良い所
・暗号解き
このゲームのメインである暗号。
これを解くのにめちゃくちゃハマりました。
暗号と言っても1~10桁の数字のみですが、島のガイドブックのガイド風のページにしれーっとヒントがあり、そのヒントを見つけてはそのまま入力したり一捻りしたり時には計算したりと、悪戦苦闘しつつ「HIT」の文字が出た時の爽快感は最高でした。
ただゲーム中のヒントはガイドブックの何ページにあるかのみなので、詰まってドツボにハマってしまう人もいると思います。
・独特のセンス
ぶっ飛んだキャラ達とぶっ飛んだ会話、誰もが聞いたことのある名曲のアレンジ、物だろうが人間だろうがジャックで繋げちゃう主人公。
更には朝から何度も空を飛んでる飛行機が爆発したり、ピンクのワニを追いかける少女がいたり中盤まではわけのわからない世界に魅了されてしまいます。
ゲームとして見ても主人公が出来ることは「走る、人や物にアクセスする、暗号を解く」のみしかありません。
戦闘はおろか、アイテムを使ったり会話中の選択肢なども一切なしです。
こんなゲーム性も良くも悪くもセンスなんでしょうね。
・DS版追加要素
クリア時間はやや詰まりながらで15時間弱ぐらいでしたが、DS版での追加要素のおかげでボリュームいっぱい楽しめました。
本編での暗号解きは30問ぐらいに対し、DS版で50問追加したのはなかなかですね。
例のガイドブックで解く暗号は少なめで、数学問題があるのは残念ですが達成率もあるので最後まで楽しめました。
万歩計の歩数で解禁要素があるのも◎
悪い所
・シナリオ
前作にあたる「シルバー事件」は未プレイですが、プレイしてもすべて理解するのは難しいとか、ますます混乱する場合もあるとのことなのでそれを前提にあえて酷評します。
いくらなんでもひどすぎます。
シナリオが悪いという以前に伏線だらけの内容なのに全く回収もされず、世界観や人の存在すら全く意味不明のまま終わります。
途中まではわけわからない世界にワクワク出来ても、結局なにも回収されないシナリオなら誰でも書けます。
脳内補完をプレイヤーに求めるというなら、そんな作家はいらないですね。
「俺って天才だろ?」という作り手の想いが気持ち悪くて仕方なかったです。
「探し屋」である主人公がテロリストの爆弾を探すという魅力的な導入部から物語が始まりますが、結局解決されないならそんなのはない方がいい。
シナリオなんて最初からあってないような、最後までぶっ飛んだ世界での暗号解きゲームだけで良かったと心から思います。
・操作性
ひたすら走らせるのがコンセプトにあるのに、その操作性が悪いのはどうかと。
道が真っ直ぐなのに真っ直ぐ走ってくれない、何もないところで引っ掛かって進まない、狭い場所では視点がめちゃくちゃになって逆方向に進むなど不快でした。
ワープなどを無しにしたのはわざとなので理解しますが、それならせめて気持ちよく走らせて欲しかったところです。
ちなみにすべての操作をタッチペンでも可能ですが、それでもパッド操作の方がまだマシです。
総評
メインである暗号解きは最高、シナリオは史上最低というなんとも珍しくて評価しづらいゲームでした。
しかもその暗号解きに関しても説明しづらい上に、万人受けするとも思えないのでどんな人に薦めればいいのやら(笑)
人によって評価があまりにバラバラなだけに、その評価を見てでもあえてやってみたいと思った人こそハマれるかもしれませんね。
ちなみに昔にkiller7もやりましたが、こちらはめちゃくちゃハマったので、なんだかんだ言って須田ゲーにはハメられる傾向にあるようです。





