「スレイヤーズ」の神坂一と「魔術士オーフェン」の秋田禎信が13年ぶりにタッグを組んだコラボ企画。
主人公を共有した上で神坂サイドがスーパーロボット、秋田サイドがリアルロボット風小説を執筆するという試みとなっている。
地上での都市防衛戦を描いた神坂版
メックタイタン ガジェット 巨甲闘士グランアース (単行本)
に対し、こちらは地べたに堕ちたらはいそれまでよな空戦メイン。
「反完全性バースト」「チャイルドプレイプロジェクト」といった怪しげな設定用語の嵐、めまぐるしく展開するド派手な戦闘にワクワクした。
秋田禎信といえばやたら対人格闘描写に凝っている作家という印象が強いが、こんなのも書けるとは。
ロボットがやる気出した時の、ナントカ粒子が発光するがために可視化される光の翼は男の浪漫だ!、とあとがきで言い切る姿勢が頼もしい。
他にも1stガンダム世代だという秋田の、ガンダムリスペクトらしい描写が随所に見受けられる。
コメディ色も意外?に強く、この企画は、女子パイロットへの、ロボットを開発した博士のセクハラギャグが重要な点らしいのだが、セクハラを受け続けた主人公が、後半では、生意気ロリの新キャラにゆるゆりなセクハラをするようになってしまう顛末には笑ってしまった。
ファンの間ではほぼ確定事項になってたけど、やっぱり百合好きですよね秋田先生。
一方でこれがアニメだったらTVシリーズの総集編映画だよなというくらいには巻き展開なのが惜しく、是非とも続刊が欲しいところ。
また秋田神坂両氏はマジンガー世代の神坂氏、ガンダム世代の秋田氏に並んでエヴァに影響を受けた世代の作家がこの企画に噛んでくれたら、というような発言をしているが、自分としては地上戦、空戦と来たので次は宇宙戦闘を望みたい。
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
無料アプリを入手するには、Eメールアドレスを入力してください。

1分以内にKindleで メックタイタン ガジェット 虐殺機イクシアント (富士見ファンタジア文庫) をお読みいただけます。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。