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メンタルモデル ユーザーへの共感から生まれるUXデザイン戦略 単行本(ソフトカバー) – 2014/1/30

5つ星のうち 2.0 1 件のカスタマーレビュー

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単行本(ソフトカバー)
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商品の説明

内容紹介

ユーザーを知るには?


ユーザーへ深く共感し、同時にそれを製品・サービスのコンセプト立案へうまく橋渡しする手法は今まで存在しなかった。
それを職人芸的にやり遂げるごく一部のリサーチャーやデザイナーがいたのみである。
本書は手法のプロセスをステップ・バイ・ステップで丁寧に解説し、読み進めながら実践に活用していくことで、原著者が培った職人芸を短期間で無理なく身につけられるつくりになっている。



「監訳者序文:共感からはじまるイノベーションへ」より

ここ数年、イノベーションとデザインがセットで語られることが多くなっています。
これまで「技術革新」という訳語が当てられ、技術の進化が私たちの生活を変えていく様を
表現してきた「イノベーション」という言葉。そんなイノベーションが技術とのペアを解消し、
デザインと手を組み始めたのは、長年にわたってイノベーション研究に携わった身としては、
文字通り、青天の霹へき靂れきでした。

しかし、なぜこんなことが起こりつつあるのでしょうか。そもそもイノベーションとは
いったい何でしょうか。語り手によってその定義は千差万別ですが、ここでは私流に
「生活者の行動、習慣、価値観に後戻りできない変化をもたらすアイデアの普及」
としておきましょう。かつては、この変化をもたらす主役が技術でした。新技術に
よってプロダクトやサービスの基準がこれまでとまったく別のものに置き換わります。
たとえば、インターネットの普及。これによって、私たちのコミュニケーションスタイルが
一気に転換していったことは、読者の皆さんが経験してきたところでしょう。
しかし、今、技術だけでは大きな変化が起こせない、それどころか技術そのものを
どちらに向かって進化させていくべきなのかが見えない、という事態が起こっています。

その原因は、端的に言えば「共有された未来の欠如」です。暖かな日差しが降り注ぐ、
素敵なモダンリビングのある家で家族が仲睦まじく暮らし、休日は自家用車に乗って
自由に行動範囲を広げ、長期休暇には海外に出かけて異文化の刺激を楽しむ。
一方、仕事では世界を飛び回り、24 時間どこにいても仕事仲間や取引先と連絡を取り合い、
スピーディに大きな成果を挙げていく…。そんな生活が皆の憧れだった時代には、
その実現に向けて企業がやるべきことは明確でした。カラーテレビ、オーディオ、
自動車、携帯電話、そしてラップトップ。誰もが「これが欲しい! 」という
技術製品の像が、はっきりと存在していました。そういった製品を高い品質で、
大量に、安くつくることがイノベーションだったのです。

しかし、企業のたゆまぬ努力によって、かつての憧れが概ね満たされた今、次の憧れは
どうなったでしょうか。試しに、皆が「これだ! 」というものを挙げてみてください。
なかなか思いつかないのではないでしょうか。もちろん、憧れがすっかり消え去った
わけではありません。しかし、皆が共有する憧れが消えてしまった。少なくともそれは
見えなくなってしまったのです。だからこそ、デザインはそんな時代の鍵になるのです。
デザインとは文字通り、新しい意味を生み出す営みです。見えなくなった憧れを表出し、
つくり出すものごとの方向性を明らかにする力がある。そして、その力の源は、
やはり私たち一人ひとりが何を思い、何を大切にし、何に問題を感じているのか、
明確なものから言葉にならないものまでへの深い洞察なのです。言い換えれば、
生活者への共感こそが、デザインの原点になるのです。

読者の皆さんにとってなじみ深い、UX や人間中心設計(Human-CenteredDesign)、
サービスデザインなど、比較的新しいデザイン領域(「イノベーションのためのデザイン」領域、
とよび変えてもいいかもしれません)は、総じて生活者への共感をめぐる試行錯誤の
積み重ねのうえにあります。生活者に共感し、次のアクションにつながる形でそれを表現する、
リサーチやデータ分析、可視化の手法が次々と編み出され、そしてその多くが淘汰されていきました
。 ペルソナやユーザシナリオ、カスタマー・ジャーニーマップなど、広く普及し、
活用され続けている手法も存在します。しかし、私がこれまで産業エスノグラフィの
専門家としてさまざまな領域のデザインプロセスに関わってきた経験に基づけば、
深いレベルの共感に達し、同時にそれを製品・サービスのコンセプト立案へ有効に
橋渡しする決定打は存在しませんでした。それを職人芸的にやり遂げるリサーチャーや
デザイナーが、高額な報酬で雇われてきたのは、ひとえにそのブラックボックスゆえと
言えるかもしれません。そして本書は、そのブラックボックスを解き明かす、挑戦の書なのです!

著者のインディ・ヤングは、大学ではエンジニアリング教育を受け、卒業後、
製造業で技術者としてのキャリアをスタートします。その後、ソフトウェア・ベンチャー企業等を
経て、UX 業界の雄として知られるサンフランシスコのAdaptive Path 社設立に参画。
UX の黎明期をつくり上げた人物の一人として世界的に知られるようになりました。
彼女は、多くの企業のコンサルティングを手がける中、本書で紹介する「メンタルモデル」の
開発プロセスを丁寧に練り上げ、言語化してきました。リサーチ手法、デザイン手法についての
類書と比較しても、ステップ・バイ・ステップでプロセスを丁寧に描いている本書は、
読者の皆さんが読み進めながら実践に活用していくことで、インディが培った職人芸を、
短期間で無理なく身につけられるものに仕上がっています。

ウェブやソフトウェアの開発にとどまらず、幅広い製品・サービスの開発に応用できる本手法。
これを身につけた実務家が増えていけば、イノベーション実現の機会は着実に増えるはず。
壮言大語になりがちなイノベーションへのアプローチが、人への共感という地に足の着いた
命題に丁寧に答えていくことで見えてくるなんて、まさに実務家の面目躍如。そんな未来が
すぐそこにあります。本書をできるだけ多くの方々に手に取っていただき、活用してほしいと
願う由縁です。

田村 大
株式会社リ・パブリック共同代表。東京大学i.school エグゼクティブ・フェロー。

内容(「BOOK」データベースより)

ユーザーへ深く共感し、そこから製品・サービスのコンセプト立案へうまく橋渡しするための確立された手法は今まで存在しなかった。それを職人芸的にやり遂げるごく一部のリサーチャーやデザイナーがいたのみである。本書は手法のプロセスをステップ・バイ・ステップで丁寧に解説し、読み進めながら仕事に活用していくことで、原著者が培った職人芸を短時間で無理なく身につけられるつくりになっている。


登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 274ページ
  • 出版社: 丸善出版 (2014/1/30)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4621088068
  • ISBN-13: 978-4621088067
  • 発売日: 2014/1/30
  • 梱包サイズ: 20.8 x 15 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 2.0 1 件のカスタマーレビュー
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2015年9月1日
形式: 単行本(ソフトカバー)Amazonで購入
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