著者はモチベーションを、生存に対するモチベーションを「モチベーション1.0」、報酬に対する(もしくは罰を恐れる)モチベーションを「モチベーション2.0」と述べ、今後の時代を生きていくには、目的性・自律性・成長性を伴うモチベーションである「モチベーション3.0」が必要になると述べる。また、このような状況であるにも関わらず、多くの企業・教育現場では未だに「モチベーション2.0」に基づいたマネジメントや教育が行われており、それを速やかに変化させるべきであると具体的な例を挙げて警鐘を鳴らすと共に、「モチベーション3.0」をもとに成果を上げている具体例もふんだんに紹介している。我々がよりよく、より幸せに生きるために、この考え方を身につけておくことは非常に有益であると考えられる。
心を打たれた部分の引用
実証されているように、大きな成功を収めている人は、従来の成功の概念(※高額の報酬や高い地位)だけを追求しているわけではない。自分の人生をコントロールしたい、世界を知りたい、時の試練に耐えることを成し遂げたい、という自らの内側から湧き上がる欲求を満たすために猛烈に取り組むから、困難を乗り切れるのだ。(※はレビュアーが書き足したもの。)
命令に従うだけの従順な姿勢が人間の本来の姿ではないとわかる。人間は本来、活発に積極的に活動するようにできている。人生でもっとも豊かな体験は、他人からの承認を声高に求めているときではない。自分の内なる声に耳を傾けて、意義あることに取り組んでいるとき、大きな目的のためその活動に従事しているときだ、とわたしたちは知っている。つまるところ、この不一致を解消しモチベーションについての理解を二一世紀に持ち込むことは、ビジネスにとって重要になるだけではない。人間性の肯定でもあるのだ。
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