技術者にとって最も重要な訓練が軽視されているような気がします。
以前はKernighanやPlaugerなどが書いた本を多くの技術者が読み、「コードの信頼性を如何に上げるか」、ということが多大な関心時でした。計算機資源が限られていたことや、オンラインデバッガが未成熟だったこともあり、初期のコードを如何に洗練させるか(要するに、バグの発生を如何に初期に食い止めるか)、ということに日々頭を悩ませたものでした。
今も勿論そうだとは思うのですが、誰でも一日中自身の計算機を使える環境にあること、オンラインデバッガの機能が著しく向上したことにより、とにかく早くコードを作り、バグが出ればその都度修正する、というスタイルに必然的に移行していると思われます。
C/C++は難しい言語で、ちゃんと訓練を受けた人でなければ扱えません。最近のソフトウェアの信頼性の低さは、C/C++が広まった割には、それを使いこなせる技術者が相対的に減っていることにあると、個人的には思っています。
本書だけで十分というわけではないでしょうが、現在軽視傾向にある問題を見つめる上で、再認識されても良い書物です。冒頭でKnuth(今知っている人がどれだけいる?)のTeXに関する文章が引用されていますが、これを理想とすることが現在正に望まれます。
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ライティングソリッドコード―バグのないプログラミングを目指して (マイクロソフトプレスシリーズ) 単行本 – 1995/3/1
ソフトウェアの複雑化、大型化にともなって増加するバグを根絶するために、米マイクロソフト社が実践しているプログラミングノウハウを一挙に公開します。バグに悩むプログラマの方や、製品管理で悩むマネージャーの方にぜひともお勧めしたい必読の書です。
- 本の長さ261ページ
- 言語日本語
- 出版社アスキー
- 発売日1995/3/1
- ISBN-104756103642
- ISBN-13978-4756103642
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
ソフトウェアの複雑化、大型化にともなって増加するバグを根絶するためにマイクロソフトが実践しているプログラミングノウハウを一挙公開。
内容(「MARC」データベースより)
バグのないプログラムを書くためのテクニックを実例を示して紹介。ソフトウェアの複雑化、大型化にともなって増加するバグを根絶するためにマイクロソフトが実践しているプログラミングノウハウを一挙公開。
登録情報
- 出版社 : アスキー (1995/3/1)
- 発売日 : 1995/3/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 261ページ
- ISBN-10 : 4756103642
- ISBN-13 : 978-4756103642
- Amazon 売れ筋ランキング: - 624,701位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 2,768位ソフトウェア開発・言語
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2008年2月27日に日本でレビュー済み
C言語開発のノウハウがぎっしりつまった本である。
例えば、C言語で短いコードが、機械語で短い命令群になるとは限らないことを述べているところが気に入った。結果として、
「論理式に対しては”||”を使用せよ。条件式に対しては?:演算子を使用せよ。
条件文に対してはifを使用せよ。」
教訓を導き出している。
付け加えるとすれば、始めて各パターン、始めてコンパイルするコンパイラ(CPU)では、
1度はアセンブラに直して確認しなさいと書いて欲しかったかもしれない。
ps.
自動車向けのコーディング標準であるMISRA-Cでは十分カバーできていないところを、
本書では述べている点がいくつかあるようなので、併せて取り組むとよいと思った。
MISRA-Cでは、C言語の落とし穴とSafer-Cを参照している。
本書も参照文献の一つに加えるとよいと思う。
例えば、C言語で短いコードが、機械語で短い命令群になるとは限らないことを述べているところが気に入った。結果として、
「論理式に対しては”||”を使用せよ。条件式に対しては?:演算子を使用せよ。
条件文に対してはifを使用せよ。」
教訓を導き出している。
付け加えるとすれば、始めて各パターン、始めてコンパイルするコンパイラ(CPU)では、
1度はアセンブラに直して確認しなさいと書いて欲しかったかもしれない。
ps.
自動車向けのコーディング標準であるMISRA-Cでは十分カバーできていないところを、
本書では述べている点がいくつかあるようなので、併せて取り組むとよいと思った。
MISRA-Cでは、C言語の落とし穴とSafer-Cを参照している。
本書も参照文献の一つに加えるとよいと思う。
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