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モモ: 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37) 単行本 – 1976/9/24
ミヒャエル・エンデ (著, イラスト) 著者の作品一覧、著者略歴や口コミなどをご覧いただけます この著者の 検索結果 を表示 |
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- ISBN-104001106876
- ISBN-13978-4001106879
- 出版社岩波書店
- 発売日1976/9/24
- 言語日本語
- 本の長さ360ページ
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商品の説明
商品説明
円形劇場の廃墟に住みついた、もじゃもじゃ頭で粗末な身なりをした不思議な少女モモ。黙って話を聞くだけで、人の心を溶かし悩みを解消させる能力を持った彼女のまわりには、いつもたくさんの大人や子どもたちが集まっていた。しかし「時間」を人間に倹約させることにより、世界中の余分な「時間」を独占しようとする「灰色の男たち」の出現により、町じゅうの人々はとりとめのないお喋りや、ゆとりのある生活を次第に失っていく。
本書は、時間どろぼうである「灰色の男たち」とモモの対決というスリルあふれる展開を通して、1分1秒と時間に追われる現代社会へ、警鐘を鳴らしている。たとえば、モモの友だちだったニノが「スピード料理」の店を始め、大繁盛しているせいで他人とわずかな世間話をする暇もないというように、時間を盗まれた人たちは、現代の私たちの姿そのものとして描かれている。昨今、モモのように際限のない時間の中で、空想をめぐらせ楽しむ生活はほとんど忘れられている。子どもばかりでなく、忙しい大人たちにも夢見ることの大切さを教えてくれる本だ。(砂塚洋美)
内容(「BOOK」データベースより)
著者について

1929‐95年。南ドイツ・ガルミッシュ生まれ。小説家。著書は各国で訳出され、幅広い年齢層に支持されている(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『ものがたりの余白 エンデが最後に話したこと (ISBN-13: 978-4006021566 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー

上位レビュー、対象国: 日本
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モモという女の子が主人公です。モモは時間に使われるのが嫌なのです。時間に追われるのが嫌なのです。
私も時間に追われて生活してきました。そして今は、残りの時間が何時まであるのか、ちょっと心配です。なにしろ、平均寿命を超えてしまいましから。物理学にも時間の要素はありません。この本を読んで、時間から解放されるのを楽しみにしています。うまくいくでしょうか。ファンタジーを読む楽しさです。
内容に関しては他の方々も書かれているので省かせていただきますが、一つ文庫版で残念だったことがあります。
それはハードカバー版の裏表紙に描かれていた作者自身による時間の国の広間の素晴らしいイラストが、文庫版には無かったことです。
この無限に伸びる廊下と壁一面に置かれた様々な時計のイラストが非常に綿密で想像力をかきたてる魅力的なもので大好きだったのですが、ハードカバー版と入れ替えようかと購入した文庫版の方には裏表紙のイラストが無くなっていて、中身も何度も見返してみたのですがどこにもこの挿し絵が載っていなかったのでとても残念でした…。
せっかく物語の世界観をより深く味わえる素晴らしいイラストなのでぜひ文庫版にも挿し絵として載せておいてほしかったです。
文庫版しか読んだ事の無い方にもぜひハードカバー版の方も買って裏表紙のイラストを見てみてほしいです。

ユーザー名: rie、日付: 2017年8月1日
内容に関しては他の方々も書かれているので省かせていただきますが、一つ文庫版で残念だったことがあります。
それはハードカバー版の裏表紙に描かれていた作者自身による時間の国の広間の素晴らしいイラストが、文庫版には無かったことです。
この無限に伸びる廊下と壁一面に置かれた様々な時計のイラストが非常に綿密で想像力をかきたてる魅力的なもので大好きだったのですが、ハードカバー版と入れ替えようかと購入した文庫版の方には裏表紙のイラストが無くなっていて、中身も何度も見返してみたのですがどこにもこの挿し絵が載っていなかったのでとても残念でした…。
せっかく物語の世界観をより深く味わえる素晴らしいイラストなのでぜひ文庫版にも挿し絵として載せておいてほしかったです。
文庫版しか読んだ事の無い方にもぜひハードカバー版の方も買って裏表紙のイラストを見てみてほしいです。

個人的にはタイトルこそ知ってはいたものの、実は未読であったことから本書をあらためて手にとったわけですが。町はずれの円形劇場跡に迷い込んだ不思議な少女モモが、とはいえ何か特別で直接的な能力をもつわけでなく、ただ【あいての話を本当に聞く事ができる】という、どこか受身な設定なのが新鮮でした。
また【時間貯蓄銀行】を名乗る灰色の男達とのこちらも意外にドキドキハラハラな攻防がスピーディーに繰り広げられる中で暗示される【利子が利子を生み、実態とはかけ離れた歪な成長を遂げている】貨幣経済の危険性への指摘は、仮想通貨が良くも悪くも話題になっている現在でも古さを全く感じさせない普遍さがあって驚かされました。子どもはもちろん、大人も楽しめる良書ですね。
働き方改革の号令に踊らされ、効率性の名の下にかえって殺伐と笑顔を失った職場にいる誰か。あるいは、やれ億り人を目指せとお金お金!と拝んでしまっている誰かに、そっとオススメ。
彼らの戦いを通して、時間のゆとりの大切さを教えてくれる。
機械的に働く時間を節約したとしても、その節約した時間を灰色の男たちに渡してしまっては勿体ない。
「けれど時間とは、生きるということ、そのものなのです。そして人のいのちは心を住みかとしているのです。 人間が時間を節約すればするほど、生活はやせほそっていくのです。」
モモという愛すべきキャラクターを主人公に、「時間」をテーマに物語が進んでいくわけだが、さらに「欲」「死」「友情」といったテーマの広がりももっており、単に児童文学の枠を超えた深さをもっている。
特にマイスター・ホラの館でモモが遭遇した「時間の花」の場面は荘厳で美しく、とりわけ印象に残る。
一方で、文体の読みやすさに加え、モモと「灰色の男」の対決の場面などでは冒険活劇の要素も多々あり、さらに深遠なテーマをエンターテイメントに落とし込むことに成功しており、それらの点に名作たる所以があると思う。
とかく効率的な時間の使い方を求められる現代で、豊かな時間の過ごし方を問いかける物語は大人が読んでも楽しめる。
読んでいておやと思ったのが、「星の時間」の記述が出てきたところ。
「星の時間て、なんなの?」とモモはききました。
「いいか、宇宙の運行には、あるとくべつな瞬間というものがときどきあるのだ。…(略)…だがざんねんながら、人間はたいていその瞬間を利用することを知らない。だから星の時間は気づかれないまますぎさってしまうことがおおいのだ。けれどもし気がつく人がだれかいれば、そういうときには世のなかに大きなことがおこるのだよ」
歴史上の運命的瞬間を描いた物語集『人類の星の時間』で、シュテファン・ツヴァイクが名づけた「星の時間」にここで出会えたのは嬉しかった。
他の国からのトップレビュー

Das Buch ist ein Geschenk weshalb ich leider keine Aussagen zur Richtigkeit des Inhaltes machen kann, aber davon gehe ich jetzt aus ;-)
Würde vom Händler jederzeit wieder bestellen.


I love the original drawings from the author. I don't understand why they put different illustrations in English version. It changes the whole feel of the book in a bad way. At times the author is a bit didactic but it's a good timeless story nonetheless. Clearly, the story is based in Rome and Italian slow lifestyle which the author experienced during his time in Italy. After 40 some years, our clock is ticking even faster and the book's message has become even more important.

The story is amazing great for kids with 6 or 7 years and a great first book to read.