「 なんでもユダヤが悪い 」の宇野正美翻訳になっていたので長いこと敬遠してた本だったが、ある日著者名に釘付けになった!
サイバネティクスの「 機械の中の幽霊 」を書いたアーサー・ケストラーではないか!!!?
ケストラーがこのような本を書いてる事自体が大きな驚きだったが、
購入してみて彼がアシュケナジーユダヤであることを知った。
ユダヤ民族人口の95%を占めるアシュケナジーは、「 陰謀論 」的に世界最凶の民族とされている。
アシュケナジーの語源は?
どこから来たのか?
西突厥 〜 カザール → アシュケナジー
は、わかりきったことだが、
アシュケナジーの、匈奴・突厥の時代から近代に至る歴史が詳細に綴られている。
ルーシー( バイキング )に侵食された歴史から、ロシア革命( 当時は「 ユダヤ革命 」と言われた )、スターリン粛清、イスラエル建国、現在のウクライナ問題が透かし彫りになって見えてくるようになる。
ユダヤ研究必読の書と言えるだろう。
この本の中でアシュケナジーの語源は旧約聖書に登場する「 アシケナズ 」に由来するとしている。
栗本慎一郎は「 栗本慎一郎の全世界史 」の中で、ローマ帝国最大の敵だったパルティアを支那では「 安息:アシュク 」と表記した。と書きアシュケナジーの語源としているが、Wikiではアルシャク朝パルティアの語源はアケメネス朝ペルシャのアルタクセルクセス( アルタクシャサー )に由来 とある。(「 全世界史 」自体は、妄想と誤謬が多々ある。)
スファラディの歴史については、
「 出エジプト記の秘密―モーセと消えたファラオの謎 」メソド サバ
「 スペインを追われたユダヤ人―マラーノの足跡を訪ねて ... 」小岸 昭
が秀逸。
それにしても、Amazonはなぜ宇野正美を「 著者 」にしているのか?
素晴らしい訳ではあるが、宇野正美は「 訳者 」でしかない。
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ユダヤ人とは誰か―第十三支族・カザール王国の謎 単行本 – 1990/4/1
- 本の長さ316ページ
- 言語日本語
- 出版社三交社
- 発売日1990/4/1
- ISBN-104879191027
- ISBN-13978-4879191021
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
1500万ユダヤ人の9割を占める東欧系ユダヤ人は、『聖書』の民、セム系・ユダヤ人ではなかった。『ホロン革命』のケストラーが自らのルーツを探り、世界のタブー=ユダヤ人問題に挑戦。
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登録情報
- 出版社 : 三交社 (1990/4/1)
- 発売日 : 1990/4/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 316ページ
- ISBN-10 : 4879191027
- ISBN-13 : 978-4879191021
- Amazon 売れ筋ランキング: - 154,775位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
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カスタマーレビュー
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私は20年程前に、本書の訳者の著書「ユダヤが解ると世界が見えてくる」を読んで以降、本訳者の著書を読んで来ている。表のメディアの伝えない真実の情報が得られる為、是非お薦めする。本書のタイトル「ユダヤ人とは誰か」だが、ユダヤ人と称する者の中に偽ユダヤ人がいる。アシュケナジー・ユダヤ人と言い、元はカスピ海北方にいたカザール人の事で、ビザンチン帝国(キリスト教)とイスラム帝国(イスラム教)から攻められて改宗を双方から迫られ、共に属さないユダヤ教を選択して、主にロシアへ逃れた(カザール帝国は滅亡)。以降、改宗したカザール人はユダヤ人と称する様になった。白人のアシュケナジー・ユダヤ人に対して本当のユダヤ人はスファラディー・ユダヤ人と言い、スペイン追放によって散らされたユダヤ人で、血統的にアブラハム・イサク・ヤコブの流れを受け継ぐ人々である。よって、スファラディー・ユダヤ人はアジア人であり、白人ではない。第二次世界大戦後にユダヤ人が神に約束された地としてイスラエル国を建国したが、カザール人が建国したわけで、其の建国の大義名分は成立しない。イスラエル国内では、スファラディー・ユダヤ人は二級市民に落とされ、兵士として戦争の最前線に送られたり、国境付近や占領地に住まわされたりして虐げられ、アシュケナジー・ユダヤ人は上層階級を占める。又、最近のイスラエルのユダヤ人学者の研究によると、イスラエル建国によって難民となったパレスチナ人が、実は血統的に本当のユダヤ人である事が判明した。ユダヤ人は12支族で、B.C.721年にアッシリアによって北のイスラエル王国が滅ぼされた後に、失われた10支族として世界中に散らされたが、其の内の一部は日本に辿り着いている(其の後のB.C.586年に南のユダ王国もバビロニアに滅ぼされたり、キリストの死後のA.D.70年にローマ帝国に破壊されて散らされた後に、残る2支族も日本に辿り着き、12支族全て日本で揃っている)。其の事については、本書の訳者の著書「古代ユダヤは日本に封印された―「聖書」が明かす原日本人のルーツ」、「古代ユダヤは日本で復活する―剣山の封印が解かれ日本の時代が始まる」、「古代ユダヤの刻印―現代に蘇生する秦氏の血脈」等で詳しく述べられている。日本は元々は多民族国家で、其の中にユダヤ人も含まれていた。京都の平安京(エルサレム)は秦氏(ユダヤ人)が造ったもの、祭りの神輿は契約の箱の雛形、三位一体を表す三柱鳥居の在る神社等、多くの痕跡がある。日本に来たユダヤ人は聖書に忠実で(中には大和政権を作った中国系渡来人に妥協して支配階級に属したユダヤ人も多かったが)、且つ、キリストを救世主として認めていた人達。現在、世界の金融を操作しているユダヤ人は、新約聖書に出てくる(ユダヤ教の)パリサイ派・律法学者等の流れを汲むもの。それらは、キリストを救世主と認めずにローマ帝国に引き渡して十字架刑に導いた者達である。血統的に本当であっても、その様な違いもある。「犠牲」という漢字はユダヤ人の作ったもので、奈良の大仏建立後に偶像崇拝を禁じられている聖書に忠実なユダヤ人は差別され、神に奉げる牛を生業とした。日本の学校の教科書では、フランシスコ・ザビエルが最初に日本にキリスト教を伝えたとされているが、この様に間違いである。因みに、シルクロードの在る中国ではキリスト教を景教と呼び、其の寺院(教会)を大秦寺という。太秦景教流行中国碑なるものが残っているが、同じものが高野山にあるのは不思議である。太秦と書いてうずまさと読むのも不思議である。...追記:因みに最近の研究によると、聖書において神がユダヤ人に約束したとされる地が、パレスチナ地方ではなく、アラビア半島西岸のアシール地方であるという情報もある。著作物の販売は、こちらから…[...]。
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2016年1月2日に日本でレビュー済み
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2016年1月24日に日本でレビュー済み
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当方も含めて一般の日本人(研究者ではない人)が抱くユダヤ人のイメージで
最大のものはナチスドイツによるホロコーストの犠牲者としてのユダヤ人であろう。
そのイメージの一方で、相対性理論を打ち立てたアインシュタイン、
原爆開発の理論的主導者であったロバート・オッペンハイマーなどの天才科学者も
思い浮かべる。
また、シェイクスピアのベニスの商人(1590年代)に描かれた
シャイロックのような金貸し、
ワーテルローの戦い(1815年)に関して独自の通信網により戦争債券の取引で
巨額の富を手にしたロスチャイルドのような天才的金融業者としてのユダヤ人。
さらに、ダイヤ取引、ハリウッドの映画産業、通信社やマスコミなどなど。
いすれも、ユダヤ人は少数派にも関わらず、
頭脳プレイヤーとして際だった存在である点が思い浮かばれるだろう。
そのような天才集団にも関わらず、
1948年のイスラエル建国まで自分の国がなかった歴史。
この突拍子もない明と暗のひどいギャップが
一体どこから出てくるのか誰か教えてほしい。
そして、そのようなユダヤ人とは何者なのか
誰か明確に答えてほしいというのが、
当方を含めた一般の日本人の思いではないだろうか。
しかし、この思いは日本人だけの願望とかと思いきや、
本書「ユダヤ人とは誰か」がヨーロッパ人アーサー・ケストラー
(ハンガリー→イギリスに帰化)によって出版されたことからも、
ヨーロッパにおいてもユダヤ人の歴史は決して自明の事柄でないことが
示されているのではないだろうか。
このことを示してくれていることが本書の一番の価値であると思う。
本書は「第一部カザール王国の興隆と没落」と
「第二部カザール・ユダヤの歴史的遺産」の二部構成となっており、
前者がおよそ200ページ、後者がおよそ90ページで、
後者が分量も少なくかつ読みやすい記述となっているので、
後者を先に読み、「カザール王国」について説明している前者は後から読むと
普通の人には理解しやすいだろう。
カザール王国とは黒海とカスピ海に挟まれた地域にかつてあった王国で、
現在のウクライナとロシヤの一部に相当する地域であるが、
この地域になじみのある一般的日本人などいるはずもなく、
ましてや”カザール王国”を知識としてもっている人など少ないはずだからだ。
(残念ながら本書を読んでもカザール王国についてスッキリ感は生じなかった)
であるが、当方が抱いていた「ユダヤ人とは何者なのか?」という疑問は、
本書によってかなりの程度解消した。そして、不遇な環境(ゲットー)が
天才的な頭脳プレーヤーを生み出す下地になったことも語られているので
勉強になった。
最後であるが、ユダヤ人への迫害は決してナチスドイツが
初めて作り出したものではなく、少なくともベニスの商人の時代から
ユダヤ人が嫌われていた
(金貸しはキリスト教の教義に合わない?し、ユダヤ教も合わない。)
事実を認識する必要があるだろう。
本書はユダヤ人について知りたい人の必読の書であると思うし、
本書を出発点としてさらに知識を深めたい気にさせる本である。
現代は多国籍企業やボーダーレスが普通の時代になっており、
この意味で全世界がユダヤ人化しているとも言えるので、
この方面の勉強は益々必要になってくるだろう。
最大のものはナチスドイツによるホロコーストの犠牲者としてのユダヤ人であろう。
そのイメージの一方で、相対性理論を打ち立てたアインシュタイン、
原爆開発の理論的主導者であったロバート・オッペンハイマーなどの天才科学者も
思い浮かべる。
また、シェイクスピアのベニスの商人(1590年代)に描かれた
シャイロックのような金貸し、
ワーテルローの戦い(1815年)に関して独自の通信網により戦争債券の取引で
巨額の富を手にしたロスチャイルドのような天才的金融業者としてのユダヤ人。
さらに、ダイヤ取引、ハリウッドの映画産業、通信社やマスコミなどなど。
いすれも、ユダヤ人は少数派にも関わらず、
頭脳プレイヤーとして際だった存在である点が思い浮かばれるだろう。
そのような天才集団にも関わらず、
1948年のイスラエル建国まで自分の国がなかった歴史。
この突拍子もない明と暗のひどいギャップが
一体どこから出てくるのか誰か教えてほしい。
そして、そのようなユダヤ人とは何者なのか
誰か明確に答えてほしいというのが、
当方を含めた一般の日本人の思いではないだろうか。
しかし、この思いは日本人だけの願望とかと思いきや、
本書「ユダヤ人とは誰か」がヨーロッパ人アーサー・ケストラー
(ハンガリー→イギリスに帰化)によって出版されたことからも、
ヨーロッパにおいてもユダヤ人の歴史は決して自明の事柄でないことが
示されているのではないだろうか。
このことを示してくれていることが本書の一番の価値であると思う。
本書は「第一部カザール王国の興隆と没落」と
「第二部カザール・ユダヤの歴史的遺産」の二部構成となっており、
前者がおよそ200ページ、後者がおよそ90ページで、
後者が分量も少なくかつ読みやすい記述となっているので、
後者を先に読み、「カザール王国」について説明している前者は後から読むと
普通の人には理解しやすいだろう。
カザール王国とは黒海とカスピ海に挟まれた地域にかつてあった王国で、
現在のウクライナとロシヤの一部に相当する地域であるが、
この地域になじみのある一般的日本人などいるはずもなく、
ましてや”カザール王国”を知識としてもっている人など少ないはずだからだ。
(残念ながら本書を読んでもカザール王国についてスッキリ感は生じなかった)
であるが、当方が抱いていた「ユダヤ人とは何者なのか?」という疑問は、
本書によってかなりの程度解消した。そして、不遇な環境(ゲットー)が
天才的な頭脳プレーヤーを生み出す下地になったことも語られているので
勉強になった。
最後であるが、ユダヤ人への迫害は決してナチスドイツが
初めて作り出したものではなく、少なくともベニスの商人の時代から
ユダヤ人が嫌われていた
(金貸しはキリスト教の教義に合わない?し、ユダヤ教も合わない。)
事実を認識する必要があるだろう。
本書はユダヤ人について知りたい人の必読の書であると思うし、
本書を出発点としてさらに知識を深めたい気にさせる本である。
現代は多国籍企業やボーダーレスが普通の時代になっており、
この意味で全世界がユダヤ人化しているとも言えるので、
この方面の勉強は益々必要になってくるだろう。
2017年5月9日に日本でレビュー済み
原著は1976年。著者はシオニストとしても活動していたアシュケナージ・ユダヤ人である。
曰く・・・
中央アジアのカザール人は、キリスト教・ビザンチンとイスラム教・アラブの圧迫を受け、2つの宗教勢力の根本であるユダヤ教に国家まるごと集団改宗する。彼らは改宗することでユダヤ人となった。旧約聖書のユダヤ人とは関係がない。これがアシュケナージ・ユダヤ人。もう一つがスファラディ・ユダヤ人であり、彼らは、一部混血しているものの、アブラハム、イサク、ヤコブの子孫である。スファラディ・ユダヤ人は、1492年までスペインにいたが、カトリックの力が強くなって国家追放され、北アフリカなどに渡っていく。オランダやブルガリアに移った人びともいる。本当の血統を受け継ぐユダヤ人の多くは北アフリカのアラブ民族の中に根を張った。
イスラエル再建の原動力となったのはアシュケナージ・ユダヤ人である。建国後、イスラエルに帰ってきたのがスファラディ・ユダヤ人である。イスラエルの人口のうち、半分がアシュケナージ・ユダヤ人であり残り半分がスファラディ・ユダヤ人である。イスラエル建国まで、アシュケナージ・ユダヤ人とスファラディ・ユダヤ人はまったく別の世界に生きていた。
ユダヤ人を称する人びとは世界で1500万人いるが、90%はアシュケナージ・ユダヤ人であるといわれる。
イスラエルにおいて、政治を主導し、企業家として成功し、研究機関を牛耳っているのはアシュケナージ・ユダヤ人であり、ほとんどのスファラディ・ユダヤ人は下積み仕事に就いている。軍隊も司令官はほとんどがアシュケナージ・ユダヤ人。
ユダヤ教は、旧約聖書を母体としているのではなく、「タルムード」が源泉である。ユダヤ人たちはトーラー(旧約聖書のうちのモーセ五書)も読んでいるのだが、タルムードという色眼鏡をかけて読んでいる。タルムード的影響の出発点はバビロン宗教まで遡る。バビロン捕囚のあとのユダヤ人はバビロン宗教の影響をモロに受け、それが「タルムード」として集成される。タルムードは、ユダヤ人は特別な選民であると強調する。タルムードは異邦人をゴイムと呼ぶ。動物というよりも豚に近い差別的響きがある。イエスはバビロン宗教の影響を受けたユダヤ人たち、特にその指導者たちを徹底的に糾弾した。新約聖書とは、旧約聖書そのものの立場にたつイエスと、タルムード的発想になってしまったユダヤ指導者たちとの対決の記録ともいえる。
カザール人たちがユダヤ教に改宗したのはタルムードの成立後。彼らは旧約聖書を知ったのではなくタルムードに接した。アシュケナージ・ユダヤ人は、何よりも大切なのはタルムードだと言って憚ることがない。
カザール王国は黒海とカスピ海の間にあり、7世紀から8世紀が絶頂期。この国は北方の蛮族からビザンチンを守る緩衝地帯であり、後にはバイキングやロシア人からも守った。
キリスト教世界とイスラム教世界の間にあってカザール王国は第三勢力であり、その独立性はキリスト教もイスラム教も受け入れないことによってのみ保たれていた。どちらかを選択すればどちらかに従うことになる。カザール人は、彼らの原始的なシャーマニズムが一神教に比べると時代遅れで野蛮であることを学ぶ。一神教帝国のような精神的、法的権威はシャーマニズムからは得られない。そこで、二つの宗教の根本教義を奉ずるという政治的決断をした。
政治的便法として始められたカザール人のユダヤ化は緩やかに進行し、彼らの精神深層にゆっくりと浸透し、やがて衰退期には救世主を待ち望む思想を生み出した。
カザールの盛運はユダヤ教のおかげというより、経済的、軍事的に強力であったからこそユダヤ教徒になることができた、といえる。
セルジュークの父はカザール軍の司令官だったらしい。また、セルジューク自身、カザールの宮廷で育てられたが出奔。追われたのかもしれない。カザールとセルジューク王朝の間に亀裂が生じたのは、セルジュークがイスラム教に改宗したことによるのだろう。その一方、セルジュークは息子の一人に「イスラエル」というユダヤ的な名前をつけてもいる。
945年にカザールはロシアに敗れ、大半の版図を失うが国土の隅っこで独立を保ち続け、ユダヤ教信仰も守り続ける。カザール王国が衰えたあと、カザール人のいくつかの部族はハンガリーに移住している。現代ハンガリーのユダヤ人の大部分はこのときのカザール人を祖先とする。
962年ごろ、いくつかのスラブ系民族が彼らの中で最強だったポラン人をリーダーとして同盟を結ぶ。このポラン人がポーランドの核となった。ポーランド領内にもかなりのカザール人がおり、彼らは経済的に豊かだったらしい。
イディッシュ語はユダヤ教の礼拝に用いられる言葉で、ナチスのホロコースト以前は日常の話し言葉としても広く使われていた。イディッシュ語は、ヘブライ語、中世ドイツ語、スラブ語その他の混成語。
などなど。
曰く・・・
中央アジアのカザール人は、キリスト教・ビザンチンとイスラム教・アラブの圧迫を受け、2つの宗教勢力の根本であるユダヤ教に国家まるごと集団改宗する。彼らは改宗することでユダヤ人となった。旧約聖書のユダヤ人とは関係がない。これがアシュケナージ・ユダヤ人。もう一つがスファラディ・ユダヤ人であり、彼らは、一部混血しているものの、アブラハム、イサク、ヤコブの子孫である。スファラディ・ユダヤ人は、1492年までスペインにいたが、カトリックの力が強くなって国家追放され、北アフリカなどに渡っていく。オランダやブルガリアに移った人びともいる。本当の血統を受け継ぐユダヤ人の多くは北アフリカのアラブ民族の中に根を張った。
イスラエル再建の原動力となったのはアシュケナージ・ユダヤ人である。建国後、イスラエルに帰ってきたのがスファラディ・ユダヤ人である。イスラエルの人口のうち、半分がアシュケナージ・ユダヤ人であり残り半分がスファラディ・ユダヤ人である。イスラエル建国まで、アシュケナージ・ユダヤ人とスファラディ・ユダヤ人はまったく別の世界に生きていた。
ユダヤ人を称する人びとは世界で1500万人いるが、90%はアシュケナージ・ユダヤ人であるといわれる。
イスラエルにおいて、政治を主導し、企業家として成功し、研究機関を牛耳っているのはアシュケナージ・ユダヤ人であり、ほとんどのスファラディ・ユダヤ人は下積み仕事に就いている。軍隊も司令官はほとんどがアシュケナージ・ユダヤ人。
ユダヤ教は、旧約聖書を母体としているのではなく、「タルムード」が源泉である。ユダヤ人たちはトーラー(旧約聖書のうちのモーセ五書)も読んでいるのだが、タルムードという色眼鏡をかけて読んでいる。タルムード的影響の出発点はバビロン宗教まで遡る。バビロン捕囚のあとのユダヤ人はバビロン宗教の影響をモロに受け、それが「タルムード」として集成される。タルムードは、ユダヤ人は特別な選民であると強調する。タルムードは異邦人をゴイムと呼ぶ。動物というよりも豚に近い差別的響きがある。イエスはバビロン宗教の影響を受けたユダヤ人たち、特にその指導者たちを徹底的に糾弾した。新約聖書とは、旧約聖書そのものの立場にたつイエスと、タルムード的発想になってしまったユダヤ指導者たちとの対決の記録ともいえる。
カザール人たちがユダヤ教に改宗したのはタルムードの成立後。彼らは旧約聖書を知ったのではなくタルムードに接した。アシュケナージ・ユダヤ人は、何よりも大切なのはタルムードだと言って憚ることがない。
カザール王国は黒海とカスピ海の間にあり、7世紀から8世紀が絶頂期。この国は北方の蛮族からビザンチンを守る緩衝地帯であり、後にはバイキングやロシア人からも守った。
キリスト教世界とイスラム教世界の間にあってカザール王国は第三勢力であり、その独立性はキリスト教もイスラム教も受け入れないことによってのみ保たれていた。どちらかを選択すればどちらかに従うことになる。カザール人は、彼らの原始的なシャーマニズムが一神教に比べると時代遅れで野蛮であることを学ぶ。一神教帝国のような精神的、法的権威はシャーマニズムからは得られない。そこで、二つの宗教の根本教義を奉ずるという政治的決断をした。
政治的便法として始められたカザール人のユダヤ化は緩やかに進行し、彼らの精神深層にゆっくりと浸透し、やがて衰退期には救世主を待ち望む思想を生み出した。
カザールの盛運はユダヤ教のおかげというより、経済的、軍事的に強力であったからこそユダヤ教徒になることができた、といえる。
セルジュークの父はカザール軍の司令官だったらしい。また、セルジューク自身、カザールの宮廷で育てられたが出奔。追われたのかもしれない。カザールとセルジューク王朝の間に亀裂が生じたのは、セルジュークがイスラム教に改宗したことによるのだろう。その一方、セルジュークは息子の一人に「イスラエル」というユダヤ的な名前をつけてもいる。
945年にカザールはロシアに敗れ、大半の版図を失うが国土の隅っこで独立を保ち続け、ユダヤ教信仰も守り続ける。カザール王国が衰えたあと、カザール人のいくつかの部族はハンガリーに移住している。現代ハンガリーのユダヤ人の大部分はこのときのカザール人を祖先とする。
962年ごろ、いくつかのスラブ系民族が彼らの中で最強だったポラン人をリーダーとして同盟を結ぶ。このポラン人がポーランドの核となった。ポーランド領内にもかなりのカザール人がおり、彼らは経済的に豊かだったらしい。
イディッシュ語はユダヤ教の礼拝に用いられる言葉で、ナチスのホロコースト以前は日常の話し言葉としても広く使われていた。イディッシュ語は、ヘブライ語、中世ドイツ語、スラブ語その他の混成語。
などなど。
2010年10月3日に日本でレビュー済み
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日本人の多くは宗教教育を受けておらず,海外の生活習慣,様式にあまりにも無垢です。
日猶同祖論や,日本の仏教がもともとは景教だと論じる方たちもいます。本書から,現在世界にいる「ユダヤ人」のうち90%以上はアシュケナジー,つまり白人系ユダヤ人だとわかります。もともとイスラエルにいた本来のユダヤ人たちとはぜんぜん関係のない人たちです。おかしなことに,イスラエルに行って,少しでも生活してみればわかることですが,もともとのユダヤ人は顔つきも白人ではありません。現実には,ミズラヒと言われる本来のユダヤ人がアラブ人として,イスラエル社会では二流民族のように差別されているのです。したがって,白人系ユダヤ人と,日本人のルーツが同じだと言う学説などまったく根拠のないものです。六芒星(「ダビデの星」),菊の御紋,ハート,十字架のシンボルが寺社仏閣にあるからというだけのこじつけの理由で,共通の信心だと言い切るようなお話しにキリスト者は軽々しくついて行ってはいけないことを,本書から判断ができるようになります。たとえば,「菊の御紋」が皇室のシンボルになったのは12世紀の鎌倉時代以降のことです。したがって,歴史的経緯や学術性を無視して,なにか無理やりにこじつけで見つけた類似性で,論じるのはオカルトと言ってよいでしょう。
本来のユダヤ人はパレスチナで隣人と共存してきたし,今後も,紛争やテロを望まず,共存できる民であることが本書から明らかになります。アメリカ合衆国の後ろ盾もイスラエル政府が平和を乱している原因であることは明白です。世界のテロ問題は両国の威圧的な政策によって産み出されたものです。1948年の建国のシオニズムは本来のユダヤ教や,ユダヤ人が願っていないことを論証している書籍に日本人は覚醒すると共に,パレスチナの人々の苦しみに感情移入できるでしょう。
日猶同祖論や,日本の仏教がもともとは景教だと論じる方たちもいます。本書から,現在世界にいる「ユダヤ人」のうち90%以上はアシュケナジー,つまり白人系ユダヤ人だとわかります。もともとイスラエルにいた本来のユダヤ人たちとはぜんぜん関係のない人たちです。おかしなことに,イスラエルに行って,少しでも生活してみればわかることですが,もともとのユダヤ人は顔つきも白人ではありません。現実には,ミズラヒと言われる本来のユダヤ人がアラブ人として,イスラエル社会では二流民族のように差別されているのです。したがって,白人系ユダヤ人と,日本人のルーツが同じだと言う学説などまったく根拠のないものです。六芒星(「ダビデの星」),菊の御紋,ハート,十字架のシンボルが寺社仏閣にあるからというだけのこじつけの理由で,共通の信心だと言い切るようなお話しにキリスト者は軽々しくついて行ってはいけないことを,本書から判断ができるようになります。たとえば,「菊の御紋」が皇室のシンボルになったのは12世紀の鎌倉時代以降のことです。したがって,歴史的経緯や学術性を無視して,なにか無理やりにこじつけで見つけた類似性で,論じるのはオカルトと言ってよいでしょう。
本来のユダヤ人はパレスチナで隣人と共存してきたし,今後も,紛争やテロを望まず,共存できる民であることが本書から明らかになります。アメリカ合衆国の後ろ盾もイスラエル政府が平和を乱している原因であることは明白です。世界のテロ問題は両国の威圧的な政策によって産み出されたものです。1948年の建国のシオニズムは本来のユダヤ教や,ユダヤ人が願っていないことを論証している書籍に日本人は覚醒すると共に,パレスチナの人々の苦しみに感情移入できるでしょう。






