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普段から桜井食品のラーメンを購入しています。他にも多数の秀逸な製品が並ぶ中で、一番安く手に入りやすいのがこの製品なのですが、実に惜しいところでつまずいていると感じています。
同社はこれだけ食品の安全性や生産の裏側の公正・透明性に気を使っていながらも、RSPOマークを袋の横に堂々と擁するほどパーム油の使用にこだわってしまったからこそ、他の方のレビューでも書かれていたように「油」の問題がこの製品に出てしまっていると思います（同社他製品の十穀ラーメンはノンフライ麺且つスープの油も胡麻油のみなのでこのような問題が解決されています・ただしチキンエキスは使用）。
通常のラーメンであれば粗悪な油（化学溶出油やら産業廃棄物級の廃油脂）をマスキングするだけの化学調味料や香料、その他の毒物が使われていわゆる「おいしいラーメン」ができるのですが、それを拒絶し且つ生産者と現場に対しての誠意を保ちつつ植物性にこだわったが故に、パーム油の弱点と欠点が表面に出てしまったのではないかと感じます。
私もこの製品はよく食べますが、その度に植物性のわりには油の匂いや味、残ったものの粘度が気になりますし、お湯を使わないで水で流すとワセリンを塗ったかのようにこびりつく厚い層の油脂が物語ると思います。いくら動物性の脂を使わなくとも、これでは桜井食品の理念に反するのではないか、と感じています。
リサイクルに忠実なあまりに逆に環境負荷をかけたり、動物愛護に徹するあまりに他者の人権侵害を正当と考えるような本末転倒の現象に似てしまっていると思います。これであれば、これだけ素晴らしい製品にはコストがかかってももうちょと良い正しい植物性油を使っても正当と思いますし、日本で売る上で日本人に馴染みのないパーム油をそのまま使うのも避けられたはずです。もっとも巷間見渡せば添加物の影響で普段あらゆるものに使われるパーム油には誰も気づかないし、その味も臭気も添加物でマスキングされてしまう。
つまり正直で誠実であったが故の皮肉な結果をこの製品に認めます。それくらいこの会社は良心的だとおもいます。
あとインスタントラーメンなのに手間をかけるというのもバカバカしいですが、麺を別に茹でてそのお湯は捨て、スープは新しいお湯で作るとかなり油の問題が解決されて別物のようにおいしくなります。
| ブランド | ムソー |
|---|---|
| 梱包サイズ | 23.4 x 22.4 x 12.8 cm; 500 g |
| Is Discontinued By Manufacturer | いいえ |
| 容器の種類 | パック |
| メーカー | ムソー |
| 原材料 | 油揚げめん〔小麦粉(北海道・岩手県産等)、植物油(パーム油:マレーシア産等、ごま油:アフリカ・アジア産等)、食塩〕、食塩、粉末しょうゆ(大豆・小麦:アメリカ産等)、砂糖(甜菜:北海道産、さとうきび:タイ産等)、酵母エキス、粉末みそ(大豆:アメリカ産等)、ごま(アフリカ産等)、野菜エキス(玉葱・人参・馬鈴薯:北海道産等)、発酵調味料(小麦:カナダ産等、大豆:ブラジル産等)、椎茸パウダー(椎茸:中国産等)、香辛料(ジンジャー:中国産等、コショウ:マレーシア産等、ガーリック:アメリカ産等)、ピーナッツパウダー(落花生:南アフリカ産等)、アーモンドパウダー(アーモンド:アメリカ産等)、ねぎ(中国産等)、椎茸エキス(しいたけ:中国産等)、麦芽エキス(大麦:イギリス産等)、ごま油(ごま:アフリカ産等)、昆布パウダー(昆布:国内産等)、メンマパウダー(メンマ:中国産等) |
| 商品の重量 | 500 g |
