奥付のあとに数ページあったのは書き下ろしなのでしょうか?それとも演出?
切なすぎて涙が出てきました。
「オトメの帝国」から入ったのですが、その作者さんは心理描写が尋常じゃないというか、女子高生を体験したことがあるんじゃないかって思ってしまいます。
マルスのキス (PIANISSIMO COMICS) (日本語) コミック – 2008/2/1
岸 虎次郎
(著)
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本の長さ166ページ
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言語日本語
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出版社ポプラ社
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発売日2008/2/1
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ISBN-104591101789
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ISBN-13978-4591101780
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.5
星5つ中の4.5
26 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年1月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
正直、購入の動機はもう少し俗なものでした。ありきたりな成年漫画かな・・・みたいな。
でも、これはそういうジャンルではありませんでした。その意味からの期待ははずれました。
それなのに、これはきわめて珍しいことですが、後悔させませんでした。
この作品は、漫画という表現媒体が到達しうる一つの高みの姿を見せてくれる、希有の作品の一つだと思います。
作画の抒景性、そして作品が伝えようとするメッセージが、純化した形で両立する・・・それはもはや、漫画というよりは文学とでもいえそうな感じなのですが、購入の動機となっていた俗っぽい関心すらもどこかに吹き飛ばすほどの魅力があります。しかもそんな心地よい読書体験を、文学よりも手軽に提供してくれるのですから、ますます一読をお薦めしたくなります。
かたや思春期の少女たちの揺れ動くこころ、かたや午後の静謐(せいひつ)にしずむ図書室の一隅・・・。そのコントラストが、作品になんともいえない浮遊感を醸し出しています。
甘酸っぱさと爽やかさを余韻に残す読後感もすばらしい・・・。
やはりこれは、漫画による青春文学だと思います。
でも、これはそういうジャンルではありませんでした。その意味からの期待ははずれました。
それなのに、これはきわめて珍しいことですが、後悔させませんでした。
この作品は、漫画という表現媒体が到達しうる一つの高みの姿を見せてくれる、希有の作品の一つだと思います。
作画の抒景性、そして作品が伝えようとするメッセージが、純化した形で両立する・・・それはもはや、漫画というよりは文学とでもいえそうな感じなのですが、購入の動機となっていた俗っぽい関心すらもどこかに吹き飛ばすほどの魅力があります。しかもそんな心地よい読書体験を、文学よりも手軽に提供してくれるのですから、ますます一読をお薦めしたくなります。
かたや思春期の少女たちの揺れ動くこころ、かたや午後の静謐(せいひつ)にしずむ図書室の一隅・・・。そのコントラストが、作品になんともいえない浮遊感を醸し出しています。
甘酸っぱさと爽やかさを余韻に残す読後感もすばらしい・・・。
やはりこれは、漫画による青春文学だと思います。
2008年6月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
リアル寄りでエロさを感じさせる作風、肉感的な絵。
失礼ながらこの作者がここまで精神的に美しい百合話を描くとは
思っておらず、予想を遥かに上回る出来だった。
自らの小説を漫画化しているためか、細部に渡るまでストーリーが
練り込まれており、登場人物の感情の動きも自然。
ダラダラとした余計な要素も無く、また話の終わり方がさりげなくも
綺麗で、一冊の作品としての完成度が非常に高い。
おかげで読み始めたら一息に最後までページをめくり続けてしまった。
百合というとほんわかしたキレイキレイな話か、リアルでドロドロ
した話かという印象だったが、リアルでありながら美しいこの作品は
読みごたえも、読後感も抜群。お勧め。
失礼ながらこの作者がここまで精神的に美しい百合話を描くとは
思っておらず、予想を遥かに上回る出来だった。
自らの小説を漫画化しているためか、細部に渡るまでストーリーが
練り込まれており、登場人物の感情の動きも自然。
ダラダラとした余計な要素も無く、また話の終わり方がさりげなくも
綺麗で、一冊の作品としての完成度が非常に高い。
おかげで読み始めたら一息に最後までページをめくり続けてしまった。
百合というとほんわかしたキレイキレイな話か、リアルでドロドロ
した話かという印象だったが、リアルでありながら美しいこの作品は
読みごたえも、読後感も抜群。お勧め。
2012年7月29日に日本でレビュー済み
今まで百合作品に触れたいと1mmも考えていなかった私が、
ひょんなきっかけて読むことになりました。
正直適当に流し読みしようと思っていたのですが、
作画面でも漫画としての出来の良さでも引き込まれました。
最終的には「この作品に出会えて良かった」と心底思えるような大切な作品になっていました。
時折読んではその度に涙しています。
まず、絵が非常に上手いです。デッサン力は勿論
人物の表情や女体の魅力が存分に表現されていると思います。それでいて品がいい。
漫画としての出来の良さも申し分ないです。
1冊で完結する短編であるにも関わらず、物足りなさを全く感じさせない心に残る作品です。
構成のチョイスが大成功しているのだと思います。
読了後の感覚は良い映画を一本見たかのようです。
なかなかこの感覚を味わさせてくれる漫画はあるようで無いです。
またこう言っては失礼かもしれませんが、作者が男性で題材が百合であるにも関わらず
色眼鏡感や下劣さ、軽率な捉え方や悪意等を全く感じさせない作品である事に驚きました。
「女性そのもの」や「百合という関係性」に対する
作者からの配慮や優しい眼差しが作品全体から感じられる気がします。
「マルスのキスとは作風が違う」と言われてるみたいですが、この作者の視線は
現在連載中の「オトメの帝国」からも醸しだされてるのでそちらもオススメですよ。
(あっちは確かに文学的雰囲気より百合萌え&女体萌えが強いので合わない人には合わなそうですが…)
私は依然百合というカテゴリ自体には興味がないものの、この作者さんのファンにはなりました。
ひょんなきっかけて読むことになりました。
正直適当に流し読みしようと思っていたのですが、
作画面でも漫画としての出来の良さでも引き込まれました。
最終的には「この作品に出会えて良かった」と心底思えるような大切な作品になっていました。
時折読んではその度に涙しています。
まず、絵が非常に上手いです。デッサン力は勿論
人物の表情や女体の魅力が存分に表現されていると思います。それでいて品がいい。
漫画としての出来の良さも申し分ないです。
1冊で完結する短編であるにも関わらず、物足りなさを全く感じさせない心に残る作品です。
構成のチョイスが大成功しているのだと思います。
読了後の感覚は良い映画を一本見たかのようです。
なかなかこの感覚を味わさせてくれる漫画はあるようで無いです。
またこう言っては失礼かもしれませんが、作者が男性で題材が百合であるにも関わらず
色眼鏡感や下劣さ、軽率な捉え方や悪意等を全く感じさせない作品である事に驚きました。
「女性そのもの」や「百合という関係性」に対する
作者からの配慮や優しい眼差しが作品全体から感じられる気がします。
「マルスのキスとは作風が違う」と言われてるみたいですが、この作者の視線は
現在連載中の「オトメの帝国」からも醸しだされてるのでそちらもオススメですよ。
(あっちは確かに文学的雰囲気より百合萌え&女体萌えが強いので合わない人には合わなそうですが…)
私は依然百合というカテゴリ自体には興味がないものの、この作者さんのファンにはなりました。
2008年6月15日に日本でレビュー済み
タイトル通り、どちらかというと「リアル百合」です。
そのテイストは、結末にも多少影響してきます。
(もちろんそれ以上は言いませんが)
読んでいて、名作『blue』を思い出しました。
最近は「とにかく女同志をくっつけとけば百合なんだろ」
的なショーモなひ作品が多いと思います。
この作品はそれらの作品とは趣がことなっています。
もちろん百合作品なので、女の子が同姓を好きになる、という
基本要素は変わりませんが、それにプラスされて、
「似たもの同士が仲良くなる過程」
言い換えると「心の交流」を描いています。
この「似たもの同志」は、互いに心の根元に抱えている
感情や悩みがとてもよく似ていて、それに気づくと、
すぐに親友になります。親友同志なので、すごく仲が良いのです。
大好きなのです。互いに互いを必要としているわけです。
そして、そこにある親友としての「大好き」が、
恋愛としての「大好き」になってしまうことは、
十分ありえる話なのではないかな。
と僕は思います。
えっと・・・まあ、そういう内容の話です。
そのテイストは、結末にも多少影響してきます。
(もちろんそれ以上は言いませんが)
読んでいて、名作『blue』を思い出しました。
最近は「とにかく女同志をくっつけとけば百合なんだろ」
的なショーモなひ作品が多いと思います。
この作品はそれらの作品とは趣がことなっています。
もちろん百合作品なので、女の子が同姓を好きになる、という
基本要素は変わりませんが、それにプラスされて、
「似たもの同士が仲良くなる過程」
言い換えると「心の交流」を描いています。
この「似たもの同志」は、互いに心の根元に抱えている
感情や悩みがとてもよく似ていて、それに気づくと、
すぐに親友になります。親友同志なので、すごく仲が良いのです。
大好きなのです。互いに互いを必要としているわけです。
そして、そこにある親友としての「大好き」が、
恋愛としての「大好き」になってしまうことは、
十分ありえる話なのではないかな。
と僕は思います。
えっと・・・まあ、そういう内容の話です。