経済学を、身近な事象の問題提議から柔軟に考えていく点がおもしろいです。
各事象について、データに基づく相関関係を表している点はとても説得力があります。
ベストセラー本であり、影響力の大きかった本なので、2019年現在、日本でも既に本著の内容に影響されたと思われる著作(橘玲氏の『言ってはいけない』など)がいくつか出ています。
日本のケースを含めて考えたい方はそういった日本で出版された近年の著作を読むほうが良いと思います。
わたしの場合、先にそういった日本の著作を読んでいたので、読み物として面白いですが、書かれている内容は新鮮味に欠ける部分もあったと感じます。
内容として、多くがアメリカでのデータに基づく研究となっていて、ミクロ的な視点も多く、アメリカ社会のことがリアルに感じられました。
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ヤバい経済学 [増補改訂版] 単行本 – 2007/4/27
スティーヴン・D・レヴィット/スティーヴン・J・ダブナー
(著),
望月衛
(翻訳)
購入を強化する
「相撲に八百長なんてないとはとても言い張れない」
データ示す八百長の証拠とは?
データ示す八百長の証拠とは?
新聞・テレビ・ラジオ・雑誌で話題沸騰。
悪ガキ教授が日常生活から裏社会まで、
ユニークな分析で通念をひっくり返します。
不動産広告の「環境良好」の隠された意味って?
90年代のアメリカで犯罪が激減したのはなぜ?
勉強ができる子の親ってどんな人?
銃とプール、危ないのはどっち?
相撲の力士は八百長なんてしない?
学校の先生はインチキなんてしない?
ヤクの売人がママと住んでいるのはなぜ?
出会い系サイトの自己紹介はウソ?
ウィキペディアは信頼できる?
アメリカに経済学ブームを巻き起こし、
400万部のベストセラーとなった話題の書。
犯罪と中絶合法化論争のその後や、
犬のウンコ、臓器売買、脱税など、
もっとヤバい話題を110ページ追加した増補改訂版。
- ISBN-104492313788
- ISBN-13978-4492313787
- 版増補改訂
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2007/4/27
- 言語日本語
- 本の長さ448ページ
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
アメリカに経済学ブームを巻き起こし、170万部のベストセラーとなった話題の書。若手経済学者のホープが、日常生活から裏社会まで、ユニークな分析で通念をひっくり返します。犯罪と中絶合法化論争のその後や、犬のウンコ、臓器売買、脱税など、もっとヤバい話題を追加した増補改訂版。
著者について
スティーヴン・D・レヴィット
シカゴ大学で経済学の教鞭を執る.2003年,2年に1度40歳未満で最も優れたアメリ
カの経済学者に贈られる,ジョン・ベイツ・クラーク・メダルを受賞.
シカゴ大学で経済学の教鞭を執る.2003年,2年に1度40歳未満で最も優れたアメリ
カの経済学者に贈られる,ジョン・ベイツ・クラーク・メダルを受賞.
スティーヴン・J・ダブナー
ニューヨーク市在住の作家・ジャーナリスト.『ニューヨーク・タイムズ』紙お
よび『ザ・ニューヨーカー』誌等の記事を執筆.全米ベストセラーとなった『さ
まよえる魂(Turbulent Souls)』および『ヒーロー好きの告解(Confessions of a
Hero-Worshiper)』の著者.
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
レヴィット,スティーヴン・D.
シカゴ大学で経済学の教鞭を執る。2003年、2年に1度40歳未満で最も優れたアメリカの経済学者に贈られる、ジョン・ベイツ・クラーク・メダルを受賞
ダブナー,スティーヴン・J.
ニューヨーク市在住の作家・ジャーナリスト
望月/衛
大和投資信託(株)審査部、ポートフォリオのリスク管理、デリバティブ等の分析・評価などに従事。コロンビア大学ビジネススクール修了、京都大学経済学部卒業、CFA、ciia(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
シカゴ大学で経済学の教鞭を執る。2003年、2年に1度40歳未満で最も優れたアメリカの経済学者に贈られる、ジョン・ベイツ・クラーク・メダルを受賞
ダブナー,スティーヴン・J.
ニューヨーク市在住の作家・ジャーナリスト
望月/衛
大和投資信託(株)審査部、ポートフォリオのリスク管理、デリバティブ等の分析・評価などに従事。コロンビア大学ビジネススクール修了、京都大学経済学部卒業、CFA、ciia(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社; 増補改訂版 (2007/4/27)
- 発売日 : 2007/4/27
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 448ページ
- ISBN-10 : 4492313788
- ISBN-13 : 978-4492313787
- Amazon 売れ筋ランキング: - 7,791位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 45位経済学 (本)
- - 94位その他のビジネス・経済関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年11月20日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2022年2月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
やばい経済学、非常に面白い本です。経済は実態で、動いていること、をよく理解しないといいけない。例えば、保育所の子供のピックアップに遅れることに対して、罰金を3ドルとる、とすると、逆に遅れる父兄が増える、これは罪悪感覚から遅れまいとしていたひとたちが、3ドル払うんだから、遅れてもいいと逆に開き直ってしまう、3ドルという金額が安すぎるということよりも、3ドル払ったから遅れてもいいだろ、となる。
また、犯罪率がなぜアメリカで減少したのか、様々なひとがさまざまな説を唱える、例えば、警察の見回り、パトロールが増えた、のが原因なのか、
実はそうではなく、一人の女性が訴訟を起こしたことが原因だった。二人の子供を産み、三人目を身籠っていた女性が、中絶を希望するも当時のアメリカでは中絶はほとんど認められない。そこで訴訟を起こす。それが認められた。それがなだれをうち、様々な州が中絶を認める。その結果、親がいない、両親に十分育児をしてもらえない子供が減り、犯罪に走る人々が減ったのである。それが結果として、犯罪予備軍を減らし、アメリカの犯罪率は減少する。1973年ごろの話である。
また、黒人には変わった名前が多い、これは黒人居住区の特徴で、変わった名前をつける。以前はマイクなど一般的な名前をつけていたが1960年代からの黒人至上主義から、変わった名前を付けるようになった。ところが名前を付けるにあたり、同じ発音でも様々なスペル、などが現れたり、とユニークさは極めて言った。こうした現象が貧窮地域で特にみられるようになったのである。そして、こうした名前は、企業の就職アプリケーションにおいて、その多くは選考からはねられている。日本のキラキラネームと似た現象だ。それが結果として、就職難、貧しさに又つながる。
こうしたからくり、これが現実の経済のからくり、である。
そんな様々な事例が述べられていて、大変面白い本だった。本は映画にもなっている。
大変有意義な本だ。
人が動くことはインセンティブ、経済を動かしているのはインセンティブなのである。そのインセンティブがどこにあるか、を知らないと、からくりを理解して経済を動かすことはできない。
♯ヤバイ経済学
また、犯罪率がなぜアメリカで減少したのか、様々なひとがさまざまな説を唱える、例えば、警察の見回り、パトロールが増えた、のが原因なのか、
実はそうではなく、一人の女性が訴訟を起こしたことが原因だった。二人の子供を産み、三人目を身籠っていた女性が、中絶を希望するも当時のアメリカでは中絶はほとんど認められない。そこで訴訟を起こす。それが認められた。それがなだれをうち、様々な州が中絶を認める。その結果、親がいない、両親に十分育児をしてもらえない子供が減り、犯罪に走る人々が減ったのである。それが結果として、犯罪予備軍を減らし、アメリカの犯罪率は減少する。1973年ごろの話である。
また、黒人には変わった名前が多い、これは黒人居住区の特徴で、変わった名前をつける。以前はマイクなど一般的な名前をつけていたが1960年代からの黒人至上主義から、変わった名前を付けるようになった。ところが名前を付けるにあたり、同じ発音でも様々なスペル、などが現れたり、とユニークさは極めて言った。こうした現象が貧窮地域で特にみられるようになったのである。そして、こうした名前は、企業の就職アプリケーションにおいて、その多くは選考からはねられている。日本のキラキラネームと似た現象だ。それが結果として、就職難、貧しさに又つながる。
こうしたからくり、これが現実の経済のからくり、である。
そんな様々な事例が述べられていて、大変面白い本だった。本は映画にもなっている。
大変有意義な本だ。
人が動くことはインセンティブ、経済を動かしているのはインセンティブなのである。そのインセンティブがどこにあるか、を知らないと、からくりを理解して経済を動かすことはできない。
♯ヤバイ経済学
2019年4月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
内容はコラム風で読みやすい。翻訳が気になる箇所がいくつかあった。無理して軽いノリを出そうとしすぎたせいだと思う。
不正、犯罪、馬鹿げたことを真剣に解析し、ケースごとに因果関係を明らかにしている。
著者は、ハーバード大学でサラブレッドの飼育法について卒論を書いて、最優等で卒業している。経済学の分野において、もっとも有名な一人である。
以下がこの本で取り上げられた内容の抜粋
警察が増えると犯罪が減る。
中絶の合法化によって犯罪が減る。
アメリカでは、プールで溺れて死ぬ確率は、銃で遊んで死ぬ確率の100倍。
生徒の回答を書き換えて成績を良くする教師を見つけ出すアルゴリズムを作り出した。
不動産屋の営業担当者の家は、彼らが担当した家より3%高く売れている。
扶養控除に子供の社会保証番号を書かせることで、扶養控除を用いた不正が減り、700万人の扶養家族が減り、税収が年間30億ドル増えた。
不正、犯罪、馬鹿げたことを真剣に解析し、ケースごとに因果関係を明らかにしている。
著者は、ハーバード大学でサラブレッドの飼育法について卒論を書いて、最優等で卒業している。経済学の分野において、もっとも有名な一人である。
以下がこの本で取り上げられた内容の抜粋
警察が増えると犯罪が減る。
中絶の合法化によって犯罪が減る。
アメリカでは、プールで溺れて死ぬ確率は、銃で遊んで死ぬ確率の100倍。
生徒の回答を書き換えて成績を良くする教師を見つけ出すアルゴリズムを作り出した。
不動産屋の営業担当者の家は、彼らが担当した家より3%高く売れている。
扶養控除に子供の社会保証番号を書かせることで、扶養控除を用いた不正が減り、700万人の扶養家族が減り、税収が年間30億ドル増えた。
2017年11月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本を通して学べることは人はインセンティブ(誘惑)に影響され行動されるということ。
経済学というより心理学?行動経済的?なもののような気がします。
身近でいうと日本の国技である相撲業界の八百長。統計(データ)を元に何故八百長だといえるか分かりやすく書いてある。
その他にも子育て。頭のいい子供もは親に共通する特長がある?
一番面白いのがアメリカの犯罪者が増えていくだろうと考えられているなか逆に犯罪が減っていったことそれも大幅に。
明日にでも話したくなるような雑学が沢山あり読んでて面白い本です。
経済学というより心理学?行動経済的?なもののような気がします。
身近でいうと日本の国技である相撲業界の八百長。統計(データ)を元に何故八百長だといえるか分かりやすく書いてある。
その他にも子育て。頭のいい子供もは親に共通する特長がある?
一番面白いのがアメリカの犯罪者が増えていくだろうと考えられているなか逆に犯罪が減っていったことそれも大幅に。
明日にでも話したくなるような雑学が沢山あり読んでて面白い本です。
2010年5月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
それなりに面白く読めたが、深みは無かった。というより、私自身が間違った期待を抱いていたのかもしれない。
面白さは、経済学をコントロバーシャルなトピックにあてはめて数字が一体何を語るのかを読み解くところよりも、KKKに潜入した男の話やギャングの組織構造(これを数字で読み解いたアプローチは経済学と言うよりも会計・財務論のような気がする)等の雑学の部分にあった。
「完璧な子育てとは」以降は説明が冗長であるし、もう少し一つ一つのテーマを調査手法とインプリケーションを簡潔に示してトピック数を多くした方が良かったように思う(この意味では、オマケに掲載されているレヴィット教授が書いているブログ部分が良い)。ただし雑学の部分は残して、だが(結局はこれが面白さの源泉だと感じたから)。
面白さは、経済学をコントロバーシャルなトピックにあてはめて数字が一体何を語るのかを読み解くところよりも、KKKに潜入した男の話やギャングの組織構造(これを数字で読み解いたアプローチは経済学と言うよりも会計・財務論のような気がする)等の雑学の部分にあった。
「完璧な子育てとは」以降は説明が冗長であるし、もう少し一つ一つのテーマを調査手法とインプリケーションを簡潔に示してトピック数を多くした方が良かったように思う(この意味では、オマケに掲載されているレヴィット教授が書いているブログ部分が良い)。ただし雑学の部分は残して、だが(結局はこれが面白さの源泉だと感じたから)。
2021年1月17日に日本でレビュー済み
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コメントに書かれていたとおりの本でした。