本書の大きな主張は主に2つで、「消費者は物ではなく物語を買っている」「ニーズではなくウォンツ」、ともに非常に鋭い指摘です。
現在では「how to sayよりwhat to say」など色々な言い方をされていますが、消費者の購買行動の変化を巧くとらえた名書です。
事例も多く、マーケティング会社の方はもちろんのこと、メーカーの方や消費者としても参考になる本かと思います。
構成も緻密に練られており、飽きさせないための閑話なども面白いです。
マーケティングは「嘘」を語れ!―顧客の心をつかむストーリーテリングの極意 (日本語) 単行本 – 2006/2/1
セス ゴーディン
(著)
著者の作品一覧、著者略歴や口コミなどをご覧いただけます
この著者の 検索結果 を表示
あなたは著者ですか?
著者セントラルはこちら
|
-
本の長さ258ページ
-
言語日本語
-
出版社ダイヤモンド社
-
発売日2006/2/1
-
ISBN-104478502641
-
ISBN-13978-4478502648
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
- 「紫の牛」を売れ!単行本
- セス・ゴーディンの出し抜く力: 先がわかる人は、何を見ているか (単行本)単行本
- THIS IS MARKETING ディスイズマーケティング 市場を動かす単行本(ソフトカバー)
- WHYから始めよ! インスパイア型リーダーはここが違うサイモン・シネック単行本
- SHOE DOG(シュードッグ)フィル・ナイト単行本
- ビジネスモデル・ジェネレーション ビジネスモデル設計書アレックス・オスターワルダー大型本
この商品を買った人はこんな商品も買っています
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
- 【Amazon.co.jp 限定】 売れるコピーライティング単語帖 探しているフレーズが必ず見つかる言葉のアイデア2000 (特典:ふとした瞬間、コピーが降りてくる「言葉のアイデア壁紙」)単行本(ソフトカバー)
- THIS IS MARKETING ディスイズマーケティング 市場を動かす単行本(ソフトカバー)
- 新装版「分かりやすい表現」の技術 意図を正しく伝えるための16のルール単行本(ソフトカバー)
- WHYから始めよ! インスパイア型リーダーはここが違うサイモン・シネック単行本
- 伝説のコピーライティング実践バイブル―史上最も売れる言葉を生み出した男の成功事例269単行本(ソフトカバー)
- 新訳 ハイパワー・マーケティング あなたのビジネスを加速させる「力」の見つけ方単行本
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
Kindle化リクエスト
このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。
Kindle をお持ちでない場合、Get your Kindle here Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。
Kindle をお持ちでない場合、Get your Kindle here Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
読者に真実を告げるつもりはない。代わりに、私は一つの物語を語ろうと思う。なぜマーケターは、事実だけを伝えようとする努力をすべてやめなければならないのか、なぜ、人々が信じているものに注目し、彼らの世界観を拡大するような物語を語っていかなければならないのか…そういう話である。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ゴーディン,セス
世界的なベストセラーの著者で、米マーケティング界のカリスマ的存在。スタンフォード・ビジネススクールでMBA取得し、学生時代に従業員400名の学生企業を起こす根っからの起業家で、卒業後はスピネーカーソフトウェア社でブランド・マネジャーとして活躍。その後、インターネット上の懸賞システムを提供するヨーヨーダイン社を設立し、ユーザーとの関係づくりにおいて「パーミションマーケティング」を提唱した。98年に同社をヤフーに売却し、ヤフーのマーケティング担当副社長を務めた
沢崎/冬日
株式会社エァクレーレンにて翻訳に従事。東京大学文学部卒業。経済、経営、国際政治などの分野を中心に活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
世界的なベストセラーの著者で、米マーケティング界のカリスマ的存在。スタンフォード・ビジネススクールでMBA取得し、学生時代に従業員400名の学生企業を起こす根っからの起業家で、卒業後はスピネーカーソフトウェア社でブランド・マネジャーとして活躍。その後、インターネット上の懸賞システムを提供するヨーヨーダイン社を設立し、ユーザーとの関係づくりにおいて「パーミションマーケティング」を提唱した。98年に同社をヤフーに売却し、ヤフーのマーケティング担当副社長を務めた
沢崎/冬日
株式会社エァクレーレンにて翻訳に従事。東京大学文学部卒業。経済、経営、国際政治などの分野を中心に活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : ダイヤモンド社 (2006/2/1)
- 発売日 : 2006/2/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 258ページ
- ISBN-10 : 4478502641
- ISBN-13 : 978-4478502648
-
Amazon 売れ筋ランキング:
- 149,197位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 433位マーケティング・セールス一般関連書籍
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.1
星5つ中の4.1
8 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2012年9月23日に日本でレビュー済み
違反を報告
Amazonで購入
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2012年7月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
顧客のニーズにだけフォーカスしている間は、売れそうなモノを
見つけることは出来ても、実際に売ることは難しい。
モノを売るには顧客のニーズより、そのウォンツを捉え、そこに
効果的に影響を与える術を知らなければならない。
今、顧客は煽るばかりのコピー・ライティングに皆ヘキヘキしている。
確かに、コピーライティングの全盛期なのだが、結局どれもこれも
胡散臭くなってきている現実が、そこに存在する。
そして、今この本で語られている物語マーケティングが改めて注目を
集めている。
見つけることは出来ても、実際に売ることは難しい。
モノを売るには顧客のニーズより、そのウォンツを捉え、そこに
効果的に影響を与える術を知らなければならない。
今、顧客は煽るばかりのコピー・ライティングに皆ヘキヘキしている。
確かに、コピーライティングの全盛期なのだが、結局どれもこれも
胡散臭くなってきている現実が、そこに存在する。
そして、今この本で語られている物語マーケティングが改めて注目を
集めている。
2007年8月9日に日本でレビュー済み
「自社の製品が高い価値を持っている(と思っている)からといってその
製品が顧客や市場に受け入れられるとは限らない。製品の属性(事実)だけ
を伝えても購買行動に結びつくとは限らない」という仮説が成り立つとした
とき、顧客(消費者)の側の認識の枠組み(世界観)に立ったマーケティン
グを行えば成功のチャンスがある」ということがテーマです。
では「消費者の世界観に立つ」というのは具体的にどのように考えるのか
ということを実際の例を挙げながら平易に説明してゆきます。いわゆる
「物語法(ナレーティブメソッド)」の背景や具体例について多くのページ
が割かれています。
人の心に立ち入ったマーケティング手法なので、別の見方をすればそれは
人の心の働きの特徴に関する「心理学」的な内容でもあります。そいうった
読み方、楽しみ方もできると思います。
ただ、書かれていることはなるほど言われるとおりかもしれないと納得
できる部分が多いのですが、ではこれは果たして「新しい」マーケティング
手法なのかと考えてみると、やや疑問です。よい製品は、自然に人の生活の
中に取り入れられ「物語」になっていることが多いと思うし、ダメな製品に
いくら物語りを付けたところで、それはそのとおりの満足した利用シーンに
はならないのではないかと思えるからです
そんなことをいろいろ考えさせられたという点で、大変意義深い1冊に
なりました。
製品が顧客や市場に受け入れられるとは限らない。製品の属性(事実)だけ
を伝えても購買行動に結びつくとは限らない」という仮説が成り立つとした
とき、顧客(消費者)の側の認識の枠組み(世界観)に立ったマーケティン
グを行えば成功のチャンスがある」ということがテーマです。
では「消費者の世界観に立つ」というのは具体的にどのように考えるのか
ということを実際の例を挙げながら平易に説明してゆきます。いわゆる
「物語法(ナレーティブメソッド)」の背景や具体例について多くのページ
が割かれています。
人の心に立ち入ったマーケティング手法なので、別の見方をすればそれは
人の心の働きの特徴に関する「心理学」的な内容でもあります。そいうった
読み方、楽しみ方もできると思います。
ただ、書かれていることはなるほど言われるとおりかもしれないと納得
できる部分が多いのですが、ではこれは果たして「新しい」マーケティング
手法なのかと考えてみると、やや疑問です。よい製品は、自然に人の生活の
中に取り入れられ「物語」になっていることが多いと思うし、ダメな製品に
いくら物語りを付けたところで、それはそのとおりの満足した利用シーンに
はならないのではないかと思えるからです
そんなことをいろいろ考えさせられたという点で、大変意義深い1冊に
なりました。
2010年6月1日に日本でレビュー済み
日本でも高度成長期のころは、競合より優れたモノを作って在庫を切らさず販売していれば何の問題もありませんでした。あらゆる商品が世界で最も生産コストの安いところで生産され、ITの発達で部屋にいながらにして世界中のモノが買える時代が来るとは誰が予想したでしょう。日本に関していえば製品が店に溢れ、必要なものは何でも手に入ります。日本人はニーズを満たすという理由でモノ購入することはなくなってしまったのではないでしょうか。
モノが溢れる以前であれば自社の製品が競合に比べて少し優れていることを合理的に説得すればよかったのかもしれません。本書ではモノが購入されるには感情的なウォンツを呼び起こさなければ消費者から選ばれることは難しいといっています。まず消費者に製品について聞いてもらわなければなりませんが、モノと同じく情報も溢れかえっているため聞いてもらうことさえできません。著者は単純なメッセージより製品についての物語を語るほうが効果的だといいます。
確かに物語は合理的な説得より強力なツールだといえます。物語を語るにあったってはより、過激でホンモノでなければなりません。つまり、消費者が自分に嘘をついて満足するような物語をつくることが売る側にとっての必須条件になっているのでしょう。既に目の前の商品より物語にお金を払わせる戦略をとっている優れた売り手は少なくありません。あなたの売らなければならないモノが何であれ、そこに物語(ストーリー)がなければ消費者から選ばれることはない時代に突入したことを本書で実感しました。
モノが溢れる以前であれば自社の製品が競合に比べて少し優れていることを合理的に説得すればよかったのかもしれません。本書ではモノが購入されるには感情的なウォンツを呼び起こさなければ消費者から選ばれることは難しいといっています。まず消費者に製品について聞いてもらわなければなりませんが、モノと同じく情報も溢れかえっているため聞いてもらうことさえできません。著者は単純なメッセージより製品についての物語を語るほうが効果的だといいます。
確かに物語は合理的な説得より強力なツールだといえます。物語を語るにあったってはより、過激でホンモノでなければなりません。つまり、消費者が自分に嘘をついて満足するような物語をつくることが売る側にとっての必須条件になっているのでしょう。既に目の前の商品より物語にお金を払わせる戦略をとっている優れた売り手は少なくありません。あなたの売らなければならないモノが何であれ、そこに物語(ストーリー)がなければ消費者から選ばれることはない時代に突入したことを本書で実感しました。
2006年6月8日に日本でレビュー済み
マーケティングが及ぼす社会的影響力について記載されている箇所がありますが、「倫理をもってウソをつけ、さもなくば市場から撤退せざるを得なくなる。」という部分については今の日本のIT企業にも当てはまるべきところだと思います。
全体的に今までのセスさんの書籍と同じく、新しい手法&その例が記載されています。マーケターや中小企業がシリーズを通して読むべき著者の本だと思います。
鮮度が大事であること、過去の本から「マーティングの歴史」を学習して、新たな手法の構築に使用できると思います。(←日本人には無理か?原著が発売されて、それらが邦訳される前にそれらを使うほうが日本人らしいかも)
全体的に今までのセスさんの書籍と同じく、新しい手法&その例が記載されています。マーケターや中小企業がシリーズを通して読むべき著者の本だと思います。
鮮度が大事であること、過去の本から「マーティングの歴史」を学習して、新たな手法の構築に使用できると思います。(←日本人には無理か?原著が発売されて、それらが邦訳される前にそれらを使うほうが日本人らしいかも)